世の中には、さまざまな「ハラスメント行為」が存在しています。

ハラスメント行為とは、人を困らせたり、嫌がらせしたりすることを言います。

現在確認されているだけでも、実に30種類以上のハラスメントが報告されています。

30種類以上もの嫌がらせが存在するなんて、とても嫌な気持ちになりますよね。

ハラスメントの中には、男性だけが受けるもの、女性だけが受けるもの、男女問わず受けるものとたくさんありますが、圧倒的に女性が被害にあっているケースが残念ながら多いのも事実です。

ハラスメントには、女性だけが受けてしまう女性特有のハラスメント行為が存在します。

その中でも、代表的なハラスメントとして、「マタハラ」というものが挙げられます。

今回はこのマタハラについて詳しく探っていきたいと思います。

マタハラとはどういうハラスメント行為なのでしょうか?

マタハラって何?

あなたは、マタハラという言葉を聞いたことがありますか?マタハラって何でしょう?一体どんな嫌がらせなのでしょうか?ハラスメント行為を取り上げる時にはたいてい省略されて話題に持ちだされることが多いですよね。

例えばセクハラは、セクシャルハラスメント(性的嫌がらせ)、パワハラはパワーハラスメント(力のあるものがその権力をかざして行う嫌がらせ)、アカハラはアカデミックハラスメント(教師が生徒に対して行う嫌がらせ)など、省略されています。

マタハラも例外ではありません。

マタハラも何かの略なのですが、何の略なのでしょうか?女性の方はなんとなく想像できるかもしれませんね。

女性特有の嫌がらせ、ハラスメント。

どんな内容のものなのでしょうか?

マタニティーハラスメントの略


「マタハラ」はマタニティーハラスメントの略です。

いわゆる、妊婦さんに対しての嫌がらせです。

これからお母さんになろうとしている人に嫌がらせするなんて、とんでもない話ですが実際にこの被害例は多いようです。

日本では、まだまだ妊娠や育児に対する理解が低く、特にビジネス社会においては「妊娠したら、仕事を辞めるのが当たり前」という傾向にある会社も多いようです。

最近では採用時に、妊娠する可能性のある女性に対して、「妊娠の予定はあるのか」ということを聞くことは禁止されていますが、実際に採用後に妊娠した女性たちはとても肩身の狭い思いをしている人が多いのです。

特に男性にとっては、妊産婦は足手まといでしかないという考えの方が多く、体調不良で会社を休んだり、早退することがどうしても多くなってしまう妊婦さんに対して、寛大な気持ちになれず「辞めてもらって新しい人を雇ってもらう方がいいのに」などという考えがある人もいるようです。

語源

マタハラの語源は、「マタニティ」と「ハラスメント」の二つの言葉が合わさってできた言葉です。

マタニティというのは、英語表記すると「maternity」となり、「母であること」「母らしさ」という意味があります。

もしくは、「妊娠中の」「妊産婦の」などの意味で用いられている言葉です。

さらに、「maternity」の語源はラテン語の「mater」です。

これは「母」という意味です。

ハラスメントは先程も申し上げた通り「嫌がらせ」という意味です。

ですので、直訳すれば、母である人に対する嫌がらせ、妊娠中の人が困るような行為をすることとなります。

こうして改めて文章にしてみると、ハラスメントの中でも悪質極まりないハラスメントであることが伺えます。

また、マタハラは男性が女性に対して行うだけでなく、女性が女性に対しても行う場合があります。

同じ女性として本来味方をすべきなのに、ハラスメント行為に及ぶなんて信じられませんよね。

マタハラには気をつけて!

