ギター
バンドによってはギターが2人だったり、ボーカルもギターを弾く場合があります。
アコースティック系の場合はハーモニカまで担当することも。
軽音楽部への入部希望者からの人気が圧倒的に高い楽器でもあります。
30人の入部希望者のうち25人がギター志望でこれじゃバンドが組めないなんて話はしょっちゅうです。
たしかに花形な感じがありますから、しかたないのかもしれません。
ただ、ギターはめっちゃお金かかります。
ギター本体やケースもそうですが、アンプにチューナー、エフェクター、シールド、消耗しやすいピックや弦などなど、まぁとにかくお金が飛んでいくので貧乏学生にはキツいです。
あと、指が弦になれるまですごく痛いです。
女の子はネイルを楽しみたくても爪を伸ばせないし、指の先端が硬くなってきます。
さらに特訓すると再び柔らかくなるらしいのですが、まず痛い時点で脱落する人も多いです。
指の関節も柔軟でないと押さえられないコードがあるので、まともに弾けるまでは結構な時間と練習が必要になります。
ベース
「ベースは4弦だけだからギターの方が大変だよね~」って言われてブチ切れたくなるパート。
ベースが外れたら曲は狂うし、このパートのかっこよさで全体の仕上がりがウンと変わります。
曲を全般的に支える重要な役目です。
そして、世の中にはベースソロだけでも成立しちゃう、ものすんごい人がいるので極め甲斐もあります。
学生に関していえば、ベースはシンドイです。
重いから。
ギターは3キロ台が多いですが、ベースは4~5キロくらいあります。
しかもギターより本体もアンプもデカいし。
色んな意味で背負うものが重いパートです。
ドラム
自宅での練習がしづらいのがドラム。
家に防音部屋とドラムがあるという超セレブ以外は、クッションやら箱やらを叩きながら練習します。
電子ドラムも学生が買うのはちょっとお高いしスペースも必要です。
そんなわけで、スタジオや音楽室で練習するときだけ音がわかるもんですから、難易度高めといえます。
あと、全然希望者がいないんですね。
なんでなのかな…。
たしかにステージでボーカルと位置が被るんで目立たなくなってしまうし、全身フル稼働なので疲れるし、リズムをキープする役目なので走りすぎたり遅すぎてもダメ、もちろん外すと目立つし…まぁ嫌か…。
希望者が少ないことで問題になるのが、ギターやベース、ボーカルの人数に対してドラムの人数が全然足りないことです。
部活においては複数バンドのドラムを兼ねなきゃならなくなり、ライブのときには2~3バンド分のドラムを叩かなきゃならないことも多いです。
HPが0になります。
キーボード
バンド組みづらいパートナンバーワン。
ピアノ経験者が担当することが多いので基礎レベルは高い人が多いですが、メンバーが希望するバンドスコアにキーボードがないことも多く、無理矢理メロディを弾かされたりします。
シンセサイザーまで駆使できた方が需要は高まるでしょう。
自前のシンセを運んでいる人がいますが、あれだけ重くてデカイものを日々運べるなんて猛者ですよね。
楽器ができる男女ってかっこいい!
学生としてやることはやり、さらに楽器まで上手というのが「かっこいい」です。