問い詰められても逃げ切ろうと、用意周到に準備された言い訳。
…赤いトタンの話は、事前に他のスタッフにも「昨日急に赤いトタンが飛んできて、車に傷がついちゃった」と伏線まで張っていたんです。
すべてのことが明らかになったとき、何とも言えない複雑な感情になったのを覚えています。
もともとその子は、ふんわりした可愛らしい雰囲気をもった女の子。
筆者に「私じゃない」と訴えたその顔も、まるで疑う余地もなく真実味のある表情で、「なんで疑われちゃうんだろう?」くらいの感じだったんです。
最初はまんまと騙されちゃって、「本当に違うみたいですよ」って先方に伝えちゃったくらいです。
でも結局、私に向けたあの表情も、訴えも、全部嘘だった。
いつも懐いてくる態度の子だったので、何とも言えない気持ちでした。
でもあの時抱いていた感情こそ、まさに“あさましい”だったのかも。
と、今は思いますね。
軽蔑と哀れみが混じりあった感情、そのものだったかもしれません。
今ご紹介したエピソードは、架空の人物のせいにした事例ですが、人のせいにするってこともありました。
あさましい…あまり使いたくない言葉だといいましたが、心の中ではやはりこういう人への軽蔑が、筆者にも確かにありました。
なんだかガッカリです。
14.割引や無料に目がない
お金の話が好きという特徴のところでも触れましたが、あさましい人は“割引や無料に目がない”んですよね。
損得勘定で動く人にとって、割引されているものや、無料で配られているものを見逃すはずもありません。
でも時に、割引や無料という言葉に踊らされて、無駄なもの持って帰ってきたり、余計な買い物をしたりと…まんまと販売戦略にはまってしまう所もあるようです。
欲しいものをお得に手に入れるということに留まらず、“お得”という言葉だけに感覚を狂わされている状態ですよね。
ちょっと病的にも思えるそんな行動が、見苦しく品がないと思われてしまうところでもあるのでしょう。
15.食べ放題・つめ放題が好き
割引や無料に目が無い人となれば、“食べ放題・つめ放題が好き”でもあるのがあさましい人。
食べ放題やつめ放題が好きって言うのも、誰にでもあるとは思います。
でも、それを下品に見られようが、見苦しく見られようがお構いなしなのが、あさましい人ですよね。
自分のお金に対する執着心と、人目を気にする自制心。
どっちが強く働くかっていう問題なのかもしれません。
これって案外、お金が無い人ほど、「貧乏だと思われたくない」という心理が働いて、お金に対する執着を見せないようにもするのかもしれませんね。
お金があるのに貧乏性の人がいるように、お金に執着するからこそ、お金持ちにもなれるのかも。
何を恥ずかしいと思うのか…その価値観の違いなのかもしれません。
16.手柄を横取りする
あさましい人には“手柄を横取りする”という特徴も。
これ、先ほどお話した筆者のあさましい部下にも、そんなところがありました。
計算高いというか、悪知恵が働くというか…悪い方の意味でしたたかさがある子でした。
ひとつエピソードがあります。
店舗で書いていたブログの話名のですが…。
お店のブログは、一日ごとにスタッフが交代でUPしていたのですが、そういった体勢が整うまでは、筆者がひとりで書いていました。
自分でいうのもなんですが、そのブログが結構人気でして、ブログを読んで来店される方もいたし、競合店からベンチマークされたりもしていたんです。
ブログの最後には名前を入れていたので、〇〇会社の〇〇さんのブログってことで、その界隈ではちょっと有名だったりして。
その後スタッフが増えてきてからはみんなで交代で書くようになったのですが、
筆者のブログファンの方から、分かるようにカテゴリわけして欲しいって声もあって、