特に裾線が短すぎると歩いた時に足袋が目立ち過ぎてしまいます。
短すぎると子供っぽい印象になり、逆に裾線が長すぎると引きずってしまい裾が汚れて不潔なイメージになってしまいます。
床に裾が触るか触らないかくらいで裾を決めるようにしましょう。
後ろ姿の場合は腰ひもを結んだときに下前を20cm程度上げておくと良いでしょう。
後ろ姿も美しい裾線を作ることができますよ。
着物を着るときは自分で思うより少し長めに着ることを心がけてください。
帯、襟抜き、裾線まで全て綺麗に整えば、気品ある後ろ姿になります。
4.姿勢を正す
着物を美しく着こなしたら姿勢も美しくキープしましょう。
せっかく美しい着物を着ても猫背では台無しです。
と言っても着物は帯を結んでいることもあり、洋服よりは姿勢は良くなると思います。
気をつけないといけないことは首を前に出しすぎることです。
着物を着てスマホ画面を見ていると身体は思うように曲げることが出来ない分、顔だけが前に出てしまいます。
着物美人は着物と一体化していることが大事なのです。
着物を着ていることを自覚して、普段以上に姿勢を正すようにしましょう。
せっかく着物を美しく着こなしても姿勢が悪いと全てが台無しです。
5.立ち居振る舞いをスマートに
着物美人は見返り美人とも言われます。
菱川師宣の見返り美人図でも、少し膝を屈して後ろを振り返る姿は優美であり色気を感じさせますよね。
まさにチョットした立ち居振る舞いをスマートと言えます。
当然ですが着物を着てバタバタと慌しい姿は美しい着物姿でも台無しです。
着物を着た女性なら分ると思いますが、着物は生地が伸縮性があるわけでもなくアクティブに動きまわれる服ではありません。
着物を着ると身が引き締まるような窮屈感があります。
だからこそ、立ち居振る舞いをスマートになるのです。
立ち姿にしても、イスに座る姿にしても全てがスマートで優美です。
それができなければ、どんなに美しい着物を着ても台無しになってしまいます。
品よく着こなそう
結局のところ着物美人は全体的な雰囲気が大切です。
例えばボディラインにフィットするワンピースをカッコ良く着こなす為には、バストが大きく、ウエストがくびれている体型が似合います。
着物美人もイメージが大事です。
華奢で色っぽさを感じさせる女性こそ、着物美人と呼べます。
着物は和装ですから、日本人女性が似合うのは当然のことです。
茶髪やツケマツゲなど欧米よりにしている女性は着物を着ても似合うはずがありません。
洋服と和服は間逆のイメージです。
着物美人と呼ばれる女性は、洋服では垢抜けないとしても着物を着ると女っぷりが上がる人のことを言うのです。