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パワハラの定義とは?分かりやすく2...(続き4)

残念ながら放置していても解決する可能性は低いです。

思い切ってあなた自身で対処し、できるかぎり解決にもっていきましょう。

くれぐれも、やり返してはいけません。

殴られたから殴りかえす、という対処法では、その場で一瞬気持ちは収まるかもしれません。

しかし、あなたの立場がより悪くなってしまうかもしれません。

ぐっと気持ちを抑えて、正当なやり方で反撃しましょう。

まずやること

我慢していても、おさまるどころかエスカレートしがちなパワー・ハラスメント。

あなたが身を守るために、まずやるべきことをいくつかご紹介していきます。

起きたことを記録する

これはパワー・ハラスメントだけに限ったことではありませんが、起きたことを記録していくことはとても大切です。

後々第三者へ相談や報告をする際に、詳細な記録は事実確認として役に立ちます。

できるだけ詳しく、いつどこで誰が誰に何をしたのかということをメモしましょう。

どれくらいの時間ハラスメントを受け、それによりどんな状態や気持ちになったのか、なども書き留めます。

ボイスレコーダー機能を利用しての録音や、物的証拠がある場合はそれも保存しておきます。

嫌がらせのメールや手紙などがあれば、それも保存しておきましょう。

証人になってくれる人を確保しておくことも重要です。

怪我をしたり物を壊されたりした場合は、写真に撮っておきましょう。

病院の診察を受け客観的な証拠も残しておくべきです。

メモ書きであっても裁判の証拠になる

自分で書いただけのメモは、いくらでも捏造も可能です。

敢えて加害者が不利になるような内容もかけますし、事実に比べておおまかで抽象的な書き方になりがちです。

事象が発生してからメモを取るまでに時間があけばあくほど、人間の記憶は曖昧になります。

悪意がなくとも事実とは異なるメモになってしまいがちです。

そのため、録音データなどよりも、客観的な証拠として認められにくいもの。

メモ書きは裁判の証拠としてどこまで認められるのでしょうか?

認められるメモにする為には、具体的に詳細に書くことが重要です。

『上司にひどいことを言われた』という書き方では、あなたの感想でしかなく、証拠としては不十分として扱われるでしょう。

できるだけ具体的に書くべきです。

日付や時刻の他、相手の言葉をできるだけ正確に思い出しましょう。

『業務をふられてから10分しかたっていないにもかかわらず、まだ仕事が終わっていないのか、相変わらずのろまだなと言われ椅子の足を蹴飛ばされた』

このように実際に言われたこと、やられたことをメモします。

詳しく正確に書くためには、パワー・ハラスメントを受けた直後にメモすることをおすすめします。

言われた内容の他、相手の表情やそのときの周囲の人間たちの反応、そのとき覚えた自分の苦痛などを記録することで、真実に迫るメモになります。

記載した日付や、そのページに書き終えたら余白を埋めておき追記できないようにしておくと、きっちり記録をとっている印象が高まりますね。

更に手書きのメモを写真撮影するという方法もあるそうです。

メモをした時刻がデジタルデータでも残るため、証拠能力が高まると言われていますよ。

会社内部に報告、相談する

まずは周りの人に相談してみます。

第三者からの冷静な意見やアドバイスが、あなたの考えをまとめる役に立つかもしれません。