腰高の着物は子供っぽい印象になってしまいます。
日本人女性は外国人女性のスタイルに憧れがちですが、着物に関しては、華奢な日本人体型だからこそ美しく着こなすことができます。
脚長スタイルの外国人が着物を着ると違和感がある原因はスタイルの良さ。
2.顔立ち
着物美人は体型的イメージも大事ですが、もちろん顔立ちも重要なポイントです。
浮世絵に出てくる女性は今の時代の顔とは異なりますよね。
今の時代は逆三角形の小さな顔に大きな目が人気ですが、昔は細面の顔立ちに細い目、おちょぼ口が美人の条件です。
今は「可愛い女性」が多いですが、昔は「美人女性」が多いと言えます。
今では一重をイヤがりアイプチや美容整形で二重まぶたを作りますが、昔は一重で切れ長の目が美人女性と言われてきました。
それが日本人女性の姿と言えたのです。
今は着物に似合う顔立ちではなく、いかに洋服に似合う顔立ちを作るかが大事です。
欧米よりに顔立ちも似せてきています。
着物美人を目指すのであれば、本来の日本人女性らしさが必要です。
メイクでメリハリを出すことは必要ありません。
コンプレックスになりがちな一重も着物であれば最大のチャームポイントになるのです。
すっきりとした目元
着物美人は典型的な日本人顔です。
欧米人に比べると日本人のようなアジア系は目が細いですよね。
目の細い女性だから着物に似合う顔立ちとは言いません。
やはり眠たそうな重い目元では着物を着ても、なんだかボヤけてしまいます。
着物美人と言われる目元は、すっきりとした目元を言います。
切れ長でありながらも、すっきりとした一重は涼しげで魅力的ですよね。
着物美人と言えば色気です。
すっきりとした涼しげな目元に見つめられたら、思わずドキッとしてしまいますよね。
おちょぼ口
美人と言われている「おかめ」も細い切れ長の目線に、おちょぼ口が印象的です。
今の美人は目や口が大きい、存在感のある顔を言いますが、昔の美人は間逆です。
小さいおちょぼ口の方が女性らしさを感じさせるのです。
着物は女性らしさを感じさせる服装です。
洋服であればフェミニンやボーイッシュなど個性に合わせて選ぶことができますが、着物にボーイッシュなどはありません。
着物は、いかに女性らしく品良く着こなしてこそ着物美人になることができるのです。
今の女性は個性を目立たせることがおしゃれです。
昔は個性を目立たせることなく、奥ゆかしい女性であるからこそ魅力があるのです。
メリハリのある顔立ちの女性が着物を着ている姿よりも、切れ長の目線におちょぼ口の女性の方が着物に馴染んでいると思いませんか?
3.髪型
着物に黒髪は、絶対条件と言っても良いでしょう。
そもそも茶髪で着物を着ている女性を見て素直に「美人だな」と思いますか?たまに成人式で派手な茶髪の女性はいますが、どう見ても美人とは程遠い。
それよりも水商売的なイメージですよね。
着物はイメージ勝負のようなところがあります。
違和感のある茶髪での着物よりも、黒髪の美しい女性は圧倒的に着物が似合うはず。