思いやりという言葉は当たり前のように使われています。
しかし、思いやりって人に対して優しくする事じゃないの?と思っている人が多いようです。
間違ってはいませんが、思いやりの意味は他にもいろいろあります。
今現在思いやりをもっている人間はどのくらいいるでしょうか?
近年人を無差別に襲い殺傷している事件が増えいます。
怨恨などもありますが、ほとんどが顔や素性を知らない相手を適当に選んで傷付ける事件が多いですよね。
全員ではありませんが、いつ誰がどこでどんな時背後から狙われるか分かったものではありません。
思いやりが減少している世の中だからこそ、思いやりをもってほしいですね。
思いやりの本当の意味ってなに?
本当の思いやりというのは、他者を思いやる気持ちがあるかどうかです。
誰彼つけ適当に思いやりを持っていればいいというものではありません。
他者に対して気配りが出来るかどうか、それが重要になります。
思いやりの意味をちゃんと理解できていない人も多いと思いますので、正しい意味を知っておきましょう。
「思いやり」の意味
思いやりというのは他者の気持ちを考えて気を配る、相手の気持ちを考えて気遣いをするという意味になります。
類義語として使われるのが気遣い、思慮、気配り、心遣いですね。
思いやりを持てという言葉を日常生活でも言われる事は多いと思いますが、意味をちゃんを理解していないと行動しようがないでしょうね。
「思いやり」と「優しい」の違いは?
よく思いやりのある人と優しい人は一緒ではないのか?
という疑問を持つ人が多いようですが、実際には大きく異なります。
結構勘違いされる事が多く同じ意味だと思っている人がいますが、意味合いが違いますのでご注意下さい。
思いやりと優しさを履き違えてしまっていると、それは全くの別物になってしまうので凄くダサいですよ!
ただ思いやりと優しいはどちらも悪い意味ではありません。
目に見えるものの差ですね。
「優しい」は目に見える形で他者に働きかけること
優しいというのは相手に目に見える形で他者に働きかける事を指します。
相手にわかる範囲なので、認知されやすいのです。
例えばねぐせが酷いのを教えてあげたり、お茶を用意したりなどでしょうか。
基本的に優しいの場合は相手から見れば、してもらってありがとうと思うものもあるのですが、状況によっては余計なお世話や単なるおせっかいとしか思われないケースがあります。
当事者が良かれと思ってしているので、相手から見れば当事者のしている事は正しい訳ではないです。
全てにおいてですが、優しさというのは一歩間違えてしまうと相手から迷惑がられてしまうので微妙なラインかもしれません。
私の母は優しい人間ではありますが、その優しさは全て自己満足だったので、何度か迷惑した記憶があります。
こちらがいらないと言っているのに、やって当たり前みたいな所があるので凄く迷惑でした。
母世代ではこういうおせっかいを優しさと履き違えている人間もたくさんいるので困ったものです。
ただ相手に何かをしてあげた時に言うのが良くないと言っている訳ではないですよ。
仕事などの場合はこれしておいたという報告が必要になりますので、そういう場合優しさも必要だと思って下さい。
そういうケースは思いやりでやってもらった場合ありがたいのですが、どういう状況なのか全くわからないので反対に言ってもらわないと困るケースもあります。
プライベートはともかく、仕事でわざわざ何かをしたという報告は相手に認知してもらうのと、お互い協力しあってしないといけないので、多少なり優しさアピールはしないといけません。
結構優しさで動いている人間は、自分でも気がついていない内に損得勘定をしている可能性が高いです。
親世代の場合はおせっかいですが、自分の武勇伝がほしいがために他の人達に優しい部分をわざと見せつけるようにする人間がいます。
あんまりにもそうしていると、他者から優しさの押し売りだと思われてしまうでしょう。
「思いやり」は陰ながら密かに気を配ること
思いやりというのは優しさとは異なり、目に見えるものではありません。
意味としては陰ながら密かに気を配る事なので、相手から認知されにくいんですよ。
ただし目に見えてわかる優しさよりも、何も言わない思いやりの方がありがたいと思う事もあるものです。
優しさはまれになら良いのですが、あまりに自己主張が酷いとうっとうしいと思われてしまい、そんな優しさは迷惑だと思ってしまう事もあります。
しかし思いやりはあくまでも目に見えてわかるものではないので、相手からしても気づかない内にやってくれているので煩わしさは感じません。
思いやりと優しさの最大の違いは、見返りを求めるか求めないかの差でしょう。
優しさは相手に伝えて把握してもらう、思いやりは相手に言わないというものです。
思いやりの場合は相手に伝える事をしないので、分かりにくく感謝をされないので、人からすれば馬鹿らしいと思う人もいるようですね。
