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不満を上手に伝える8個のコツ!相手...(続き3)

また、アルバイト先で不満を伝える時にも同様です。

アルバイトの時給に不満がある時には、店長に向かって何気なく「あそこのお店でバイトしている友達の時給が100円もあがった」などと伝えると、「時給をあげてほしい」と言っていると理解した時には、何らかの反応が返ってきます。

「まだ上げるのは早いよ」とか「もっと仕事をまじめにしたらな」と意思表示があれば遠回しに伝わっていることが分かります。

遠回しに伝えて様子を見ることもできるのです。

傷つかない言い回しで

オブラートに包むように表現する時には、相手の心を傷つけたりお互いの関係がギクシャクしないように配慮するためです。

TVを見ていても、NHKのベテランの司会者はその点はキッチリとわきまえていて、相手を傷つけないように上手く配慮した言い方をしています。

民法の番組に出演しているタレントさんたちは、ゲストに人に対してでも直接的に表現することも多いようです。

毒舌だということを売りにしているようですが、「あいつはハゲだ」などと平気で言うのです。

直接相手を傷つけるように表現することで視聴率を稼いでいるようですが、日常生活では少し遠回しに「あの人は、髪の毛が薄くなった」ぐらいの言い回しが良いかと思います。

敢えてみんなにうけることを狙った場合は別ですが。

特に相手を形容する言葉は、そのまま伝えると角が立つ時があるので、傷つかない言い回しを覚えておくことが必要です。

例えば女性に対して言う時には、注意が必要です。

「あの人は肥えている」は「あの人はふくよかで」、「あの人はガリガリだ」は「あの人は細身で」、「あの人はうるさくて」は「あの人は活発で」などと別の表現に言い換えると角が立たないのです。

だから、痩せて欲しいと彼女に伝えたい時には、「ちょっと、最近太ってきたよ」と言うと傷つくこともあるので、「最近ふくよかになってきたみたい」と表現すると、「肥えてきたから注意しろよ」と痩せてくれということを傷つかないように伝えることになるのです。

「ストレートに言ってよ」と気が短い女性に対しては逆効果ですが、だいたいは傷つかない表現の方が良いようです。

2.褒めながら伝える


子供や部下を育てる時に、褒めて育てるか叱って育てるか悩むことが多いようです。

叱る時に体罰を加えることは社会的には容認されていませんが、運動部の部活ではつい手が出てしまう監督やコーチも多いようです。

その選手に対して上手くなってほしいという愛情があっての体罰だと言い訳をするのですが、このテーマについては考え方も千差万別なようです。

最近でも、オリンピック選手への体罰が問題になったコーチや監督の話題がありました。

確かに叱らないと分からない人も多いのですが、叱ることは難しいようです。

それに対して褒めることは比較的簡単にできるようです。

子供に対して「こんなことができたの!すばらしいわね」などと褒めちぎって育てる人もいます。

社会人になっても、上司によっては褒めちぎる上司もいます。

「おまえの報告書はよくできてる。部内でもピカ一だよ」などと持ち上げてくれるのです。

しかし、いつも褒めちぎってばかりだとそれに慣れてしまったり、「褒めておいて、また次の仕事を持ってくるのだろう」などと見透かされていることもあるようです。

褒め過ぎることも逆効果になってしまうので、褒めながら伝えることも注意が必要なのです。

相手が受け入れやすくするために

誰でも、褒めてもらえると嬉しいものです。

いつも文句ばかり言われている人にとっては、たまに褒めてもらえると自信がつくものです。

「よし、これから頑張ろう」と気持ちを入れ直すことができるからです。

しかし、自分はあまり良いところもないし欠点が多いとネガティブ傾向の人に、何かを改善してもらおうとしてもなかなか言うことは聞いてはくれないでしょう。

そんな時には、相手が受け入れやすくするために、何かを褒めてあげるのです。

お世辞を並べても、「また、おだてておいて丸め込もうとしているな?」と勘ぐられて言うことを素直に聞いてはくれないのです。

上辺だけのお世辞では、「また同じことを言っている」と逆に軽蔑されてしまうのです。

こうなってしまうと、伝えたいことを聞いてくれる状況ではなくなっています。

このような時には、みんなが褒めるようなことは口に出さないのです。

相手が何かこだわっていることとか隠れた善行を見つけておいて、伝えたいことがある時にその話をしてあげると、受け入れやすくなるようです。

例えば、「花壇の雑草を取ってくれていたね」とか「いつも出勤が早いんだね」、「あんな趣味があったんだね」などと、ささやかなことでも「こだわり」を褒めてあげるのです。