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判断を仰ぐとはどういう意味?上司や...(続き4)

しかし、今回は当時と違って時期的にはちょうど良いかもしれません。

何とか決裁が無事に下りると、この提案が確かなことだと証明されることでもあるのです。

条件づける

「条件づける」とは 読んで字のごとしで条件を付ける、大枠を決める、制約する、採択するなどの意味があります。

「条件付け」について調べると、犬を訓練する場合に使われる、有名なオペラント条件付けという方法が知られています。

簡単に言うと、躾をしながら言うことをちゃんと聞いた時にはエサを与えて撫でて褒めて、いうことを聞かなかったら叩いて叱るとか、こういう躾の仕方のことです。

エサをもらうために条件付けを覚えることなのです。

こういう内容の提案をすれば、決裁がおりやすい、こういう書き方や資料を作れば決裁者の気持ちを掴むことができるなど、判断を仰ぐ時の条件付けを学ぶこともできるのです。

このような条件付けを意識したうえで、決裁を得ることができるように提案の大枠を決めて、いろんな制約も考慮して、判断を仰ぐことになるのです。

まとめる

「まとめる」とは、バラバラのものを集めてひとかたまりのものにすることです。

あるテーマについてみんなでどうするかという議論をしたときに、参加した人達は様々な観点から意見を出してきます。

本流から外れてしまったような意見やら、突拍子もない意見まで様々なはずです。

簡単なことならワイワイと言いながら話し合いも良いのですが、数億円も必要な重大な事案を議論する時には、そんなに簡単に進むはずはありません。

いろんな立場の専門職の人が集まってきて多角的な面から意見を出し合うのです。

ちょっとした予備検討の段階でも、数百万円もの資金が必要な時もあるのですから、生半可な議論は許されないのです。

そんな重大な会議では、会議の内容を集約して決裁を仰ぐ必要があります。

このような時には、みんなの意見を集約して整理して、しっかりと決裁が下りやすいようにまとめる必要があるのです。

まとめるという時には、必ず決裁が下りるということを前提にしてまとめるのです。

決定を下す

人間は生きていくためには常に何らかの意思決定をしているはずです。

主婦の場合には、今日の晩ご飯は何にしようといろいろとメニューを考えて、その中から一番都合が良い最適なメニューを選ぶはずです。

良い食材が手に入るか、主人や子供の嗜好や時間的なものも考慮して、最終に自分で決定を下すはずです。

会社でも同じことが言えます。

会社を経営していると絶えず意思決定する場面が現れます。

それらの決定を下して行きながら会社は存続することができるのです。

会社の場合なら、資金の運用も考慮することが必要ですし、収益性やリスクも決定を下す時には重要な要素なのです。

使い方

「判断を仰ぐ」という言葉をどのように使うかをまとめてみました。

帰社してから最初にしたのは上司の判断を仰ぐことだった

メーカーの営業マンは、毎日のように得意先を廻って仕事を取ってきます。

いつもの顧客の場合は、欠品していないか、何か不具合が起こっていないか、何か要望はないかなどを聞き取るのです。

普通の注文だけなら、Faxかメールで済むのですが、新しい商品とか不具合が発生した時には、直接確認した方が手っ取り早いからです。

納入先の人とも顔なじみになっているので、言いにくいことでも素直に受けることができるのです。

他社よりも一歩でも早く前に進めておきたいこともあるので、常に前向きに行動するのです。

そんな時に、顧客が大掛かりな仕様変更を考えていることをチラッと聞いたので、その内容について情報収集してきました。

顧客は、自社の得意な分野に資金を投入して事業展開する予定と知って、急いで対応する必要があるのです。

先方の新しい事業への展開は、以前から予想されていたのですが、時期が早まったようです。

そこで、この重要な情報をまとめて、他社に遅れを取らないようにするために、上司に報告する必要がありました。

そこで、帰社してから最初にしたのは、顧客の動向に対する対応についての上司の判断を仰ぐことだったのです。