別に感謝なんてされる必要はありません。
自分が好きで相手のためにしている事ですし、気持ちを汲み取って行動する事が相手のためにもなります。
たまに何かしてあげて感謝されなかった、あの人に何かするのは馬鹿らしいと考えてしまうような人がいますが、そういう考えをしている人は思いやりがない人間に当てはまってしまうので注意して下さい。
感謝されるのが当たり前ではなく、相手のためを思って行動できるのが思いやりです。
思いやりがある人の行動
思いやりがある人の行動は、相手に対して優しく接する事が出来るかどうかですね。
自分の感情や自分優先で動いている人間ではありません。
当人にとっては別に他の人から思いやりのある人間と思われたい訳ではなく、他者に気が使えるかですね。
誰彼つけて思いやりを持つような人はうさんくさいと思いますが、相手に対して最低限の配慮が出来るかどうかでしょう。
相手の様子を心配して気遣う
ついこの前関西で大きな地震が起こりました。
私自身はたまたま家にいたため大丈夫でしたが、他県に住んでいる友達から気遣いの連絡をもらった時は凄く安心しましたね。
思いやりというのは、無条件に相手を心配できるかどうかです。
自分だけ心配してもらうのではなく、同じ状況の時相手の事も心配出来るかどうかが重要だと思って下さい。
私の友達が震源地近くに2人住んでいたので、反対に連絡をかけました。
一人は大丈夫でしたが、もう一人は地震が起こった時間帯に丁度電車に乗っていたそうです。
その子から安否の電話をもらった時、恐怖で泣いていました。
慌ててその子をなだめ落ち着かせはしましたが、こういう震災の時は本当に助け合いが必要だと思いましたね。
私は子供の頃震災の被害にあい、その恐怖を嫌ってほど身に染み付いています。
災害は大きなものなので規模が違うかもしれませんが、いざという時本当に相手の様子を心配して気遣えるかどうかというのは重要ですよ!
笑顔で接する
笑顔で接する事が出来る人間は、当たり前のように見えて当たり前ではありません。
表情って凄く重要ですよ。
笑顔がない人と接したいという人間はまずいないでしょう。
今現在仕事先のカフェで新人教育をしているのですが、接客対応に難のある子が数人います。
笑顔がない子や、緊張していて笑顔が堅くなってしまっていたり、お客さんと目線を合わせる事をしないスタッフもいました。
接客業など人に接する仕事って、思いやりがないと出来ない仕事ではないでしょうか?
笑顔がないと怖くて、その人に接客してほしいとは思えません。
その子達には注意をしてはいますが、現にお客さんからクレームが来そうになったりしていました。
人見知りの激しい人間は、自分から接する事は出来ないので笑顔が固くなっちゃう人多いんですよ。
目元と口元がちゃんと笑ってるかどうかで、全然違いますからね。
自分のマナーを気にして行動する
自分自身のマナーを気にして行動できる人間はあまりいません。
他者の行動には目は行くと思うのですが、自分の行動のアラに気がつく人ってそうそういないんですよね。
人から言われて初めて自分の行動に気がつく人はいるのですが、中々気がつけない人もいるんですよ。
自分が今人に対して不快な事をしていないかどうか、表情で気が付くしかないでしょう。
雰囲気や表情で相手は大体言ってくれる事もあります。
自分のマナーが本当に良いと思ってしまうと、人間は調子に乗ってしまうのでいつまでもいを付けて謙虚な気持ちでいた方が良いですよ。
時々自分自身を鏡で見ましょう。
鏡は真実を表すと言います。
ふとした時、自分の顔を見て下さい。
どんな印象を持ったかが重要になります。
自分にも他人にも気を遣う
自分にも他人にも気を遣う事が思いやりと言えます。
他人にはわかるけど、自分にも気を遣う必要なんてあるの?と思うかもしれませんが、自分自身に気を使わないと誰が気を遣ってくれるのでしょうか。
器用な人であれば自分の事も他人の事も気を遣う事は可能です。
しかし1つの事しか集中出来ない人間は、どちらか一方しか出来ません。
他人に気を使うあまり自分の事が見れていないという人、結構多いんですよ。
はっきり言いますが、これだと本末転倒にしかなりません。
自分の事だけ気を使えば良いというわけでもなく、ましてや他人の事ばかり気を使えば良いという訳でもありませんので、バランスよく気を遣わないといけないというのを頭においてほしいですね。
感情を思いやりでコントロールできる
感情というのはむき出しにしてはいけないものです。
男性は理性的なのである程度自制は利くのですが、女性は反対に感情的な本能を持っているので、状況によっては感情をコントロール出来ません。
女性の場合、一番感情をコントロールしなければいけないんですけどね。
実は家庭などで我慢してくれているのは、男性だという事をご存知でしょうか?
