CoCoSiA(ココシア)

マタハラにありがちな8個の例とその対策


世の中には、さまざまな「ハラスメント行為」が存在しています。

ハラスメント行為とは、人を困らせたり、嫌がらせしたりすることを言います。

現在確認されているだけでも、実に30種類以上のハラスメントが報告されています。

30種類以上もの嫌がらせが存在するなんて、とても嫌な気持ちになりますよね。

ハラスメントの中には、男性だけが受けるもの、女性だけが受けるもの、男女問わず受けるものとたくさんありますが、圧倒的に女性が被害にあっているケースが残念ながら多いのも事実です。

ハラスメントには、女性だけが受けてしまう女性特有のハラスメント行為が存在します。

その中でも、代表的なハラスメントとして、「マタハラ」というものが挙げられます。

今回はこのマタハラについて詳しく探っていきたいと思います。

マタハラとはどういうハラスメント行為なのでしょうか?

この記事の目次

マタハラって何?

あなたは、マタハラという言葉を聞いたことがありますか?マタハラって何でしょう?一体どんな嫌がらせなのでしょうか?ハラスメント行為を取り上げる時にはたいてい省略されて話題に持ちだされることが多いですよね。

例えばセクハラは、セクシャルハラスメント(性的嫌がらせ)、パワハラはパワーハラスメント(力のあるものがその権力をかざして行う嫌がらせ)、アカハラはアカデミックハラスメント(教師が生徒に対して行う嫌がらせ)など、省略されています。

マタハラも例外ではありません。

マタハラも何かの略なのですが、何の略なのでしょうか?女性の方はなんとなく想像できるかもしれませんね。

女性特有の嫌がらせ、ハラスメント。

どんな内容のものなのでしょうか?

マタニティーハラスメントの略


「マタハラ」はマタニティーハラスメントの略です。

いわゆる、妊婦さんに対しての嫌がらせです。

これからお母さんになろうとしている人に嫌がらせするなんて、とんでもない話ですが実際にこの被害例は多いようです。

日本では、まだまだ妊娠や育児に対する理解が低く、特にビジネス社会においては「妊娠したら、仕事を辞めるのが当たり前」という傾向にある会社も多いようです。

最近では採用時に、妊娠する可能性のある女性に対して、「妊娠の予定はあるのか」ということを聞くことは禁止されていますが、実際に採用後に妊娠した女性たちはとても肩身の狭い思いをしている人が多いのです。

特に男性にとっては、妊産婦は足手まといでしかないという考えの方が多く、体調不良で会社を休んだり、早退することがどうしても多くなってしまう妊婦さんに対して、寛大な気持ちになれず「辞めてもらって新しい人を雇ってもらう方がいいのに」などという考えがある人もいるようです。

語源

マタハラの語源は、「マタニティ」と「ハラスメント」の二つの言葉が合わさってできた言葉です。

マタニティというのは、英語表記すると「maternity」となり、「母であること」「母らしさ」という意味があります。

もしくは、「妊娠中の」「妊産婦の」などの意味で用いられている言葉です。

さらに、「maternity」の語源はラテン語の「mater」です。

これは「母」という意味です。

ハラスメントは先程も申し上げた通り「嫌がらせ」という意味です。

ですので、直訳すれば、母である人に対する嫌がらせ、妊娠中の人が困るような行為をすることとなります。

こうして改めて文章にしてみると、ハラスメントの中でも悪質極まりないハラスメントであることが伺えます。

また、マタハラは男性が女性に対して行うだけでなく、女性が女性に対しても行う場合があります。

同じ女性として本来味方をすべきなのに、ハラスメント行為に及ぶなんて信じられませんよね。

マタハラには気をつけて!

マタハラといってももちろん度合いにもよるでしょうけど、何よりダメージを受けるのは心ですよね。

ただでさえ不安なのに、その上ご自身のことや妊娠していること、お腹の中の赤ちゃんのことまでもを嫌がらせされたら、神経的に参ってしまいます。

これはお腹のお子様に大変悪いことです。

マタハラを受けたと思われたらすぐにしかるべきところに相談に行きましょう。