不器用で要領が悪い人は、自分の能力を把握できていないのが原因のひとつ。
自分の限界を知っていれば、限界ギリギリまで頑張って疲れるだけ…という最悪の状態を回避できます。
また、能力以上のことは人に頼るなど、自分の限界を知っていれば、いさぎよく諦めることもできますよね。
自分ひとりで取り組むことなら限界まで取り組んでみるのもいいでしょう。
でも、仕事など多くのことは、他の人も関わっています。
時には周囲のペースに合わせることも必要で、自分のこだわりを貫くのはワガママでもあるんです。
それに、持ちつ持たれつ、みんなで協力して進めていくほうが、効率がいいと思いませんか?
家事などでも同じです。
自分ひとりでやることのようですが、家族みんなのためにもなることです。
だからこそ頑張る人も多いと思いますが、限界まで頑張って、ストレスが溜まってイライラしているのは、家族だって望みませんよね。
要領が悪いと、ストレスも溜まりがちです。
こういうところは、不器用さの悪影響と言えるかもしれませんね。
4.考えすぎる
不器用な性格の人には、『考えすぎる』という特徴もあります。
考えすぎてしまうと、一つのことに対してあれこれ考えが浮かんできてまとまりません。
だから要領が悪くなりがちなのです。
たくさんの考えやアイディア、思いが浮かんできてしまうと、頭の中は選択肢でいっぱいになってしまいますよね。
たくさんの選択肢の中から最善の選択、最善の組み合わせを生み出すのは、要領のいい人だって大変です。
考えすぎる人は、1つのことに対して様々な観点から考えてしまうので、選ぶのも、行動するのも遅くなってしまうのです。
1つの事に対して様々な観点から考える
もちろん、1つの事に対して様々な視点を持つことは悪いことではありません。
慎重になることで失敗を防ぐこともできるし、思いがけないアイディアが生まれる可能性もあります。
ただ、考えすぎるせいで混乱したり、いっぱいいっぱいになって焦ったり…。
締め切りに間に合わなかったら元も子もありませんよね。
不器用な人と器用な人との差は、全体のバランスを見るかどうかにあると思います。
考えることに対しても、ちょうどいい塩梅を見極められるのが器用な人。
ひとつの物事に対し追求をしていくのが不器用な人なのです。
一生ひとつの物事を考え続ける…。
そんな時間が与えられていないのが私たちです。
限りある時間をどう使うか、これも自分の気持ち次第。
考えすぎるところを不器用な短所と捉えるなら、幅広い視点を持つことが必要ですよね。
5.丁寧
不器用な性格の人は、『丁寧さ』を持っているのも特徴です。
物事を要領よく処理していけない分、丁寧で確実な仕事ができるのも不器用な性格の人。
これは、不器用な人が評価されやすい点ですよね。
仕事でも人付き合いでも、器用な人は目立つし華やかな存在です。
だけど、要領よく、抜け目ないところは「可愛くないヤツ」と思われてしまうこともしばしば…。
その点不器用な人の丁寧さは好感度が高く、時間はかかっても真摯に取り組む姿勢は、周囲の人が応援したくなる存在となっているのです。
何に対しても真摯に取り組む
何に対しても真摯に取り組むところは、不器用な人が誇れるところなのではないでしょうか。