CoCoSiA(ココシア)

新人がすぐに辞めてしまう職場の11...(続き2)

そういった会社の現場は、ハッキリ言って人にお見せできるほど誇らしいものとはいえないでしょう。

そう、毎日がテンヤワンヤ状態なのです。

人手が決定的に不足しているので日々、アップアップの状態。

こんな状態で新人をしっかりフォローして教えるなどという事、出来るはずがないのです。

もしそのような状態の職場で新人の教育係を任されてしまったらそれこそ不幸中の不幸かも分かりません。

新人を指導・教育する役目を仰せつかったからにはその職務を全うしようと誰しもが責任感を持つはずです。

しかし、いかんせん、現場が忙し過ぎて手が回らない。

それなのに右も左も分からない新人を教えなければならない。

そんな暇などないはずなのにここの会社、どういう神経をしているんだ!という事で今度はそのベテランの人が会社を辞めちゃうかもしれませんよね。

とにかく、人が人を教えるという事は片手間では出来ない芸当です。

しっかりと計画的に教育プランを立てて人事部が率先して新人の育成を担っていかなければいけないのです。

入った会社でいきなり現場におっ放り出されて見よう見まねで仕事をこなす。

聞きたくても先輩社員は忙し過ぎて全く相手をしてくれず。

この状態でもし、何らかのクレームに巻き込まれたら間違いなくその新人はこの職場に絶望するでしょう。

そのような環境で今後の自分の仕事人生を委ねる訳にはいきませんからね。

2.会社の仲が深まりすぎている

新人がすぐに辞めてしまう特徴の2つ目は「会社の仲が深まりすぎている」です。

要するに「派閥」のようなものがその会社に浸透し過ぎているという事でしょう。

何をするにしても仲の良いもの同志、あるいは息のかかった者同士の仲が強すぎて新人が自由な社風を感じ取る雰囲気がおよそありません。

これではこの会社の将来を思い悩む時期がそう遠からずやってくることは間違いないでしょう。

それほど人間関係というのは職場において人が続けられるかどうかを左右する非常に重要な要素となっているのです。

新人との交流が少ない

でも、いくら派閥が出来過ぎていたとしても誰かがその新人さんの事を見ていてくれたら問題はないないのです。

親切に笑顔で相対してくれていたら、いきなりその会社に対して変な嫌悪感は持たないでしょう。

それが組織的に全くないから新人が不安に思うのです。

新人がいきなり会社の仕事に精通してバリバリ、ベテラン並みに働けるはずがありません。

最初は誰だってずぶの素人なのです。

手取り足取り教えてもらわないと仕事を覚えられないのです。

それなのに先輩社員たちの仲が良すぎるというか、新しく入ってきた人間をどこか排斥でもしているかのような態度を見せられてしまったら、もう新入社員さん達はその会社に対する忠誠心も働く意欲も失ってしまうかも分かりませんよね。

結局、その会社の組織作りにおける風土というものが新人をすぐに辞めさせてしまう土壌を作ってしまっている、という事になるのです。

3.適当に教えている

新人がすぐに辞めてしまう特徴の3つ目は「適当に教えている」です。

これも会社の体質に問題ありの特徴といえるでしょう。

何より、「人事部」というものが組織的に正しく機能していない事を物語っています。

新人に仕事を適当に教えるだけ。

それも1回のみ。

あとは全くほったらかし。

これって本当にその会社、ヤル気があるんでしょうかねえ?

1回だけ教えて放置

新人研修という名目の「教えるための場」というものもなし。