マタハラといってももちろん度合いにもよるでしょうけど、何よりダメージを受けるのは心ですよね。

ただでさえ不安なのに、その上ご自身のことや妊娠していること、お腹の中の赤ちゃんのことまでもを嫌がらせされたら、神経的に参ってしまいます。

これはお腹のお子様に大変悪いことです。

マタハラを受けたと思われたらすぐにしかるべきところに相談に行きましょう。

マタハラは立派な犯罪です。

また、ハラスメント行為はやった側が「そんなつもりはなかった」といっても通用しません。

ハラスメントを受けた側が訴えることでしか改善されません。

自分さえ我慢すればいいという問題ではありません。

あなたとあなたの大切なお子様を守るために、是非勇気を出して声をあげてください!

本当にあった!マタハラの事例


では、ここから本当にあったマタハラの事例についてお話して行きましょう。

もう一度言いますが、マタハラは妊婦さんに対する嫌がらせです。

新しい命を生むということは、想像以上に大変なことでもあります。

よく考えて見て下さい。

愛する自分の分身であるとはいえ、約1年間もお腹の中に「命」を抱えているわけです。

その重責はどれほどのものでしょう?いろいろな不安があるに違いありませんよね。

このように、社会的にも一番に守られるべき妊婦さんに対して、困らせたり嫌がらせをする人がいるなんてにわかに信じがたいのですが、実際にいるのですから本当にたちが悪いと思います。

しかし、マタハラのさまざまな事例を知ることで、もしご自身にも心当たりがあるのであれば、マタハラだと訴えることもできます。

今まで、「こんなことでマタハラなんて騒いだらおおげさだと思われるからいえない」というような理由で我慢してきた方もいらっしゃるでしょう。

でも、我慢することなんてありません。

ご自身の権利はどうどうと主張して行きましょう。

職場編

たいていのハラスメント行為は、家の外で行われます。

ハラスメント現場で最も多いのが職場ではないでしょうか。

ハラスメント行為として最初に取り上げられたセクシャルハラスメントも、職場での嫌がらせが発端でした。

マタハラ被害もまた、職場での被害が多く報告されています。

職場と言うのは、本来その場にいる皆さんが力を合わせてひとつのことを成し遂げて行く、「協力」の場でもありますよね。

しかし、マタハラを受けている人は、この環境が恐怖に変わって行ってしまっているのです。

確かに妊娠・出産ともなれば自分だけの身体では無いですし、思わぬトラブルも発生してしまうでしょう。

しかし、女性にしかできない大仕事を控えている方に、もう少し温かい目で応援してあげることはできないものでしょうか?ここでは、残念ながら実際にマタハラ被害に遭った事例をご紹介して行きます。

退職を勧められる

マタハラされる人のついているポジションや仕事内容にももちろんよりますが、たいていはその人しかできない仕事と言うのはありません。

誰かが代わりにできることが多いです。

そのため、本来であれば産休・育休を取っている間に、代わりの人を雇うか、いまいる社員で協力して分担し、その人が復帰するまで待つのかどちらかになります。

しかし、よけいなコストがかかってしまいますし、雇われる側も産休・育休の間だけとなると、なかなか応募に踏み切れないのが現状です。

仕事を探している側にしてみれば、長期勤務できることを希望する人が多いからです。

ですので、それとなく退職を提案されてしまいます。

しかも、表向きは「本当は辞めてほしくないけど、君の為を思って」などと恩着せがましい提案をしてくるのです。

育児を行ううえで、ご本人が続けられないと感じることはもちろんあります。

しかし、首をきられる理由にはなりません。

嫌味を言われる

特に男性からの嫌みに耐えている人が多いようです。

女性も嫌みを言ってくる人はいますが、同じ女性として、特に子育て経験がある人は苦労をよくわかっているので、嫌みを言うことはできません。

しかし、経験がなく、今後も経験することができない男性にとっては、妊娠を理由に優遇される女性に対して、どうしても寛容になれない人もいます。

それって、とっても心が狭い男性ですよね。

そんな人は無視するのが一番良いのですが、妊娠中は何かとナーバスになっています。

ですので、ちょっとした嫌みでも精神的にかなり堪えるのが現状です。

中には最悪な人もいて、嫌みを言われてじっと耐えている人を見て面白がって余計に嫌みを言ってくる人もいます。

人間ですから、忙しくなってきたら多少の嫌みも言いたくなるでしょう。

しかし、あまりにも酷い・悪質な場合は、ほっておいたり我慢する必要は全くありません。

きちんと相談機関に相談してみましょう。

仕事を無理やり押し付けられる

これも、暗に退職をにおわせるための行動です。

会社側にしてみれば、雇用者が犯罪を犯したり、規則を破ったりしなければよほどのことが無い場合は、いくらその人が仕事ができないからと言って、首を切るというわけにはいきません。

