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青田買いをする企業の8個の方法とは?(続き2)

それではまず、青田買いから覚えていきましょう。

青田買いって何?


よく耳にする青田買いですが、もともとの意味はまだ稲が青いうちに収穫量を見越して、米を買い取ることです。

これを企業側の採用に合わせると、学生が卒業する前、しかもかなり早い段階で社員採用の契約を結ぶことです。

つまり、能力の高い人材を早いうちに獲得しておくということです。

採用される学生側からすると、早めに採用されておけば、卒業まで自由に過ごせる時間があると思うので、意外と企業側と学生側の思惑は合致してはいるのです。

しかし、かなり早い段階で人生の選択肢を決めさせていいものなのかと言う問題点もあります。

特に2008年に起きたリーマンショックはそのような問題が顕著になってしまいました。

早めに内定をもらっていた学生側に対していとも簡単に内定切りをしてしまった企業が多く続出したのです。

要は逃げるなよと囲い込んでいた企業側が学生から逃げてしまったのです。

突然就活生に戻されてしまった学生からしたら気分は最悪です。

リーマンショックの時はそれが頻繁に起きたことで、それがのちのブラック企業と言う言葉につながってしまったと言えます。

大体この青田買いが如実になってくるのは景気が潤っているときなのです。

絶好調なので、企業も能力の高い人を欲しいという気持ちを前面に出してしまっているのです。

しかし、景気の変動によって企業が簡単に手のひらを返してしまうこともあるので、実は必ずしもプラスに働くとは限らないのです。

中には採用しただけで全く面倒見ずに、使えないとわかったらあっさり退職に追い込む企業もいるほどです。

早めに就活生を卒業できると思っている学生さん!世の中そんなに甘くはないですよ。

使い方

いい人材を早めに獲得しておくことを言います。

要は、いい人材をゲットしたと言うと、また、青田買いをして獲得したなと思ってしまうのです。

要は、あまりにも内定を早くもらっている人がいらっしゃいましたら青田買いされた可能性は非常に高いのです。

使い方的には、企業が採用をしたときや、学生側であまりにも早く採用されたときなどの場面に起きます。

ただ、使い方としてはあまりプラスな感じでは使用されていません。

特に零細企業などは、大手企業しかできないことと言った感じに冷たい感じに見ているのです。

逆に零細企業側はいつでもいいから誰でもいいから来てくれと言った感じになっているのです。

主に青田買いが流行しているのは、大手企業に多いです。

特に採用して優秀な社員のつながりなどから採用していくケースが多いです。

なぜなら、大手企業はある一定程度まで行くとそこからあまり変化をしたくないと考えるのです。

要は、あまりにもかけ離れたことを想像するような社員を雇うことを極端に嫌うのです。

そのため、就職ガイダンスなどでは、就活生に向かって、履歴書はラブレター、面接は告白などと言った感じに教えているのです。

それも間違いではありませんが、このパターンだと猫をかぶって入社してしまう危険性が高いのです。

大手だろうが零細だろうが、しっかり働く人は、自分はこのような人間だということをしっかりアピールして、会社が必要なのかどうか判断させるようにしているのです。

そのパターンで入社すると全然怖くないですね。

同義語

同義語としては、前買いや先行投資などが当てはまります。

要は、誰よりも先にゲットすることを表しているのです。

一昔前からこれが活発だったのがスポーツに力を入れている私立校です。

全国にいる有力な学生を早めにスカウトし、いろいろといい条件をみせて高校に入学させるなどしていました。

挙句の果てには、付属の中学校を作って、中学3年生の時に転学させてそのままストレートに高校へ進学させている高校もあるほどでした。

一時期、特待生問題などでセーブされてはいますが、今でも、私立校は活発にスカウト活動をしています。