よく結婚したら愛情が冷めてしまうという人いると思います。
正確に言えば愛情がなくなった訳ではなく、落ち着いたに等しいと思って下さい。
結婚前は気持ちが盛り上がっているだけの状態なので、結婚後は家庭を持ち落ち着く人が多いのです。
恋人から家族に変わる瞬間ですね。
しかし家族に変わった瞬間、冷めてしまう事が多いのは男性ではなく女性なんですよ。
結婚後に旦那のだらしない格好を見たり、しょうもない事で怒ったりする人います。
そもそも結婚式を挙げた時に誓いの言葉を言っていませんでしたか?
病める時も健やかなる時も~とかいう誓いです。
あの場で適当にするのではなく、ちゃんと守りましょう。
一番思いやりを持たないといけないのは男性ではなく、女性だという自覚をお持ち下さい。
旦那が冷たい、旦那がああだという人間ほど、妻自身出来ていない事が多いんですよ。
思いやりがあれば家庭だけではなく、全ての事が円満に進みます。
相手にとってベストな行動をとる
相手にとってベストな行動をとるというのは、臨機応変に行動が出来るかどうかにも変わってきます。
先読みが出来るようになれば上手くは行きますよ。
基本的に行動さえできていれば何とでもなるものです。
相手にとってベストな行動は、相手の行動を普段からよく見ておく事でしょう。
困っている人がいたら自分の仕事を終わらせてから、助っ人に入るなどですね。
一番良いのは自分がしてもらって嬉しいと思う事をイメージしてみましょう。
自分だったらこういう時に助けてもらうと嬉しいという考えは結構持っていると思います。
特に忙しい時など、よく自分がもう一人いればありがたいのにと考える人って結構多いんです。
現実的に自分の分身を作る事は出来ませんが、いざという時他の人から助けてもらう事はあります。
反対に相手がそういう状態の時に助けてあげると良いですよ!
ただし行動はあっていたとしても、タイミングを間違えてしまうと相手の反感を買ってしまう事になりますのでご注意下さい。
これ結構難しいんですよ!
相手の事ばかりではなく自分の事もしないといけないので、相手のことばかり構いすぎるあまり、自分の仕事が出来ていない人はいます。
まずは相手の事よりも、自分の事を終わらせてから助けに入りましょう。
思いやりのある人になるためには?
思いやりのある人間になるには、相手に対しておせっかいを焼かない事ですね。
勘違いしないでほしいのは、おせっかいと思いやりは違います。
おせっかいというのは、自分の優しさを押し付けている行為です。
思いやりというのは相手の事を考え、自分より他者を優先する事を指します。
あとは悪い事をしないですね。
絶対にやってはいけないのが、陰口を言ってはいけません。
陰口は人から聞いても自分で言うのも良いものではないのです。
やっぱり印象が悪くなってしまいますからね。
相手の言動から気持ちを読み取るようになる
相手の言動を良く聞くというのは、相手の話を聞くことが大切となります。
結構相手の話を聞くのって難しいことなんですよ。
真意を読み取る必要があるのと、話を最後まで聞かないといけませんので難しいことなんですよね。
言わなくても気持ちを理解しろなんて事は出来ません。
相手と話す事で初めて気持ちを理解する事が出来るのです。
これは普段から色んな人と話す必要があります。
人によっては結構表情で表している事も多いので、わかりやすい人もいますね。
ただし表情が読めない人もいるので、雰囲気や言動で察するしかありません。
慣れてくれば会話から相手の心情を理解する事も出来ますし、理解能力が発達してくるものですよ。
自分より相手を優先すること
自分優先ばかりにしてしまうと、他人からは自分勝手な人間だと思われてしまうでしょう。
確かに人間という生き物は自分が一番大切な生き物です。
しかし自分一番な人間はどれもひどいとしか言いようがありません。
傲慢になって自分の事も他人の事もおろそかになってしまうからです。
自分より相手を優先するという事は正直中々出来ないですからね。
ただし勘違いしないでほしいのは、自己犠牲しろと言っているわけではないです。
自分の身を犠牲にしてまで相手に尽くすという人はいますが、それでは完全に自己満足でしかないと思って下さい。
自分より相手を優先するというのは、大した用事や急ぎの用事でなければ困っている相手を助けてあげてほしいです。
近年問題になりつつある、電車の優先座席問題がいい例かもしれません。
優先座席というのは病気の人やお年寄り、妊婦さんなど体が不自由な人等が優先的に座るものという認識を持っている人が多いでしょう。
しかし優先座席に座っている人は、みんな体の不自由そうな人ばかりでしょうか?
