一歩下がって、その人の主張を聞いてみると、その議論の内容に矛盾点がいくつもあることがわかるかと思います。
競争心が強い人は、とにかく負ける気がありませんから、勢いを保ったまま、相手を説得できるまで、話を引き延ばそうとします。
否定されることを嫌う
正論を振りかざす人は、往々にして否定されることが苦手ですが、競争心が強いタイプはそれが強く出ます。
なんといっても 自分が正しい と思っているのです。
そうであれば自分の主張は正しいことのはずだから、否定されるべきものではない、という思いが強く心にあるのです。
一旦自分の意見を否定されたら、倍返しどころか100倍返しの勢いで、あなたを説得にかかるでしょう。
もしこういうタイプの人に出会い、議論されてしまったら、もう仕方ありません。
絶対に否定せず、相手の満足いくまで話を続けさせてあげましょう。
終わったら、お疲れさま、と自分にご褒美は必須ですね。
負けず嫌いである
加えて、面倒くさいことに、競争心が強い人は、負けず嫌いでもあります。
だから、自分の議論が少しでもおかしいんじゃないか、などと突っ込まれると、壊れた機械みたいにその正しさをひたすら主張します。
競争心が強いということは、自分がいつでも上位にいたいということ。
負けず嫌いは生来の性分でしょう。
もしそんな人の議論に巻き込まれてしまったら、ひたすら黙りましょう。
そしてタイミングを見計らって、トイレに行くなど、一旦その場から退散。
その退散先で、10分後に〇〇室に来て、と誰かにメールを打ちましょう。
そしてその場から助け出してもらうのです。
そうすれば、際限なく続くかと思われる一方的な議論から逃れることができるでしょう。
3.プライドが高い
プライドの高い人も、正論を振りかざします。
自尊心が高いので、人に認められたいのです。
なので、その人が最も正しいだろうと思っていることを主張してきます。
そうやって自分の自尊心を満足させるんですね。
プライドが高い人にとって、そのプライドを守ることは、人生のうちでの重要な事項No.1か2くらいに入ってくるものです。
ですから、話の中で、なにか主張しなければならない時、プライドの高い人は、立ち上がってでもその人なりの正論をいうでしょう。
もしそれが論理立って本当に正しいものであれば、何割かの人には受け入れられるでしょう。
しかし、感情に任せて正論らしいものをぶつけてくると、めんどうでやっかいなことになります。
自分が間違っていても素直に認めれない
プライドが高い人は、何においても間違いを認めることが苦手です。
特に、自分が主張したことであれば、その人にとっては正論ですから、どこかがずれていても、「間違っているはずがない」と脳内修正されるのです。
もしあなたが、その議論の穴や矛盾点を突いたら・・・その人は必死で反論してくることでしょう。
それでもまだ矛盾がある、それを指摘し、それだったらこっちの案の方がいいんじゃないの、とでもいうと、その人は必死になって反論し、元の自分の案に固執するでしょう。
傷つきたくない
プライドが高い人は傷つきやすい人。
アキレスの腱よりもプライドをポキーンと折ってやった方が、ダメージが大きいでしょうね。
プライドと傷つきやすさは、兄弟のようなもの。
傷つきやすい心を守るためにプライドという鎧をまとったともいえます。