いい子がいない、いい出会いが全くないということで、職場を変わったりする男性もいるようですが、新しい職場に行ってもいい出会いなど見つからないというのが現実というものです。
それくらい自分の身近で、自分の理想とする女性に出会うことは難しいということです。
そういう現実が受け入れられずに、なぜ自分の周りにはろくな女性がいないのだろうと不満をためています。
日常でストレスを受けている
仕事の上司が女性というような場合、女性に対して軽く見ているような考えがある男性はストレスがたまると思います。
当然上司ですから部下に対して厳しい指摘をすることもあるでしょう。
そういった時に「女のくせに」というような考えが少しでもあると、素直に叱咤激励を受け入れることができないのではないでしょうか。
結婚している人なら一番身近な女性というと、もちろん妻ということになるのですが、普段妻からいろんな愚痴を言われてストレスが溜まっている人も多いと思います。
そういった男性たちのストレス解消としてネット上での女叩きがあるのです。
怖い妻に対しては何も言えないけれど、せめてネットで世の女性に対しての怒りをぶつけさせてくれと考えるのも仕方のないことなのでしょうか。
抱えているフラストレーションのはけ口として
妻からいろいろ愚痴を言われるというのは体にこたえます。
給料が安いとか、帰りが遅い、家族サービスしろだの言いたい放題ですからたまったものじゃありません。
そこで溜まったフラストレーションのはけ口としてネットを使うという人も多いのではないのでしょうか。
人間、どこかでストレスやフラストレーションを解放していかないことには爆発してとりかえしのつかないことになってしまします。
お金をたくさん使って散財などをしてストレス解消という方法もあるかもしれませんが、それができないとなるとネットの中で憂さ晴らしでもするしかありません。
一言で嫌いと言えない心理も
ネットという環境は現実世界とは違い、匿名性の高い世界です。
それを利用して様々な暴言、差別発言などがあふれています。
そこは現実社会でのストレスやフラストレーションのはけ口となっていることも多く、とにかく誰かを叩くことで憂さ晴らしでもやりたいという人間が多いことを如実に表しています。
特に女性に対してその矛先が向かうことが多く見られます。
ネット上でさえ弱い者をいじめるという構図は変わらず、女性や失敗した人などに叩きの焦点があたります。
女叩きの特徴は、リアルな社会で女性に対して何らかの怒りや恨みつらみを持っている人間による仕業というケースが多く見られ、最初はある特定の個人への気持ちであってものが、女性全体として捉えるように変わり、最終的には女性が憎いというような思考に行きついているのではないでしょうか。
このような人々も元々、もしくは現在も女性のことに大いに興味があり、本当は女性と関わり合いたいという気持ちがあるので、一言で女性を嫌いとは言えない辛さがあります。
「可愛さ余って憎さ100倍」とはよく言ったものですが、女性が好きがゆえの裏返しの気持ちであると考えることができると思います。
とはいえ、女叩きをして満足しているような男性は今一度考えなおしてもらいたいです。
そんなことをして一時的なフラストレーションの解消になったとしても、後に残るのは虚しさだけだと思うのです。
女性に今まで酷い思いをさせられた、もしくは相手にされず辛いを思いをしたことが、女性に対する恨みとなっているようですが、それはまだ人生の中で自分に合う女性に出会っていないだけなのではないでしょうか。
どこかに必ず自分のことを理解してくれて、自分に合う女性はいるはずです。
そんな女性と出会う努力をしたほうが、女叩きをして喜んでいるより建設的だと思います。
女性は、男性がなぜネット上で女叩きをしているのか理解ができなかった人が多いと思いますが、背景には女性と仲良くしたいのにできないジレンマというものがあるんだということは理解しておいてほしいと思います。