時々学生さんくらいの若い人が座っている事もありますよね。
見た目ではわかりにくいかもしれませんが、もしかしたら病気の可能性も考えられるかもしれません。
しかしそのほとんどは健康で座らなくてもいい人間も座っています。
ひどい人だと横柄な態度で席を譲れなんて人もいますからね。
譲り合いの精神ってこういう所から生まれるのです。
ただお年寄りの人でも自分をお年寄り扱いされたくないからと言って断る人がいるので、判断はちょっとむずかしいかもしれません。
そういう時は落ち込むかもしれませんが、別に気にする必要はないでしょう。
相手を観察する
まずは相手の行動パターンや性格を知りましょう。
思いやりというのは、相手の行動を知っておかないと出来ない行為です。
相手を観察する際、どういう行動をとっているかまた癖を知る事でちょっとしたものに気が付く事もあります。
思いやりというのは決して自分本位でやって良いものではないです。
自分本位でやってしまうと、それは優しさやおせっかいに変化してしまいますからね。
観察というのは簡単に聞こえるかもしれませんが、中々難しいものかもしれません。
ただ相手を見ていれば良いという訳でもなく、細かな所を言えばどういう時に相手は困っているか、またスムーズに作業が出来るのかを想定する必要があると考えてみましょう。
相手の行動を見て、もし自分だったらどういう事をしてもらったら嬉しいかをイメージすると上手く行きますよ。
自分本位かもしれませんが、どうしてもらったら良いかというイメージをする事は凄く重要な事です!
相手に対して良かれと思ってした事が、不必要だったというのはよくあります。
客観的に見てもし自分も同じ事をされたら…と考える事が出来れば、思いやりを持つ事が出来るようになるでしょう。
感謝の気持ちを述べる
思いやりというのは何も相手にしてもらってばかりではありません。
相手に何かをしてもらった時、感謝の気持ちを述べれるかどうかにもよります。
何かをしてもらった時お礼を言うのが当然とは言いませんが、少なくとも何かしてもらった時はお礼を言ってもらえたら嬉しいですよね。
反対にお礼を言わない人間についてどう思いますか?
少なくともいい気持ちにはなりませんし、この人のために何かをしてあげたいとは考えないでしょう。
お礼というのは1つのコミュニケーションでもあります。
通行人などの場合は言わない人ももちろんいますが、せめて自分だけは何かをしてもらった際お礼は言わないといけないという考えを頭に置いておきましょう。
ただしお礼というのは気持ちを込めないといけません。
当たり前のようにお礼を言えば良いという考え方だと、気持ちはこもらず流れ作業のようになってしまうものです。
常に他者に対して感謝の気持ちをもっていないといけないという考えは、こういうところから来ているという認識を持っておいて下さいね。
何かをしてもらって当たり前だという考えの人間には、思いやりの気持ちを持つ事はできません。
身近にいる存在、特に親兄弟に感謝の気持ちを持っていない人は多いです。
親兄弟は当たり前という考えは捨てて下さい。
感謝の気持ちを持つのであれば、一番身近にいる存在の事を軽視してはだめですよ!
陰で愚痴を言わない
陰で愚痴を絶対に言ってはいけません。
何故陰で愚痴を言ってはいけないかという事ですが、愚痴とはそもそも負のものだからです。
ごくたまになら良いかもしれませんが、愚痴は自分の悪い所をさらけ出してしまうので、他の人が聞いてても良い気はしないんですよ。
愚痴って人や何かの文句にしか聞こえないですからね。
聞く方もうんざりしてきます。
反対の立場から考えてみましょう。
もしあなた自身が他の人から愚痴の対象とされていた場合、いい気持ちになるでしょうか?
