分割してノートが取れる
ノートを横向きにするだけで、右上の「ノート」に当たる部分のスぺースが大きくなるのです。
この部分には、思考することに関しての絵や図式を大きく描いて、思考の流れやアイデアをドンドン書き込んでおくことができるようになります。
このスペースに線を引いてさらに分割することで、アイデアを考えやすく出来るのが特徴です。
3:マインドマップ・スタイル
「マインドアップ・スタイル」とは、メインスペースが上にくる利用の仕方なのです。
図式を最大限に活用するためには、この方法がわかりやすいようです。
もともと「マインドアップ」とは、トニー・ブサン(TonyBuzan)が提案した思考・発想法のことで、頭の中に浮かんだアイデアを、目に見えるようにマップ状に描いたものです。
このマインドマップを描くには、表現したい概念の中心となるキーワードやイメージを中央に置いて、そこから放射状にイメージを広げて整理していくという方法です。
次々とイメージが展開していくので、ひらめきを具体化する時には有効な方法です。
このマインドアップをメインスペースに描くことで、アイデアを図で分かりやすくする方法が「マインドアップ・スタイル」なのです。
全体像を把握したい時に使う
アイデアがドンドンと拡散していくときには、全体像を確認して把握したいときにこの方法が使われます。
カラーペンで色分けしてやると、さらにアイデアが整理できるので、よく使われる手法になっています。
このように、コーネルメソッドノートとは、アナログのノートではありますが、ちょっとした考え方の工夫で様々な使い方が見つかっているようです。
コーネルメソッドノートを使うメリット
コーネルメソッドノートは典型的なアナログのノートで、いつでも身近に置いてすぐに見返すことができるのです。
そして、思いついたことがあると、素早く書き込むことでアイデアを待たせることはありませんし、メモがどこかに行ってアイデアを忘れてしまったと後悔することもないのです。
インプット、アウトプットが明確になる
このノートの取り方での大きなメリットは、インプットとアウトプットが明確になるということです。
つまり、授業の内容を聞きながら「ノート」部分に書き込み(インプット)、その時に重要なことを自分で考えて「サマリー」部分に書き出す(アウトプット)ことで、授業への集中力が高まり自分で考えること、理解することができるようになる事です。
ただ授業内容を転記するだけでなく、自分の言葉で要約して書き込むという作業ができるので理解が早いのです。
慣れてくると、授業内容も要約できてサマリーにも要約して書き込むということで、復習も効率よくできるようになるのです。
単純に見やすい
マインドアップ方式でまとめておくと、全体像もすぐに理解できるし単純に見やすいということになります。
アイデアやちょっとしたひらめきが会った時に、忘れないうちにメモしておくという習慣がありました。
そんな時には、どこに書いておいたらいいのかが分からず、手当たり次第に紙に書いたりしました。
そんな走り書きは、要点を簡略化してキーワードや単語を書き残した経験があるはずです。
そんなメモは走り書きでもすぐに内容が分かるものです。
こんなアナログなメモをノートにしたのが「コーネルメソッド」なのです。
自分流に、分かりやすいようにまとめることができるのです。
だから、単純に見やすいのです。
復習も予習もできる
コーネルメソッドノートを使用するのは、何も難しく考える必要はありません。
誰でもできるのです。
ノートを三分割してメモを取るスペース、キーワードを書き込むスペース、そして自分の言葉でまとめ直すスペースの三つに区切るだけです。
高校や大学の難しい講義の内容を書き込むだけでなく、主婦の人が料理教室や手芸教室などの趣味を学ぶ場面でも活用できるのです。
先生が話したことを簡単にメモしておいて、空いた時間にキーワードを考えて記入し、それらを見ながら自分の感想や忘れてはいけないことなどを「サマリー」のスペースに書き込むだけなのです。
家に帰ってからも、自分のコーネルメソッドノートを見直すと、聞いたことが頭の中に蘇ってきて大事なこともすぐに思い出すことができるのです。
日常生活でも、ぜひ活用してみてください。