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岡山弁が可愛い理由とその具体例とは?(続き3)

そう、標準語だとか“方言”で有名な関西弁などに比べると、どこか「変わったイントネーション」として受け取りやすい言葉なんですよね。

「え!?そこで下がる!?」「そんな言葉の真ん中あたりで変わった音に代わる!?」なんて思ってしまった人もいるのではないでしょうか。

筆者も以前にお付き合いしていた恋人のお母さんが岡山出身で、お会いしたときには毎回のようにそう感じていました。

なんでしょう、「顔は笑ってるけど声は怒ってる!?」と感じたり、逆に「声はどこか突っ張っているように感じるけど、顔は笑ってる!?」なんて思うことが多々ありました。

これって、標準語と比べるとどこか言葉のイントネーションが“変わっている”ということなんですよね。

そんなイントネーションの変化、普通とは違うその発音や変化に心を奪われてしまう人もいたかもしれないですね!

絶対に通じない宇宙語のようなもの


実際に岡山弁を話している人とお話したことがある方は、すでにこのような感情を感じたことがあるかもしれません。

岡山県出身の方でも、現代っこであれば標準語も交じっているのでそりゃまぁ会話を続けることは可能です。

しかし、昔の人―年配の方―が岡山弁を話すとなると、いったいなにを話しているのか?何を伝えたいのか?

顔を見ても、耳を澄ませてみてもまったくわからない!という人が多かったはずです。

これは、その地域でその地域の方言を全く耳にしたことがない人であれば、どこでも誰でも感じてしまうこと。

とはいっても、岡山弁って格別にその様に感じやすいのかもしれないですね。

しかし、よく使われる岡山弁をチェックしておくだけでも「宇宙語」と感じなくなるはずです。

同じ日本に在住しているというのに、ここまで言葉でコミュニケーションがとりにくいと感じると、英語を学ぶよりも日本語の歴史を学んでいたほうが日本人として得なのかもしれないと感じませんか。

本当に地元の人にしかわからない

ひとつ前の項目にて「岡山弁はまるで宇宙語のように、何を言っているのか何を伝えようとしているのかわかりにくい」ということをお伝えしました。

それって、昔に生き抜いた人たちの知恵でもあるんですよね。

自分たちの秘密の情報をほかの村や国の人たちにばれないように、知られないようにするために作り出した“暗号”でもあるわけです。

標準語ができた今でも、岡山弁だけではなくさまざまな地域では“方言”が使われています。

あまりにも本格的な方言になってしまいますと地元の人にしかわからないんですよね。

それでも、岡山弁を少しでも理解をして、「この人たちはこんな会話をしているんだな」なんて感じることができればうれしいですよね。

しかし、岡山県出身で岡山弁を話してこなかった方は完全には岡山弁を理解することができないと心得ておいたほうがいいかもしれません。

それはそれで、とても神秘的ですね。

語尾は伸ばす


どの方言にも“語尾”の使い方というものがあります。

今回ご紹介している岡山弁では、語尾を伸ばす傾向があります。

どんな方言でも語尾をのばすので、はじめて岡山弁を聞いた人は「ええ!?この人ばかにしてるの!?」なんて相手に不信感を感じることもあるでしょう。

しかし、人によっては語尾を伸ばしているその言葉がどこかまったりとしていて、癒されるように感じることもあるはずです。

そんな語尾伸ばしにあなたも心奪われてしまったのではないでしょうか?

「もんげー」は使わない

岡山弁といったら「もんげー」という言葉だ!

なんて思われている方もいらっしゃるかもしれません。

そのように考えている方というのは、おそらくアニメの『妖怪ウォッチ』をご覧になったことがあるのでしょう。

そのアニメに登場するとあるキャラクターが岡山弁として「もんげー」という言葉を多用しているからです。

しかし、実際に岡山弁を話す人たちというのは「もんげー」という言葉って使わないんです!

もしかしたら、そんな「もんげー」という言葉にて岡山弁に興味をもたれた方もいるはず。

それはアニメの世界だけですから、まちがっても岡山県出身の方や岡山弁を巧みに話されている方には「もんげー」なんて使わないようにしましょう。

「なにいってるんだ?」とおかしな目で見られてしまうかもしれません。

ちょっときつい

「岡山弁」というキーワードで動画サイトなどを検索してみると、きまってどこの動画サイトでも「岡山弁はこわい!」なんてタイトルの動画があるものです。