ですので、自分から辞めたいと言ってもらえるのが理想です。

そのためには、仕事に対して辛い、しんどいと相手に思わせるのが一番です。

ですので、妊娠していてただでさえしんどい妊婦さんにたいして、どんどん仕事を押し付けたり、彼女がしなくて良い仕事まで「お願いします」と押し付けるのです。

妊婦さんにしてみれば、自分は普段から迷惑をかけているので、断れないという思いもありますので、結果的に仕事を続けるのが難しいということになってしまうのです。

産休・育休については会社によっても違いますが、開始時期も期間もだいたい決まっているので、それまで辛くてもなかなか早めに産休を取りたいということができません。

このようなこともあり、子供を優先して仕事を諦めなければならないという女性も増えています。

価値観を押し付けられる

マタハラに限らず、他人の価値観を押し付けられるのは、困りますよね。

どんなマタハラ被害かというと、例えば「普通は妊娠したら辞めるんだけど」とか「子供さんのことを考えたら、無理して会社なんかくるべきじゃない」とか、恩着せがましい価値観もありますし、他には「迷惑だと思わないのがおかしい」とか「無理に仕事を続ける意味がわからない」というように嫌みを言ってきます。

妊娠や出産については、とてもデリケートなことでありますので、妊婦さん以外が価値観をその人に押し付けても何の意味もありません。

妊婦さんが大丈夫だと言っているのに「そんなこと無いはず」とか「しんどいはず」というように、心配を装って排除しようとするのは大きな間違いです。

自分は大丈夫だと思っているのに、あれこれお節介を言ってくる人は、その人が例え「あなたの為を思って言っている」と言っても、それはマタハラに他なりません。

妊婦の体を配慮しない

職場では、いろいろな人に対して敵意をむき出しにする人がいます。

中でも、妊婦さんを必ずターゲットにする最悪な人達もいます。

男性の中にもそんな人はいますし、こともあろうに同じ女性でしかも妊娠出産経験があったにも関わらず、妊婦いじめをするオバサンもいるのです。

「妊娠は病気じゃない」と、わざと重い荷物を持たせたり、高いところにあるものを取らせたりするのです。

さすがにこれは犯罪です。

もしそれがきっかけでお腹の赤ちゃんに何かあっても責任は問われません。

また、このことがきっかけで、万一お腹の子がどうにかなってしまった場合、最悪の場合はマタハラなんていう簡単な被害ですまされることはありません。

それはもう「殺人」に値すると思って下さい。

いわゆるお局と呼ばれる人に逆らえない若い妊婦さんもいるでしょう。

でも、れっきとした犯罪行為ですので、きちんと訴えるようにしてくださいね。

公共の場

悲しいかな、妊婦さんのことを本来社会全体で守らなければならないのに、なかなかそうなっていないのが現状です。

赤ちゃんを宿して喜びいっぱいのはずなのに、一歩外に出ると、いえ、場合によっては家の中であってもマタハラ被害に悩まされている妊婦さんは後を絶ちません。

命を生みだすと言う行為は、口で言うほど簡単なものではありません。

お母さんは赤ちゃんをお腹の中で約10カ月以上も守っていかなければならないのです。

これがどれほど神経を使うことかおわかりでしょうか?

