日頃やっておかなければならない仕事を後回しにし続けているので作業量は膨大です。
自分はさぼって新人にやらせる。
あるいは口を動かすだけで何も作業をしない。
これではその人物が尊敬される事は永遠にないでしょう。
だから普通の感覚を持っている人間ならば、一時的にそういった閑職的仕事を手伝わされてもすぐに生産性のある部署に配属されそのような行為をさせられる事は無くなる、という事です。
勿論、このような悪弊が蔓延しているのは会社側の責任です。
会社がキチッとした人材教育を放棄してきたツケがこのような結果を招いているのです。
このような悪弊が残る会社、平成の世でも五万とあった事でしょう。
こういった事を新人の登竜門とするのか否か。
会社の組織作りの真剣さに問いたいところです。
6.アドバイスをしてもらえない
新人がすぐに辞めてしまう特徴の6つ目は「アドバイスをしてもらえない」です。
これは、会社側に非があるケースと新人側に非があるケースのどちらもあるでしょう。
会社側の組織があまりに硬直化しており人間関係が成り立っていないパターンと、もう一つは新人さんの聞き方に問題があるケースです。
人間、ものを尋ねられたら悪い気はしません。
しかし新人の口の聞き方があまりに失礼で、先輩を先輩とも思わないような口の聞き方をすれば相手だっていい気はしません。
要するに敬語を正しく使えないから起こる悲劇という事になるでしょう。
間違っていても放置
職場で先輩からアドバイスをもらえない、ということは相当キツイ事態です。
結局、損をするのは自分だと思って先輩たちには精一杯の誠意を込めた態度・言動を心がける事でしょう。
アドバイスをくれない先輩が悪い、そんな先輩を雇っている会社が悪い、などという発想で得をすることなど全くありません。
いつの時代も先輩・後輩の関係には厳密な「上下関係」が存在します。
先輩に何かを尋ねる時はきちんと礼儀に気をつけましょう。
そしてアドバイスをもらったら、きちんと「ありがとうございました。」とお礼をする姿勢を貫くのです。
こちらが礼を逸するような言動をしていないのに先輩たちからアドバイスをもらえない時は、別の手を考えなければなりません。
1度教えただけではなく繰り返し教えることが重要
また、一度送ったアドバイスに対して先輩社員は再度、その人の仕事ぶりをチェックしてアドバイスを送り直す必要もあるという事を忘れてはいけません。
これが「チェック機能」なのです。
つまり一旦行ったアドバイスに対して新人社員がきちんと間違えずに仕事を行えているかを判断する、という事です。
これを行わずにそのままにしておいて新人が間違ったやり方で仕事を行っていたとして、あとで上司にその事を注意されたら、新人はやるせない気持ちになるでしょう。
そういった事が積もり積もったら下手をすると会社を辞めるきっかけになってしまうかも分かりません。
仕事を教える側は、安易な気持ちでアドバイスしないという事も頭に入れて置きましょう。
7.残業が多い
新人がすぐに辞めてしまう特徴の7つ目は「残業が多い」です。
今や残業の多い会社は就活の段階でカットされてしまうほど社会的に罪悪な存在、という見方をされてしまいがちです。
今の時代、かつての日本の高度経済成長期の時のような働き方を強要する会社は生き残れないかも分かりません。
有給休暇をきちんと消化できて週休二日制は当たり前。
夏季休暇、ゴールデンウイーク、お盆、年末年始の休暇と働く側の当然の権利として「お休み」は福利厚生上、必ずチェックしておかなければならない要件となっているのです。
残業に関しても同じ事が言えるでしょう。
残業を行えばそれに対しての残業単価が発生し、会社側は人件費を多く使う事になります。