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判断を仰ぐとはどういう意味?上司や...(続き7)

こんな時には、「判断を仰ぐ」などという表現は避けて、「どの店にするかご判断をお願いします」などと尋ねるのです。

打ち上げのための、フレンドリーな雰囲気を壊さないためにも、丁寧語で「ご判断いただけたらと思います」とか「ご判断いただきたく存じます」などと少しソフトにお願いするのです。

表現を変えたり、語尾を工夫し、敬意を表す

「判断を仰ぐ」とは、目上の人に判断してもらうことなので、「判断を仰ぐ」という代わりに「判断を委ねる」とか「判断していただく」「判断を任せる」などと表現を変えることもできます。

もっと砕けた言い方ですと、「決めて頂く」ということになります。

また、語尾を工夫して「ご判断いただきたいと存じます」「ご確認いただきたいと存じます」「ご判断頂きたく存じます」などと敬意を表しがら語尾を変えることもあるのです。

ご判断いただきたく存じます

「いただきます」とは「いただく」「もらう」の謙譲語です。

そこで「仰ぐ」という代わりに「ご判断いただきたく存じます」とか「ご判断いただければと存じます」などちょっと言い回しを変えることで雰囲気が変わるのです。

自分が提案した内容について判断をいただくという時に、この提案で進めたいと強く希望する時には、ご確認をお願いしたいと訴えるように判断を仰ぐ時もあります。

この時には、「この件を、ご確認いただきたく存じます」などと、判断を確認に代えて言う時もあります。

「判断を仰ぐ」を正しく使おう(まとめ)

ビジネスシーンでは、自分だけで判断して行動することができない時も出てきます。

いろんな選択肢があったり、自分の知らない事情もあるかもわかりません。

そんな時には、自分より立場が上の上司などに、判断を委ねる時に「判断を仰ぐ」と表現します。

「仰ぐ」というのは「受ける」という意味の謙譲語なので、目上の人への尊敬を表現して判断を受けるのです。

「仰ぐ」という意味は、「天を仰ぐ」という時のように上の方を見上げるという意味があります。

見上げるように敬意を払って判断を受けるのです。

この「仰ぐ」を使うと、「判断を仰ぐ」意外にも、「指示を仰ぐ」「確認を仰ぐ」「決裁を仰ぐ」「指導を仰ぐ」など様々なシーンに見合う表現を使うこともできます。

「仰ぐ」という言葉を丁寧に言い換えると、「頂きたく存じます」「頂ければと存じます」などと表現することもできます。

すると、「判断」や「指示」の前に「ご」を付け加えて「ご判断を頂きたく存じます」「ご判断を頂ければと存じます」などと言い換えることもできるのです。