もちろん妊娠して初めて大変さを知った、自分も妊婦さんに対してそんなに気を使わなかったから、自分がその立場になってすごく反省したということもありますよね。

残念ながら妊娠の経験が無い人にとって、いまいちピンと来ないこともあります。

言わなければわからない、言わなければ改善されないこともたくさんあるのです。

席を譲らせようとする理不尽なはなし

妊娠初期は、どうしても妊娠しているかどうか気付かないことが多いですよね。

まだお腹も目立っているわけではありませんし、妊娠に気付いてない人すらいるほどです。

ただし、妊娠初期も決して身体が万全であるわけではありません。

悪阻を起こしてしまったり、急に貧血で気分が悪くなってしまったりということもあります。

しかし、公共交通機関において、座席を優先的に使いたいという場合は、お年寄りや身体の不自由な方は見た目で判断できるのですぐに席を譲ってもらえますが、妊娠初期の妊婦さんは気付かれないことが多いので我慢しているしかないのが常でした。

そこで開発されたのがマタニティーマークです。

可愛らしいマークで、キーホルダー型になっているものもあり、かばんなどに付けておくだけで、それとなく妊娠していることを周りに知らせる便利なマークです。

このマークを付けている女性を見たら、席を譲ってあげなければいけません。

彼女たちは優先座席に座る権利があります。

ところが、このような女性が最初から席に座っている場合、特にそこが優先座席のスペースだった場合に、ご年配の方が「ちょっとそこは優先座席なんだから、あなたは座ってはだめよ」と注意する人もいるのです。

妊婦に配慮しない高齢者

また、相手が妊婦だとわかっているのにもかかわらず、自分が高齢者であることを誇示して、全く妊婦さんに配慮しない高齢者もいます。

ここで少し話がそれてしまうかもしれませんが、世の中で一般的に弱者だと言われている人達、いわゆる高齢者や障害者の方々は、全て良い人達だと思っていませんか?でも、そんなことはありません。

健常者と同じように、性格や態度が最悪な高齢者や障害者も存在します。

人間ですもの、当たり前ですよね。

また、社会から守ってもらえるのが当たり前、健常者は高齢者や障害者を助けて当たり前だと思っている人も中にはいるのです。

高齢者は犯罪を犯さない、障害者は人として完璧な性格をしている。

そんなことあるわけないですよね。

そう思うことこそ差別だと思います。

つまり、高齢者の中にも妊婦さんを配慮しない人はいるわけで、「病気じゃない」「甘えるな」など罵声を浴びせたり、叩いたりする人もいます。

でも高齢者だからと遠慮することはありません。

きちんと「やめてください」と注意して問題ありませんので勇気を持って声をあげてください。

家庭内

妊婦さんにとっては家庭内だけが安息の地であるはずなのに、家庭ですら安心できない、いらいらする、不安になるという場になってしまっている人もいます。

そんな辛い話はありませんよね。

では一体家庭内でのマタハラとは、誰がどんなことをしかけてくるのでしょうか?事例をみてみましょう。

旦那が協力してくれない

当然ですが、子供は一人ではつくれません。

男女が、性交渉を行った結果、もしくは妊娠するための治療を行った結果命が誕生するのです。

子作りの時は協力して共同作業をおこなっていたのに、いざ妊娠するとあとはほったらかしという男性も多いのではないでしょうか?

子育ては一人では絶対にできません。

ご家族の協力があってこそ成り立つのです。

それを育児は母親の役目だとか、男性は外で稼ぐだけで良いというような古い考えの人が未だに居るのが不思議です。

子育ては協力するけど、妊娠中は自分にできることなんかないと思っている旦那さまはいませんか?それはとんでもないことです。

女性がお腹の中に命を宿した時から既に育児ははじまっているのです。

ですので、妊娠中も旦那様にできることは山のようにあります。

まずは奥様のケアですよね。

どうしてほしいのか聞く、無理をさせない、ゆっくり休んでもらうというように優しさをもって接するべきだと思います。

妊娠・出産って本当に大変なんです。

男性が考えている以上に痛みを生じます。

一説によれば、男性がもし陣痛や出産を経験できるとしたら、あまりの痛みに耐えきれず何人かは死亡するだろうとも言われているのです。

マタハラの対策方法

では、マタハラの対策方法って何かあるのでしょうか?またマタハラをされたかもしれないと思ったらどういう対策をすればいいのか、なにかできることはあるのか、それがわかるだけでも不安は少し解消されるのではないでしょうか?

