授業やビジネスの打ち合わせの時に、先生や相手が話したことをノートに書き込む方法は、人によって様々です。
聞いたことを忘れないようにメモを取る時も、メモ帳に素早くキーワードだけを書いておく人、イラストを描いて視覚で記憶しておこうとする人など、個性にあふれています。
授業の後で授業内容を仲間と確認し合う時など、誰かのノートを見た時に細かい字でびっしりと書き込んであったり、箇条書きにして重要と思われるところをいろんな色のサインペンで囲んでいたりと、特徴があっておもしろいと感じたことを記憶しています。
ノートの取り方も個性に溢れているのです。
しかし、その授業のポイントというところを、以下に整理して書いているかが重要です。
教授によっては、黒板を使わずにスライドで解説することが多いので、「ここが大事なところだから覚えておくように」などと強調する時には、そこの場面と解説を素早くメモルのです。
授業も後半になると集中力も低下するし、ノートに書くスピードも低下していきます。
指が疲れてしまうのです。
そこで、そんな授業では、記述するのが得意な学生は重宝されるのです。
中にはその内容を見せてもらってもほとんど読めないような、文字というよりは速記の文字のようにも見えたのでした。
見ても分からないので、書いた本人に確認すると、スラスラと読めることにもまた驚いたことがあります。
でもこれは、単に記述するという技ですが、もっと分かりやすくて後で見やすい、そして理解しやすい、しかも次に何を考えればよいかというアイデアを導き出すようなノートの書き方があるそうです。
授業やビジネスの世界でも活用できる「コーネルメソッドノート」とはどのような内容のものか調べてみました。
勉強やビジネスで使えメソる「コーネルメソッドノート」とは?
このような便利なノートのとり方は、米国のコーネル大学の学生のために考案された方法のようです。
考案者は「WalterPauk」という人で、ノートにまず2本の線を引きます。
まずは底辺から2インチ(約5cm)の高さに横線を引きます。
この横線の上に、左端から2.5インチ(6.35cm)の幅で直角に縦線を引くのです。
すると、ノートは三つのスペースに分かれます。
この間隔はあくまでも一般的なもので、縦線と横線のバランスは書く人が決めればよいのです。
そして右上の一番大きなスペースのところが「ノート」、左上のスペースが「キュー」(記憶のヒント)、下のスペースが「サマリー」(まとめ)のカテゴリーに区分したノート術なのです。
このように分割して書く方法を、コーネルメソッドノートと呼んでいます。
「ノート」の部分は、先生や相手の言葉で大事なところを箇条書きで、簡潔に書きます。
授業中や相手との打ち合わせ中に書くスペースです。
左の欄は「キュー」と言われるスペースで、キーワード、図表、ヒントなどを中心に書き込むスペースです。
右に箇条書きに書き込んでいる内容に関連させたキーワードを書いておきます。
ノートに書いたことを復習する時に役立ちます。
そして、その時の授業や面談に関する重要なことを、サマリーのスペースにまとめるのです。
その日の授業や面談の中の重要なことをまとめておくために使います。
コーネルメソッドノートの発祥
コーネルメソッドと言われるのは、もちろんコーネル大学で考えられたノートの利用の仕方を意味しているからです。
そもそも、コーネル大学についてどのような大学なのか興味がりますので調べてみました。
コーネル大学(ComellUniversity)とは、米国の私立大学です。
アメリカ合衆国北東部にあるのですが、近くにはブラウン大学、コロンビア大学、ダートマス大学、ハーバード大学、ペンシルベニア大学、プリンストン大学、イエール大学などのそうそうたる大学が集まっており、コーネル大学を含めると8校になります。
この8校の大学で構成されるカレッジスポーツ連盟はアイビー・リーグと呼ばれているのです。
コーネル大学は、機械工学、生命科学、物理学、建築学、造園学、コンピューター工学、経営学、医学、農学分野では有名なのです。
世界における大学ランキングでは5位(2015年度)にランクされたり、ノーベル賞の受賞者も多く輩出されたりと、研究分野でも世界のトップを走っている大学なのです。
股、このような優れた研究者を生み出す土壌としては、全米一美しいと言われるように、大自然に恵まれた環境の中に位置していて、キャンパスには湖や滝もあるのです。
このような環境の上にさらに驚くことは、コーネル大学の学食の素晴らしさなのです。