自分自身のトレーニングとしてプライドを高めているうちに、取りこぼしてしまった傷つきやすい部分があるのかもしれません。
そしてプライドが高ければ高い分、傷つきたくない、という思いも大きくなるのです。
その分正論を振りかざして、プライドを守るのでしょうね。
失敗を恐れている
プライドが高い人は、失敗が怖いものです。
失敗によって自分のプライドが崩れてしまうのが怖いのです。
そういう意味では、小さな子どもよりも弱い精神の持ち主かもしれませんね。
そして、その失敗を回避するために、正論で武装しているわけです。
こんなプライドの高いタイプが近くにいたら、もう一人プライドの高いタイプを見つけて、議論させてみたらいかがでしょうか。
多分、お互いに、同じタイプだ、と認識すると思うんです。
似たタイプが、どう折り合いをつけるのか、あるいはつけられないのか、今後、この人たちと付き合っていかなければならないとしたら、また違った面や解決法が見えてくるかと思います。
4.自分のやり方がある
自分のやり方、マイルールがある人も正論を振りかざすタイプです。
そういった人は、自分の中の決まりごとを突っ込んで聞いてきたり、邪魔したりする人は、敵とみなすでしょう。
難しいのは、その「自分のやり方」をはっきりと文章にしているわけでもありませんし、だいたい自分を理解してくれる近しい友達がいるから大丈夫(そのルールを全て伝えているわけではない)と思っていることです。
ですが、人間、言葉なしでコニュニケーションを完璧に取ろうとするのは、無理ですよね。
けれども、このタイプの人は、特に近しい人たちに関しては、俺の主義、知ってるよね?いうまでもないよね?となってしまうのです。
といっても、一人の人間を完璧に理解しようなんて、不可能です。
だいたい、それが誰にしても、自分のことすら完璧にわかっている人さえいないものですから。
自尊心を満たそうとする
このマイルールタイプの正論さんにとって大切なのは、自尊心を満たすこと。
マイルールがしっかり通っているところで、賛同者が集まってくると、それだけでごきげん「オレサマ」キャラになります。
けれども、何かがうまくいかなかった時や、格上の相手に言い負かされた時、マイルールさんは落ち込みます。
もしかしたら言い負かされた人に恨みを持つかもしれません。
そんな割の合わない恨みを持たれても困りますから、極端な思考の相手には、言動には注意した方がいいでしょう。
5.せっかちである
せっかちな人も、正論を振り回す傾向にあります。
正論は、様々ある議論の中でも、一番先に掴みやすいもの。
人間の規範というのは、世界的に見てもそうバリエーション豊かではありませんから、根本は同じところが多いのです。
その分わかりやすくて、理解しやすい。
しかも簡単だから、味方につけやすい。
つまり正論は、せっかちさんにぴったりのツールだというわけです。
結論を急ぐ
せっかちさんは何より先に、結論を知りたいものです。
答えはAなのかBなのか、はたまた自分でも予想のつかない数字なのか。
そしてその結論を急ぐ中で、いくつかの重要なことを取りこぼします。
そのため、せっかちさんの正論は、他の人よりも抜けていたり、矛盾点が多かったりすることがよくあります。
気持ちに余裕がない
いつも急いでいるせっかちさん。
そのベンチに座って休憩しようよ、といったら、僕にはそんな時間はない!とどやされそうです。