相談する

マタハラをされたら、とにかく人に相談しましょう。

職場の場合は、現在では「ハラスメント委員会」というのが設置されていることがほとんどですので、相談員の方に相談してみましょう。

もし言いにくいようでしたら、市役所や区役所などに相談に行くと、どういう対策をすればいいのか詳しく教えてくれますよ。

また、もしかしたらあなたと同じようにマタハラで悩んでいる人が会社内にいるかもしれません。

そのような人と機会があればお話しして、一緒に行動に乗り出すのも構いません。

場合によっては裁判も

場合によっては裁判も辞さない構えでいきましょう。

裁判というと大げさに聞こえますが、ようするに決まり事を設定する場ですので、例えばマタハラ被害が認められて、損害賠償金を支払ってもらえることになった場合には、当然裁判で決めなければなりません。

とくに長引くわけでもありませんので、もらえるものはきちんともらって相手にはじっくりと反省してもらいましょう。

精神科に行く

もしあなたが、精神的に病んでしまっているのであれば、精神科に行ってみるのもいいですよ。

産婦人科の検診の際にもそれとなく、専門家に診てもらうように指示されることがあるかもしれません。

精神科というとハードルが高いと思われがちですが、精神科にかかったことが無い方にはおそらく驚かれると思います。

とてもクリーンな雰囲気ですし、完全予約制の病院がほとんどですので他人にばったり会うということはまずありません。

個室ですが、病院という感じではなく、誰かの家に遊びに来た、そんな感覚で診察を受けることができます。

精神科の先生は話しを聞くプロです。

また、お医者様があなたから聞いた話しや情報を外に漏らすことは絶対にありません。

医師や看護師には守秘義務というものがありますので、あなたが診察していることすら外部に漏らしてはいけないのです。

ですので、どうぞ安心して治療を受けて下さい。

自分の思いすごしかもしれないと悩むのではなく、まずは医師に相談を。

きっと解決の糸口がつかめるでしょう。

サプリメントをもらう

妊娠中にやたらとサプリメントを飲むのは考えものです。

ですので、絶対に自分で判断して市販のサプリメントを買って、勝手に飲むのは控えましょう。

とくに精神的に良いとされるサプリや、更年期障害を緩和するようなサプリは、飲み合わせが悪い場合悪化しますので、注意が必要です。

特に、妊娠中に何か別の病気で治療を受けている場合、投薬してもらっている場合は要注意です。

サプリメントといえど、濃縮物には違いありませんので。

知っておこう!マタハラの基礎知識

ここまでお読み下さった方は、だいぶマタハラの被害について実感を持っていただいたと思います。

ここで、改めてマタハラについて基礎的なことを知っておきましょう。

ご自身が妊婦さんで今まさにマタハラに悩まされているのであればなおさらです。

詳しく知ることで、できる対策も増えて来ます。

またとてもデリケートな問題でもありますので、知っていて損はありません。

是非今一度考えて見て下さい。

マタハラの種類

マタハラの被害についてはお話をしてきましたが、ここで少しおさらいしてみましょう。

マタハラと一言で言っても、色々な種類があることが分かりましたよね?どんな種類があったでしょうか?ひとつずつ見て行きましょう。

マタハラは、決して許されるハラスメントではありません。

マタハラに詳しくなると言うのも、本来喜べることではありませんが、知らなければ泣き寝入りしてしまうこともたくさんあります。

そんなの悔しいですよね?

