そういうところにも、みんなは期待しているようです。
自分が聞きたい事や言いたいことを代弁してくれていると感じているのです。
休みだと教室が静か
もしも、その賑やかな学生が学校を休んでいると、教室の中は電気が消えたように雰囲気が暗くなってしまうのです。
いつもなら、積極的に質問する人間がいない訳ですから、代わりに質問する学生も少なくて、湿っぽい空気に満たされてしまうのです。
みんなは誰も余計な質問もしないことは分かっているので、黙々と授業を受けているのです。
先生も、賑やかな学生がいないとなんだか拍子抜けした感じなので、明るい雰囲気を作ろうと下手なジョークを飛ばすのですが誰も突っ込んで来ないのです。
するとジョークも通じなくなって、さらに生真面目な雰囲気になって淡々とした時間が過ぎていくのです。
このように、賑やかな学生がひとりいないだけでも、教室は静かになってしまうのです。
早く学校に出てこないかと期待しているのです。
行事ごとが大好き
賑やかな学生は、学校の行事も大好きなのです。
賑やかな人というのは、年齢に関係なく派手なことが好きです。
目立ちたがり屋なのです。
若い子がバイクに乗って街の中を走り回って暴走するのも、根底には目立ちたいという気持ちがあるからです。
もちろん、世の中がおもしろくなくて良いことがないと悲観したリ、親や先生に反発する手段として暴走行為が行われていることもありますが、やはり賑やかなことが好きで弾けているのです。
学校でも、何かの行事があるたびに興奮してきて、みんなの先頭になって引っ張っていくのです。
いろんなアイデアも持っているので、あるいみではポジティブな性格を持った人間なのです。
行事とは、季節に応じていろいろと計画されています。
4月の入学式や始業式、修学旅行もあります。
遠足や社会見学と称して工場見学などもあります。
運動会や学芸会、音楽会や競技大会など目白押しです。
こんな行事が近づくたびに、ワクワクして来るようです。
賑やかな人は行事ごとが大好きなのです。
運動部
体力に自信がある賑やかな学生は、みんなの注目を浴びるような運動部に入部しています。
そんな連中が混じっていると、運動部も活気が出て成績も上がるようです。
もし試合に負けてしまっても、「次は負けないように頑張ろう!」と仲間を鼓舞して士気を高める役目をするからです。
監督の先生も、賑やかな部員が混じっていると指導も大変なのですが、良い方向に廻っていくと実力以上の成績を上げてくれるので、大変期待しているのです。
運動能力が高くて賑やかな部員は、チームのムードメーカーとして重要なのです。
周りまで元気になる
賑やかな人というのは、その人のことを「やかましい人だ」という時と、「派手な人だ」という時があります。
陽気だと思ったり、中には「ウザい奴だ」と否定する人もいます。
そんな評価があるのですが、ともかく陽気で声がでかくて喋るのが好きなのです。
多くの人が集まった会合では、その賑やかな人が存在するだけで、周りまで元気になるようです。
離れて見ていても、身振り手振りを交えて一生懸命に熱弁を振るっているかと思うと、誰かを見つけてその人の下にサッと近づいていく俊敏性も持っているようです。
そして、今度はその人とお喋りを始めるのです。
興味がある人に対しては、いろんな話題にもついて行ける特技を持っているようです。
日頃から情報収集も行っていて、いろんな話題にも意見を言えるのです。
頭の切り替えも速いようです。