どんなに猫をかぶって品良くしていても、仕草が雑で色気がないと普段の姿まで想像されてしまいます。
着物を着るときは特に注意することが必要です。
着物美人と言えるのは、品が良く女性らしい姿です。
袂は反対の手で押さえながら
袂とは着物でいう袖の下の袋状の所を言います。
着物を着慣れていないと意外と袂が邪魔になることも多いことでしょう。
着物を着て掃除をする際は袂部分を紐で結び、帯に引っ掛けることで手元が自由に動かしやすくなります。
普段の物を取るときなどチョットした動きのときは、袂は反対の手で押さえると良いでしょう。
袂を反対の手で押さる姿も粋なもので、とっても色っぽい。
女性らしさを感じる仕草のひとつです。
着物を着ると肌の露質が少なくなります。
袂を反対の手で押さることで腕がチラリと見える仕草も女性らしさを強調してくれる魅力です。
あまり腕が出すぎないように気をつける
何事もやり過ぎは品がなくなります。
腕もチラリと見せるからこそ、清楚な雰囲気になるのです。
袂を上げすぎると腕が露骨に出すぎて女性らしさを感じなくなりますので注意しましょう。
着物美人は奥ゆかしさがポイントになります。
肘から上が見えてしまうことはNGです。
女性らしさは手首、足首、そして首筋で決まります。
それ以上を見せてしまうと出すぎてイヤらしさを感じてしまいます。
着物美人は知性がある品の良さが大事です。
着物美人になるための5個のポイント
着物美人と呼ばれるために必要なことは全体的な雰囲気と言えます。
女性だから女性らしさは当然あるように思えますが、女性が活躍する今の時代にとっては奥ゆかしさを感じる女性は非常に少ないです。
個性は大事なことですが着物を自然と着こなすことは出来ません。
ファッション感覚で着物を着こなすことは着物美人とは言えないからです。
着物はインパクトのある服です。
着物を越す個性は必要ないのです。
昔の女性らしさが着物を美しく着こなすことができます。
雰囲気を大事にして、着物美人と呼ばれる5個のポイントを身につけましょう。
1.雰囲気を大切にする
着物を美しく着こなす為に必要なことは雰囲気ですね。
個性的な服を着こなしても雰囲気的に似合っていない人っていますよね?まるで服だけが浮いているようなイメージ。
例えば巻き髪で優しそうな顔立ちのポッチャリ女性がメンズライクな革コーデをしていたら、何だかチグハグに見えませんか?
着物も同じことです。
成人式で金髪に巻き髪、派手なメイクをしてマニキュアをしている女性が美しい着物で着ても違和感しかありません。
それよりも黒髪をアップにして品の良いメイクで着物を着こなす女性の方が「素敵ね」と素直に言えます。
着物美人は目立ち過ぎてはダメです。
着物は着物に似合う雰囲気を出してこそ、着物美人になれます。