「争い」イコール「喧嘩」。
だから「争い事」は起こしてはならない。
こういった発想に落ち着く人が世の中には多いかも知れませんね。
確かに「喧嘩」「殺傷沙汰」になってしまうような「争い事」はよくありません。
それでは「野蛮」「ブラック」という前近代的な発想から何ら脱皮できていませんからね。
しかしながら、社会は時代と共に変化し、進化していっていきます。
いつまでも旧態的な制度やルールを実行していたら世の中事態が疲弊し、人間の心のなかに「腐敗」が生まれてくるのもこれまた事実なのです。
だから平和的に論理的思考に立って、物事をいい方向に持って行く努力というものはいつの時代になっても行い続けていかなければならないのが私たち人間の「努め」でもあるのです。
ところが「長いものに巻かれる人」というのはそういった「出る杭」のようになる行動や発言を嫌うというか、行いません。
行えば規模は小さかろうが局地的な「争い」は発生して意見の衝突くらいのいさかいは起こるでしょう。
しかし、それによってその組織がよりいい方向に向かうならばその行いは全く無駄ではないのです。
正当性をもった意見同士の衝突というのは組織を活性化させる上で欠かせない行いです。
それらをはなから無視し却下するような風潮がはびこってしまうと、その組織は力あるリーダーの衰退とともに消滅していってしまうでしょうね。
13.決められたルールに反発しない
長いものに巻かれる人の特徴の13個目は「決められたルールに反発しない」です。
「長いものに巻かれる人」にとって職場や組織における「ルール」は絶対無比のもの。
そのような「聖なる」ものに対してああだこうだといちゃもんをつけてルールに反発するような行いを起こすことは、はまずありません。
「ない」と断定できるのはそれが「長いものに巻かれる人」の決定的な特徴だからです。
つまり自らが新しいことを作りだしたり創造したり改革を行ったりする勇気や度胸を持ちえないからです。
まあ、それは仕方のない事でしょう。
組織に逆らってしまったら自分の居場所がなくなります。
そんなことになってしまったら明日からどうやって生きていったらいいのか。
途方に暮れることでしょう。
長いものに巻かれる人が決めれたルールに反発しないのは自己防衛上からして当然の結果なのです。
14.メリット・デメリットを考えるのが得意
長いものに巻かれる人の特徴の14個目は「メリット・デメリットを考えるのが得意」です。
組織内における数々の仕事や行いは、それぞれが何らか旨味や損を持ち合わせているものです。
長いものに巻かれる人はそれらを素早く自分自身に当てはめて、自分の損になるか得になるかを考える達人であるとも言えるでしょう。
つまり、メリットとデメリットとに物事を分類して行動する、という人間である事が伺しれるのです。
それは「自己中心的」という概念で言い表せられるでしょう。
いくらあなたが在籍している組織が強固でこの先も安泰、という保証がったとしても自己の損得勘定だけで行動している人間ばかりになればいずれは、血の通わない活性化できない組織になっていくことでしょう。
しかしながら、それに気付いたとしても大手を振って動く事が出来ないのが「長いものに巻かれる人」なのです。
自分が損をする行動を避けるからこそ、メリット・デメリットの考えが得意になるのでしょうね。
長いものに巻かれる人の心理
それでは次に参りましょう。
今度は長いものに巻かれる人の心理についてです。
長いものに巻かれる人はいかような心理状態なのか。
みてまいりましょう。
自分の立場を守りたい
長いものに巻かれる人の心理の最初の1つ目は「自分の立場を守りたい」です。