「自分はこうしたいから、相手にもこうしてほしい」そんな風に考えることってよくありますよね。
自分の希望を相手に伝えることは大切です。
ですが、それを相手に押し付けてしまうと、相手は不快に感じてしまい、関係が悪くなってしまうことがあります。
自分ではない他人を変えるのは至難の業です。
しかし、自分を自分で変えることは、他人を変えるほど難しいことではありません。
また、自分が変わることによって、自然と相手も変わることがあります。
自分を変えることで何故相手まで変わるのか、その理由や自分の変え方についてご紹介します。
自分が変わることで相手も変わる6個の理由
自分を変えることって、なかなか難しいですよね。
これまで自分が経験してきたことや、勉強してきたことから自分の中の価値観や考え方は固まります。
一度固まってしまったそれを柔軟に変化させようと思ったら、それなりの時間がかかってしまうでしょう。
しかし、自分を変えることは、相手を変えることよりは容易いです。
他人の考えや価値観を変えるのは、「相手にとっての他人」である自分には、相当に難しいことでしょう。
それに何年も時間を費やし続けるよりは、自分で自分を変えた方が時間もかからず簡単にできます。
また、案外自分が変わることで、相手も自然と変わってくることもあります。
だからこそ、「他人を変える前に、まず自分が変わりましょう」とよく言われているのです。
では、自分が変わることで、何故相手まで変わるのでしょうか?
自分が変われば相手も変わる理由や、何故相手よりも自分が変わらなければならないのか、その具体的な理由を以下に挙げていきます。
1.相手を変えることは難しい
例えばあなたが毎朝8時に起床しているのに、他人から「7時には起きた方が健康的だから、明日からは7時に起きなさい。」と言われたら、素直にそれに従いますか?
恐らく誰もが、「自分のことは自分でやるから放っておいて。」や「何であなたにそんなことを命令されなきゃならないのか。」と反発心を抱くことでしょう。
それが会社の寮の規則で決まっているというのなら、会社に勤めている間は規則に従って7時に起床しなければなりません。
しかし絶対のルールでもない限り、どんな理由を並べられたところで、他人の意見や命令に素直に従う気にはなれませんよね。
あなたが他人から言われたら反発するのと同様に、他人もあなたから「こうしなさい」「ああしてほしい」と言われても、素直にそれに従う気にはなれないことが多いでしょう。
そのため、いくら自分が「こうしてほしい」と相手に求めたところで、相手がすんなりとそれに従って思う通りに変わってくれることはありません。
それはごく普通のことであり、誰でも簡単に他人を変えることなどできません。
それだけ相手の考えや価値観、行動などを変えることは難しいのです。
もし無理矢理に相手を変えようとすれば、嫌がるあまり相手はあなたとの関係を断ってしまうでしょう。
相手を変えることは至難の業ですので、時間や手間暇をかけ続けて相手を変えるよりは、自分が変わった方が手っ取り早いでしょう。
相手を変えるよりも自分が変わる方が遥かに簡単
自分で自分を変えることも、すんなりと容易くできることではないでしょう。
長年培ってきた自分の知識や経験、価値観などは、よほどのことがない限りは、そう簡単に変えられるものではありません。
とはいえ、他人を変えることに比べれば、まだ自分を変えることの方が遥かに簡単でしょう。
何故なら他人は自分とはまったく別の存在です。
育ってきた環境も違えば、性別や年齢、知識や経験などもまったく違っています。
それを自分の思う通りに変えようなどと、考える方が無謀というものでしょう。
それよりはまだ、自分自身を変えることの方が遥かに簡単なのです。
2.自分の雰囲気が変わる
自分が変わることで、これまでの自分とは少なからず雰囲気も変わってきます。