それはひとえに自分にとっての権力者からの仕返しというか手のひら返しが怖いのです。
もし、そんなことをされたら明日から生きてゆく術を失ってしまうのです。
それだけは何が何でも阻止しなければならないのです。
権力者というのは自分よりも目立つ人間を「排除」したがるものです。
自分が世の中で最も優れた人間、という思いがあるからこそ権力者は多くの取り巻き連中を従えられるのです。
長い物に巻かれる人というのは、そういった権力者の群れから追放されてしまう事が最も嫌であり、絶対に避けなければならないのです。
だから悪い印象を生ける目立ち方だけは何が何でもやってはいけないのです。
無駄に頑張りたくない
長いものに巻かれる人の心理の4つ目は「無駄に頑張りたくない」です。
これも一般の人からみたら「?」と思われる以外、何もありませんね。
どうして長い物に巻かれる人たちは頑張りたくないのでしょうか?
わざわざ反対意見などを出して失敗したら面倒
ここで言う「頑張る」という事は仕事において権力者の意見や方針に逆らってしまう事を意味するのです。
だから、わざわざ権力者の反対意見などを言ってしまって反感を買ってしまたら、取り返しのつかない事態になるのが分っていますから、そういった事を絶対に言わないように自分を厳しく追い込んでいるのです。
とにかく権力者の前で「目立つ」ような行いは一切、禁止なのです。
いかにして権力者をおだて、気分をよくさせるか。
それが長い物に巻かれる人たちにとっての最大のミッションとなっているのです。
仕事をする上で長いものに巻かれることが悪い事ではない理由
さてでは次に参りましょう。
今度は「仕事をする上で長いものに巻かれることが悪い事ではない理由」です。
傍目から見たら決していいように映らない長い物に巻かれる行動。
しかし、仕事をする上においては決してそれが悪い事ではない、という理由を今から改めてみていくことにしましょう。
仕事を上手くこなしていけることがある
長い物に巻かれることは、実は仕事をやっていく上で上手くその仕事をこなしていける、というメリットも潜んでいるのです。
ではその理由をみていく事に致しましょう。
上司から好かれていると仕事が上手くいくことが多い
どのような会社や組織であっても、そこには必ずや「上司」と「部下」の関係が成り立っています。
そのような関係があるからには、部下は例え自分の上司が自分にとって嫌いな人であったとしても、その人から評価を得ないことにはいつまでたっても半人前扱いです。
いえ、下手をすればどこかの部署に飛ばされたり、降格させられたりする危険性もはらんでいるのです。
だから、部下は上司から好かれている必要があるのです。
好かれている限りにおいては人間関係も円満に運びますから、仕事もおのずと上手くいくようになるわけなのです。
周りの同僚と協力して仕事が出来る
長いものに巻かれるということは、同じ志を持った同志が周囲にもたくさん、いるという事になります。
よって、周りの同僚と協力して仕事が上手くできる、という運びになるわけです。
これがそうでなかったら、組織の和が崩れ仕事の進行が滞ってしまうでしょう。
大きな意見は出さない代わりに、目の前の仕事を黙々とこなす。
何だかんだ言ってもこういった姿勢が世の中の大多数ではないでしょうか?
誰かの意見に反対するとその分時間がかかる
また、そういった組織内において、誰かが言った意見に対して反対していたらその分、仕事の進行に支障が出てしまい遅れは発生することになってしまいます。
特に大企業などでは仕事の流れはルーティンワーク化しており、今更新たな意見を出して仕事のやり方を変えようとすると、全体の流れに影響を及ぼし会社自体が機能しなくなる可能性もあるのです。