自分より相手を優先するというのは、大した用事や急ぎの用事でなければ困っている相手を助けてあげてほしいです。
近年問題になりつつある、電車の優先座席問題がいい例かもしれません。
優先座席というのは病気の人やお年寄り、妊婦さんなど体が不自由な人等が優先的に座るものという認識を持っている人が多いでしょう。
しかし優先座席に座っている人は、みんな体の不自由そうな人ばかりでしょうか?
時々学生さんくらいの若い人が座っている事もありますよね。
見た目ではわかりにくいかもしれませんが、もしかしたら病気の可能性も考えられるかもしれません。
しかしそのほとんどは健康で座らなくてもいい人間も座っています。
ひどい人だと横柄な態度で席を譲れなんて人もいますからね。
譲り合いの精神ってこういう所から生まれるのです。
ただお年寄りの人でも自分をお年寄り扱いされたくないからと言って断る人がいるので、判断はちょっとむずかしいかもしれません。
そういう時は落ち込むかもしれませんが、別に気にする必要はないでしょう。
相手を観察する
まずは相手の行動パターンや性格を知りましょう。
思いやりというのは、相手の行動を知っておかないと出来ない行為です。
相手を観察する際、どういう行動をとっているかまた癖を知る事でちょっとしたものに気が付く事もあります。
思いやりというのは決して自分本位でやって良いものではないです。
自分本位でやってしまうと、それは優しさやおせっかいに変化してしまいますからね。
観察というのは簡単に聞こえるかもしれませんが、中々難しいものかもしれません。
ただ相手を見ていれば良いという訳でもなく、細かな所を言えばどういう時に相手は困っているか、またスムーズに作業が出来るのかを想定する必要があると考えてみましょう。
相手の行動を見て、もし自分だったらどういう事をしてもらったら嬉しいかをイメージすると上手く行きますよ。
自分本位かもしれませんが、どうしてもらったら良いかというイメージをする事は凄く重要な事です!
相手に対して良かれと思ってした事が、不必要だったというのはよくあります。
客観的に見てもし自分も同じ事をされたら…と考える事が出来れば、思いやりを持つ事が出来るようになるでしょう。
感謝の気持ちを述べる
思いやりというのは何も相手にしてもらってばかりではありません。
相手に何かをしてもらった時、感謝の気持ちを述べれるかどうかにもよります。
何かをしてもらった時お礼を言うのが当然とは言いませんが、少なくとも何かしてもらった時はお礼を言ってもらえたら嬉しいですよね。
反対にお礼を言わない人間についてどう思いますか?
少なくともいい気持ちにはなりませんし、この人のために何かをしてあげたいとは考えないでしょう。
お礼というのは1つのコミュニケーションでもあります。
通行人などの場合は言わない人ももちろんいますが、せめて自分だけは何かをしてもらった際お礼は言わないといけないという考えを頭に置いておきましょう。
ただしお礼というのは気持ちを込めないといけません。
当たり前のようにお礼を言えば良いという考え方だと、気持ちはこもらず流れ作業のようになってしまうものです。
常に他者に対して感謝の気持ちをもっていないといけないという考えは、こういうところから来ているという認識を持っておいて下さいね。
何かをしてもらって当たり前だという考えの人間には、思いやりの気持ちを持つ事はできません。
身近にいる存在、特に親兄弟に感謝の気持ちを持っていない人は多いです。
親兄弟は当たり前という考えは捨てて下さい。
感謝の気持ちを持つのであれば、一番身近にいる存在の事を軽視してはだめですよ!
陰で愚痴を言わない
陰で愚痴を絶対に言ってはいけません。