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打診とはどういう意味?使い方や用例...(続き2)

元々は医療関係の言葉とされているようです。

打診器というものは聞き覚えがない人間もいますが、私は耳鼻咽喉科に勤務していた時によく見た事がありました。

名前まではさすがに分かりませんでしたが、形状は小さいハンマーに近いものです。

ハンマー型や石斧っぽい形状のものまでありますが、そんなに見た事がある人はいないでしょう。

聴診器とは異なり、普段から使うものではありません。

指先や打診器で胸・背などをたたき、その音で内臓の診察をする

打診器を使って診察する事を打診と言います。

これは何をするのかというと、深部腱反射の検査をしているのです。

人間の身体は物事などに反射するように出来ています。

例えば衝撃を和らげるためにくの字に折れ曲がるようにするとか、膝を叩いた時に動くなどの反応ですね。

打診器を用いて反射が正常に出来るかというのを確かめるテストをしているのです。

こんなことをして何が分かるのかといいますと、正常に反射をしていなければ脊髄障害など何らかの病気の可能性がある事を示しています。

単純に反射の出にくい人もいるのですが、一見身体が正常そうな人でも身体の反射はでにくい人もいるので打診器でテストしない限り判断つかないんですよ。

使い方としては打診器で胸や背中などを叩いて、内臓などの検査をします。

1回何らかの形で私もしてもらった事があるのですが、打診器の形はモロにハンマーなので若干怖かったですね。

ちなみに打診器のテストは年齢層や性別関係なく普通に行われます。

打診器は年配者というイメージを持っているようですが、実際はそんな事もありません。

誰にでも起こるものなので覚悟はしておいて下さい。

そこから派生した打診の意味

打診とはそのまま打診器を使って、肉体の反応や内臓の調子などを検査する行為にあたるのですが、言葉の由来はそこから来ています。

ビジネスなどで使う打診の意味は、本当にそのままですね。

相手の意向などを知らせるために、相手に説明してから相手の反応を確認するというものです。

確かに理にかなった使い方な気がします。

実際打診の意味は分からずとも、今までビジネスシーン以外で相手に打診をした事はあるのではないでしょうか。

打診とは交渉の一種です。

相手に働きかけた反応で相手の意向を判断する

打診とは大まかに言ってしまうと、話を持ちかける事をさします。

相談と捉える人もいるようですが、ニュアンス的には話を持ちかけるという方が近いかもしれませんね。

話を持ちかけるというのは相手の反応を見つつ行い、状況に応じては商談も兼ねるというものになるのです。

反応を観察出来ないと話を持ちかけるにしても失敗しますからね。

まさに相手に働きかけた反応で相手の意向を判断する、ビジネスの正しいやり方だと思います。

相談はプライベートでもよく使われますが、相談で打診を使ってしまうと少々あざとい気がしますね。

相手の反応を見つつ、意向を判断するのって微妙ではないですか?
私自身実際相談を受けた際は、打診しつつ相手に言っている事があります。

ただ基本的に女性の場合は答えが決まっている事もあり、感情的な部分もあるので打診するのが面倒くさいんですよ。

男性は理論的なのでその場ですぐに返事を出さず、1回考えておくという事をします。

相手の意向を確かめるために前もって伝えて様子を見る

ビジネスの1つです。

交渉をスムーズにいかせる手としては、事前に相手に対して打診したい情報を少しずつお話しておきましょう。

誰でもいきなり全部を話してしまうと、理解するのに時間がかかります。