やっぱりなりませんし、言い方によっては傷つく事もあると思います。
自分がされて嫌な事を人にやってはだめですよ。
そもそも愚痴を言う人間は、文句ばっかり言って自分では何もしないし変わろうとしない人間だという認識を持たれてしまうでしょう。
思いやりのある人間は愚痴を言う事はありません。
相談などはする事はありますが、こういうのが嫌だ!という不満不平を漏らすような真似はしないです。
陰で愚痴などを言わないからこそ、思いやりの精神は育つと思って下さい。
1度思いやりのある人間と、陰で愚痴を言う人間の表情を観察してほしいです。
その人の精神というのは顔に現れるものですからね。
思いやりがない人の特徴
言い訳をする
言い訳をする人間って見苦しいと思いませんか?
原因は明らかに見えているのに、それでもあれやこれや言う人間ほどみっともないものはありません。
何故言い訳をするのか?
人間という生き物は自分の非を認める事が出来ない生き物です。
素直に自分の非を認めるのはかなり勇気がいる事かもしれませんが、自分の非を認めないのは自分は正しいと思っている証拠だと思って下さい。
よく同じ事を何度も言って失敗してしまう人っていますよね。
それは自分のやり方が正しいと思っているからなのです。
人に言われるのがバカバカしいと思ってしまったり、自分の方がもっと上手く出来ると考えてしまっているので上手くいかないんですよ。
言い訳をする人間の最大の特徴は、プライドが高い人間が多いと思って下さい。
プライドが高くない人間は、自分の非を認め同じ事をしないように解決策を見つけて行く事をします。
言い訳をしても何も始まりませんし、むしろ格好が悪いだけです。
しかも言い訳をする人間の多くは、他者に失敗をなすりつけてやりたいと考えてるというのもあります。
言い訳をするというのは自分が嫌な事から逃げたいと考えている証拠でもあり、酷い場合は他者に責任を押し付けてしまう人もいるのです。
他者に失敗を押し付けてしまえば自分は怒られる事もないですし、相手が怒られて自分の方には目が行かなくなりますからね。
そんな人間には思いやりも優しさすらありません。
余裕がない
余裕がない人間ほど見苦しいものはありません。
人間は常に余裕を持って行動をしないと、焦ったり怒りっぽくなってしまうので、周りの人に気を使う事は出来ないのです。
余裕のない状況というのは必ずあるものですが、常に先を想定して余裕を持つようにしましょう。
焦っていると人は判断が上手く出来なくなってしまい、他者に対して攻撃的になってしまうのです。
先日私自身も年下の子に対して余裕のない時に対応してしまった事があり、その場で泣かれてしまいました。
その時は私も何度も同じ事をしているという考えが頭にあり、その子に対して優しく諭す事が出来ませんでしたね。
今考えるととても思いやりがなく、自己中心的で嫌な思いをさせてしまったと考えています。
自己愛が強すぎる
自己愛が強すぎる人間は、時に他の人間に嫌な思いをさせます。
ナルシストというほどではないかもしれませんが、自己愛があまりにも強すぎてしまうと、人間は他の事などどうでもよくなってしまうのです。
自分中心に考えてしまうと、周りの事が見えなくなってしまい正常な判断が出来ないと思っておいて下さい。
先日災害が起こった時、バイト先のカフェを早めに閉めようという話が出ました。
余震が来るかもしれないという事だったので、もしなんかあった場合は怖かったのでオーナーに相談しました。
ただオーナーから何とかならないのか?と言われましたが、正社員が誰もいない状態だったので無理ですとはこたえたのですがかなり渋られたそうです。
オーナー的には売上が大事かもしれませんが、働いている人間からすれば凄く感じは悪く自己愛が強すぎて嫌なヤツだと誰もが思いましたね。
人間というのはいざという時、本性が出るものです。
優しさよりも思いやり
優しさよりも思いやりのある行動が出来れば、それは素晴らしい事です。
しかし思いやりを持つというのは、そんな1ヶ月や2ヶ月単位で出来るものではありません。
常日頃から気をつける事が大切なので、長い目を見て思いやりの精神を養わなければ難しいですね。
ですが思いやりを持つ事はどんな人にでも出来ます。
自分には思いやりなんてないと落ち込む人もいるかもしれませんが、思いやりなんてないという考え方は単なる思い込みに過ぎません。
やろうと思えば誰にだって出来ますし、今からでも行動を変える事は出来ます。
最初は上手く行かなくても徐々に相手の気持ちを理解していけば良いだけの話です。
少なくとも愚痴を言ったり、言い訳ばかりしたり、口先だけの人間なんかよりはずっと良いですよ!
思いやりが少しでもあれば、世の中は大きく変わります。
自分中心に物事を考えたり他者の幸せを妬むのではなく、反対に他者に思いやりの気持ちを持つ事が出来れば自分も幸せになるものです。