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喧嘩できる関係は仲が深まる!カップ...(続き4)

より良い関係性について考えるきっかけになる

喧嘩をすることで、お互いに考え方や価値観が違うことが明らかになります。

どんなに好きな相手であっても、「自分とは違うんだな」と気付ければ、そこからはどうやってお互いのずれている認識を同じにしようかと考えるようになります。

つまり喧嘩は、お互いのより良い関係性について考えるきっかけになっています。

お互いの違いをぶつけ合うからこそ、そこから2人で納得できる関係を築こうと努力することができます。

そして相互理解が深まってくれば、より関係は長続きしますし、結婚してからも安心して生活を送ることができるでしょう。

喧嘩の時にやってはいけないNG言動

喧嘩になると、つい感情がヒートアップして心にもないことを言ってしまいがちです。

よく「人が感情的になっている時に口から出る言葉こそが、その人にとっての本音だ」とする考え方がありますが、それは半分正解で、半分は間違っています。

確かにカッとなっている時には、普段から心の中で思っていたことをつい勢いで口に出してしまうことがあるでしょう。

だらしがない、時間にルーズ、自己中心的などの、相手に対して不快に感じていることが、喧嘩をきっかけにして表に出てしまうことはあります。

その場合にはむしろ、普段我慢していたことを口に出しますので、後で仲直りさえできれば気持ちがスッキリするでしょう。

しかし普段から相手に対して思ってもいないことを、勢いで口にしてしまうこともあります。

その場合は、喧嘩で怒りや憎しみの感情が込み上げてきたために、普段は思ってもいないのに意識して相手を傷つけようと、咄嗟に思い浮かんだ相手への悪口を口にしてしまいます。

それも、日頃から相手がコンプレックスに感じていることを、喧嘩の時にはあえて口にしてしまうことがあるでしょう。

例えば恋人が母子家庭なのを気にしていたら、喧嘩の勢いで「これだから母子家庭育ちは」と酷い言葉を吐いてしまうことがあります。

それはコンプレックスを抱える相手にとっては、これ以上ないほどに効果的に相手の心を傷つけることになるでしょう。

本心からでなく相手を悪く言ってしまった時には、誤解を解くのがとにかく大変です。

仲直りにも時間がかかりますし、最悪破局を迎えてしまいます。

このように、喧嘩にもNG言動があります。

以下に挙げていくNG行動は、どれだけ感情的になっていてもやらないように十分注意しましょう。

感情的になり過ぎない

喧嘩の時には、誰もがついカッとなってしまいます。

お互いの意見の食い違いや価値観の相違が、「どうして分かってくれないのか」と怒りの感情になり、頭に血が上ってしまいます。

感情的になると冷静な判断がつかなくなり、言い争っているとますますそれがヒートアップして、終いには喧嘩の内容とはまったく関係のないところにまで話が飛躍することもよくあります。

例えば、今日のゴミ出しはどちらだったかで喧嘩になった時に、冷静になればお互いに約束をした時のことを思い出したり、これまでのゴミ出しの順番を思い出したりして、解決策を見つけ出そうとするでしょう。

しかし、そこで感情的になってしまうと、「そもそも性格がだらしない」だの「言ったことをすぐに忘れる」だのと、喧嘩の論点とはどんどんずれた方向へと喧嘩が進んでしまいます。

そうなるともう最初の喧嘩の原因はただのきっかけでしかなく、後はお互いに日頃から溜まっている不満や鬱憤を晴らすまで喧嘩は収まらないでしょう。

たっぷりと時間をかけてお互いに言いたいことをすべて出し切れば、落ち着いた時には気持ちがいくらかスッキリしていますし、またお互いに言い過ぎたと素直に謝罪をすることもできるでしょう。

しかし、口論が中途半端な状態で終わってしまった時には、不満がムカムカと収まらないままですので、一日中機嫌が悪かったり、暫く口を利かなくなったりと余計に悪化してしまうこともあります。

喧嘩ではつい感情的になってしまいますが、それでも心のどこかに必ず冷静さを残しておきましょう。

絶対に暴力はダメ

喧嘩になると頭に血が上ってしまい、冷静な思考ができなくなってしまいます。

すると口よりも先に手が出るタイプの人は、カッとなった衝動のままに相手に暴力を振るってしまうことがあります。

一度相手に手を挙げて、それで我に返るのならばまだしも、一旦火がつくと止められなくなり、気が済むまで相手に暴力を振るってしまうという人もなかにはいます。

例え恋人や配偶者であっても、暴力を振るうことは絶対にいけませんし、立派な傷害罪になります。

普段は優しい人ほどストレスを溜めることが多いため、いざ頭に血が上ると衝動的に暴力を振るってしまうという人もいるでしょう。

普段とのギャップが大きいと、殴られた方が「自分が怒らせた」「普段は優しい」と相手を庇って暴力を正当化してしまうこともあります。

そうなると周りの誰かが手を差し伸べない限りは、DVの状態は続いてしまうでしょう。

どんな理由があっても、暴力は絶対にダメです。