一生懸命に一言一句を書き込んでいる人を見かけますが、書くことに必死で余計な先生の冗談話まで書き込んでしまうこともあるようです。
それでは疲れるだけで、速く全てを書き込むことが重要ではないことを知ることです。
左上に「キュー」
次は左上の「キュー」というスペースです。
ここには、講義が終わった直後とか、できるだけ早めに記憶がまだ新しい段階で書いていくスペースなのです。
コーネルメソッドノートの重要な部分なのです。
講義が終わってできるだけすぐに書き込むことが有効なのです。
何を書くかと言うと、講義の話の中で特に重要だと思われる部分のキーワードや、他の話と連動していたり関連づけられる場合などはその関連性など、後になって理解しやすいようにキーワードを書いておくのです。
主な考え
この「キュー」のスペースには、ノートに書いている講義や会議の話を要約するような、あるいはひと言で分かるようなキーワードを書いていきます。
それも、話の内容を箇条書きにした同じ高さの横に書き込むのです。
右のノートの内容と合致したキーワードを、左のスペースに書き込むのです。
右の文章を読めば、左のキーワードと連動するように並べるのです。
こうすることによって、全体の話の流れや要点を把握することができて、もしも疑問点や問題の箇所があると、容易に整理できるという特徴があるのです。
そして、「キュー」の項目にサッと目を通して行くだけで話の流れが理解できて、疑問点や問題点も分かりやすいのです。
講義や面談の話の内容が、早送りされているように理解できるのです。
この目的で「キュー」は利用されるのです。
学習のヒント
「キュー」の内容を目でサッと追うと、話の要点が理解しやすいことと共に、そこにどのような問題点が隠れているか、自分としてはこれから何を学んでいけばよいのかが、自ずと見えてくるのです。
これから学ぶ学習のヒントが隠れているのです。
図式
速く理解するためには、文字よりも図式で描いておく方が良い時もあります。
いくつかの項目や事象が関連付けられる時とか、言葉では複雑でニュアンスがハッキリしない時には、図式でまとめることもお勧めします。
こうすることによって、ダラダラと文字を並べるよりも図式を見る方が一発で理解できる時があるからです。
キレイに描かなくても構いません。
右側の文章の意味が瞬時に理解できるような図式でいいのです。
キレイに描くよりも、理解できるようにまとめるのです。
いろんなキーワードを関連付ける時にも有効です。
色を付けてさらに区別しやすいようにまとめても構いません。
ルールはありません。
あくまでも自分で理解できるスタイルで良いのです。
瞬時に理解できるようにまとめておくのが「キュー」の目的なのです。
下は「サマリー」
「キュー」をまとめる時に、同時に「サマリー」もまとめておくのがいいと思います。
講義や会談の中の話の内容を書いたのが「ノート」の部分で、その横にそれらの話のまとめをキーワードや図式で書いたものが「キュー」です。
この「キュー」をまとめる時に、頭の中を整理しているはずです。
話の内容が網羅されているはずです。
そして、最後にこの下のスペース「サマリー」には、話の内容をなるべく簡潔に、しかも過不足なく情報を盛り込むのです。
情報を過不足なく簡潔にまとめるには、先ほどの「キュー」を並べる時に、漏れがないか、重要なことを忘れていないかとチェックが必要です。
そして、それらが頭の中で整理できていれば、その講義の整理が完了していることになるのです。