世の中の処世術の一つに「長いものに巻かれろ」というものがあります。
「長いもの」、一体正体は何なのでしょう?
そして「巻かれる」とはどういった意味合いがあるのでしょうか?
今回は日常生活の中でもよく耳にする「長いものに巻かれる」ということをクローズアップしてご紹介していく事に致しましょう。
長いものに巻かれるの意味
それではまず「長い物には巻かれる」の意味についてみていきましょう。
「長い物には巻かれる」の意味は「力のある者には従ったほうが得策であるというたとえ。」という事になります。
http://kotowaza-allguide.com/na/nagaimononiwa.html(「故事ことわざ辞典」より引用)
つまり組織において、「自分よりも力も経験もある者に対して、歯向かうことなく従ったふりをしてもいいから仲良く付き合っておけ」といった解釈になるでしょう。
この場合、「長い物には巻かれる」の「長いもの」が「力のある者」で、「巻かれる」は「従う」といった意味合いになってきますね。
このような発想は、会社や公務員の組織においては当たり前のように行われているのが我が国の特徴といいますか、半ば当たり前のようになっている「文化」のような感じのものになっているようですね。
長いものに巻かれる人の14個の特徴
では次です。
今度は長いものに巻かれる人の特徴を追ってゆく事にしましょう。
「長いものに巻かれる」という発想は現代社会において「当然」のごときルール化したような行動規範となっています。
そのような行動規範を忠実に守ってゆく人の特徴とはいったいどのようなものなのか。
じっくりとみていく事にしましょう。
1.多数決で決まったことを絶対のルールとする
長いものに巻かれる人の特徴の最初の1つ目は「多数決で決まったことを絶対のルールとする」です。
「多数決で決まったこと」を「絶対のルールにする」という発想。
これは皆さん、子供時代の事を思い返せば思い当たる節があるのでありませんか?
つまり小学校の時に、担任の先生がクラス内で何か決まり事を作る際に、「多数決」という民主主義の概念を初めて私たちの教え込んでいたのです。
「多数決」、つまり100人いたら51人いる方のグループの考えを尊重する姿勢です。
世の中の考えの全ては、数の多い方の考え方に歩調・足並みを合わせてやっていけば、まあ世間の人とそう大きく考え方が狂わないやり方でやっていける、という発想です。
この民主主義の発想を私たちは小学校の時に、担任の先生から「守りましょう」、そしてそれらを「絶対的なルール」にしましょう、といった感じで教わったのです。
だから、そのルールを破った子供は罰が与えられたりしました。
こうやって私たちは幼少時から長いものに巻かれる教育を受けて来た。
という事になるのです。
まあ、今の時代、多数決がものごとを決める最大の説得力ある解決方法であるのは、誰もが認めたものであることに反対の意見を述べる人は少ないでしょう。
人はこうやって多くの人が賛同する意見の方にすり寄っておりさえすれば、争い事もなく平穏無事に過ごせる、という訳です。
こうやって、長いものに巻かれるのが好きな人が誕生する訳なのです。
無理もありませんよね。
小学校の時にそういった教育を受けるのですから。
幼い時の「師」からの教えはある意味「絶対」ですからね。
予断ですが、だから政治の世界においても「議席」を獲得することに躍起になるわけなのですよね。
だからといって、こちらの世界に入ってもらおうとしてお金や接待などで「洗脳」してはいけないのです。
そんな事をやってしまうから、世の中に「汚職」がはびこってしまうのですよね。
2.権力や力を持った人が好き
長いものに巻かれる人の特徴の2つ目は「権力や力を持った人が好き」です。