それが平気で出来る人の人間性というものの正体を知りたい、と思うのも無理からぬ話だと思うのですが。
ちょっと話が横道に逸れてしまいましたね。
不信感を抱いた時の対処法
それでは次に参りましょう。
今度はあなたが実際に不信感を抱いてしまった時の対処法についてです。
不信感というものは一旦、心に芽生えてしまうと、なかなか払拭することが出来ません。
そういう状況になってしまった時、果たしてどのような行動に出たらいいのか、についてご紹介して参りましょう。
全部で3個のご紹介となります。
1.期待しない
不信感を抱いた時の対処法の1つ目は「期待しない」という事です。
人間はどうして第三者に対して不信感というものを抱いてしまうのか?
それは人間が本能的に持つ、人を疑ってはいけない、という気持ちが働くからでしょう。
人間というものは幼い頃から、誰とでも仲良くしようという教育を施されて大きくなっていくものです。
子供のうちから見る人すべてを疑って書かれ、というような刑事の精神構造を叩き込まれる子供というのは、まずいないのではないでしょうか。
だから、人間社会には「裏切り」という事態が起こってしまうのです。
「裏切り」は人間が人間の事を信用している事を大前提にしているから起こってしまうものなのです。
もし、人間の社会がそれと全く正反対で全ての人間を敵とみなして一切の信頼や信用というものがない社会を作り上げていたら恐らく「不信感」と呼ばれるものは誕生しなかったでしょう。
とにかく、仲の良い人間関係を作り上げることは、その人の事を信頼し、期待するものですよね。
そこからより良い人間関係というものが構築されるのですからね。
裏切りを感じなくなる
よって、ある人間に対して「不信感」を覚えてしまったのなら、思い切ってその人物に対する「期待」や「信頼」といったものを捨て去ることです。
そうすればその人からの「裏切り」は一切感じなくなるはずです。
ただ、口で言うのは簡単ですが実際に行うとなるとそう簡単にはいかないでしょう。
今まで普通に付き合ってきた人を、いくら不信感が出来たからとはいえ、あなたの思惑で一方的に期待をせずに距離を置くようになるのですから。
当然、相手の人が何らかのアクションを起こしてきます。
その時にあなたは自然に、慌てないで対応しなければなりません。
正面切って「あなたに対して不信感を持った」と言ってしまえば、相手の人も黙っていないかも分かりませんからね。
よって表面的には普段通りにしておいて心の中の「期待感」だけは消去しておきましょう。
こういった心の持ち方があなたの気持ちを楽にさせてくれますよ。
2.自分をコントロールする
不信感を抱いた時の対処法の2つ目は「自分をコントロールする」です。
自分をコントロールする。
つまり「セルフコントロール」という事になりますね。
自分の意思で自分の感情や気分を、その時の状況や出来事に左右されることなく、何事もなかったかのような表情でやり過ごす。
これが「自分をコントロールする」という事になるのでしょうね。
例えば、あなたの職場の同僚があなたとの約束を反故にして平然とした顔をしてあなたに近づいてきたとします。
あなたは約束を破られた怒りの感情でどうしようもない気分です。
しかし、ここで露骨にそれを露わにしてしまう対応を取ってしまえば、あなたが悪くなかったはずなのに周囲から見たら、あなたがその友人をとっちめているように見えるかも分かりません。
これでは踏んだり蹴ったりの結果しか残りませんよね。
よってそういった余分な解釈をあとあとで生まないようにするためにも冷静な「自己コントロール」という手法をマスターしておきたいのです。