でも、その気持ちを堂々と言える人は多くはありません。
この感情が無意識に都合のいい気持ちを作り上げてしまうので、自分の本当の気持ちすら分からなくなるのです。
ウソの気持ちにはほころびが出るものです。
前回言ったことと、今回言ったことの内容が変わってしまうこともしばしば。
それを取り繕おうとすればするほど、要点を得ない内容になってしまいます。
感情を表現するのが下手な人の中でも、そのタイプはさまざまです。
自分がなぜ感情を表現できないのか、それによって克服方法も違ってきます。
まずは自分の不器用さの原因がどれなのかを自覚することが大切です。
2.頑張りすぎてしまう
不器用な性格の人には、『頑張りすぎてしまう』という特徴もあります。
これは、長所にも短所にもなる特徴と言えますね。
頑張りすぎてしまう人は、1つのことに対して自分の限界まで頑張ってしまうところがあります。
徹底的に物事に取り組むのは良いことでもありますが、一方で時間がかかりすぎることや、頑張りすぎて疲れ果ててしまうことなどはマイナス面です。
不器用だからこそコツコツ取り組むしかないとも言えますが、それが意地になってしまうと周囲の人に迷惑をかけたり、自分も苦しくなったり…。
不器用さが裏目に出てしまうのです。
1つのことに対して自分の限界まで頑張ってしまう
頑張りすぎてしまう人が不器用だと言われるのは、“限界まで”頑張ってしまうからです。
器用な人は自分の限界を知って、程よいところで手を抜いたり、いさぎよく諦めたりできるのですが、不器用な人はそれができません。
自分の限界を決めず、自分を信じてコツコツ頑張るのはプラスの評価にも繋がりますが、要領の良さで言えば、良いとは言えませんよね。
ただ、これを長所と捉えるか、短所と捉えるかは自分次第です。
自分の限界まで頑張る不器用さを気に入っているなら、それは当人にとってプラスになる特徴です。
逆に、いつも限界まで頑張ってしまうことで疲れ、そんな自分が好きになれないならマイナスにしかなりません。
不器用さを克服するのには、不器用な自分を受け入れるのもひとつ。
変わりたいと強く願い、器用さを身に着けるのもひとつ。
自分がどんな自分でいたいのか、それを考えてみると克服方法も見えてくるのではないでしょうか。
3.要領が悪い
不器用な人を表す代表的な特徴として挙げられるのが、『要領が悪い』ことです。
頑張りすぎてしまうのも、感情を上手く伝えることができないのも、要領の悪さが影響しています。
要領が悪い人は、整理整頓が苦手。
だから机の上も頭の中も、ごちゃごちゃしがちです。
物事の優先順位をつけるのも苦手な傾向があるので、大事なことを後回しにしてしまいがち。
そのため、いつも慌ててしまいます。
その上、すべてを一人で抱え込んでしまったり、こだわりが強かったり。
人の目を気にするところがあるのも要領が悪い人です。
だから適度な息抜きもできず、人の倍動いて倍疲れる…。
という悪循環に陥りがちです。
適度な息抜きが出来ない
器用な人は、要領よく物事を処理するので、時間や気持ちに余裕もあります。
それに、余裕がないときでも上手に息抜きの時間を作るのが要領のいい人です。
なぜそうできるかと言えば、自分の能力を知っているからに他なりません。