知ることも勇気です。

実際に行動に移すのはもっと大変ですが、知らなければ何もはじまりません。

昭和の価値観押し付け型

まず最初は「価値観押しつけタイプ」のマタハラをご紹介しました。

「妊娠は病気ではない」「動いた方が良い」というような、昔ながらの考えの押し付けは実はとても危険です。

昔の考えと今の考えは全く違うことも多いです。

医療は日々かわってきています。

昔に通用した治療法も今では全く無意味であることもあります。

価値観を押し付けるタイプの人は、実際はよくわかっていない人が多いのでそんな人の言うことを聞く必要は全くありません。

いじめ型

次に、「妊婦さんをいじめる」タイプのマタハラです。

妊婦さんを目の敵にする人もいるというようなお話しでしたよね。

当たり前なのですが、妊婦さんは皆さんから守られて当然なのです。

ですが、それをちやほやされていると勘違いしたり、自分がイラついているのを妊婦さんのせいにしたりする人もいて困ったものですよね。

マタハラ以前に、いじめという問題があります。

妊婦になって突然いじめにあうようになったのか、それともそれ以前からいじめにあっていたのかで対処が変わってきます。

パワハラ型

自分の地位を利用したハラスメントをパワハラと言いますが、パワハラの中のマタハラというのもあります。

ややこしいですよね。

これは、自分が妊婦さんよりも強い立場(上司であったりする場合)に、権力をかざしてハラスメント行為を行うことです。

ご存じのように、妊娠というのは非常にデリケートな問題です。

男女間の性交渉の話題を持ち出してくる上司もいるでしょう。

例えば「お前は仕事はできないのに、やることはやるんだな」というような嫌みです。

これは完全に、パワハラ・マタハラ、そしてセクハラに値します。

追い出し型

会社では、妊娠している女性を雇い続けることを、嫌がる会社もあります。

ですが、首を切ってしまうと会社が訴えられた時に、「妊娠を理由で解雇された」といわれてしまえば、完全に会社が負けます。

そうならないように、本人から辞表を提出してもらって自主退職してもらうのが会社にとっては一番ありがたいのです。

ですので、このような場合は追い出し作戦にかかられます。

わざと仕事をたくさんあたえて残業させたり、他の人の仕事を押しつけて業務量を増やしたり、妊婦さんが「もう無理」と思って退職を申し出てくるまで続けてきます。

マタハラは立派なハラスメント

マタハラは、れっきとしたハラスメント行為で、造語でもなんでもありません。

また妊婦さんの被害妄想でもありません。

きちんとした「被害」として認められているものなんです。

マタハラをする人は最低な人間です。

しかし、それがハラスメント行為だとわかっていない人もいます。

そういう人には「あなたのしていることは立派なハラスメント行為ですよ」と教えてあげなければいけないのではないでしょうか?

絶対に放置しないこと

マタハラをされても、我慢し続けたりほったらかしにしてはいけません。

黙っているとだんだんエスカレートしてきて、あなたの体調も崩れてしまいますし、子供さんにもよくありません。

マタハラは被害者が声をあげなければ解決しない問題です。

他にも多くのマタハラ被害者がいます。

どうぞ、まずは声をあげることからはじめてみませんか?

とても勇気がいることではありますが、誰かが立ちあがらなければなりません。

後に続く、誰かのためにも是非あなたが勇気をだして立ち向かって下さい。

マタハラで悩むママさんはまずは相談しよう(まとめ)

いかがでしたか?もしあなたがマタハラ行為をされて悩んでいて、今すぐにでも解決したいと思っていらっしゃったら、まずは勇気をだしてさまざまな機関に相談を持ちかけましょう。

産婦人科でも紹介してくれますし、役所にいけば相談員の方もおられます。

お友達に相談したり、家族に相談するのも良いのですが、法律に触れることもありますし、損害賠償を請求できる場合もあるので、ここはやはりプロの方に相談する方が得策です。

お子様の為にも、そしてなによりあなた自身の為にも、泣き寝入りしてはいけません!