その時に話を聞き、頭で理解し、分からない事を質問し、そして相互理解を計る。
この一連の流れの中から人としての使命感というか、人間はどうあらねばならないのか、という事を実感していけるのです。
よって自分中心でしか世の中を渡れない人は、正しい「心」というものを持ち合わせていない人、と解釈して付き合うようにしなければいけないのかも分かりませんね。
相手に見返りを求めない
譲り合いの心を持っている人の特徴の9つ目は「相手に見返りを求めない」です。
つまりこれも一種の自己中ですね。
こちらから何かをやったら、それと同等のものをもらえる。
もしくはそれをあてにする。
要するに「得」をしたいという発想です。
「譲り合い」という精神は「無償の愛情」です。
こちらが相手に何か行ったからといって報酬を求めてはいけないのです。
無償、つまりボランティア的発想で相手の人に対して労を行う。
そしてその時の相手の反応に対して「喜び」を感じる。
これが「譲り合い」の心なのです。
何かをやったから当然、こちらに何らかの見返りがある。
こういった発想、心が貧困としか言いようがないでしょう。
もしくは成熟できていない心の持ち主、とも言えるでしょうか。
譲り合いの心を持つ人は、当然ながら見返りなどは求めてはいません。
その代わり、相手の笑顔が最高のご褒美なのです。
何をするにもお互い様と思って行動している
譲り合いの心を持っている人の特徴の10個目は「何をするにしてもお互いさまと思って行動している」です。
この発想こそが「労を惜しまない」という事になるでしょう。
譲り合いの心というものは物の損得勘定で動いているものではないからです。
何をするにしても「お互い様」という発想があるからこそ、こちらが損をした、という気持ちにならないのです。
逆に相手がそれで喜んでくれたり感謝してくれたりするから、労を惜しまず働く事が人間、出来るものなのです。
これらも一種の「無償の行為」です。
相手から何らかの報酬を期待して動くような行為、これでは一生かかっても「譲り合い」という心は身に付かないでしょうね。
笑顔を大切にしている
譲り合いの心を持っている人の特徴の11個目は「笑顔を大切にしている」です。
譲り合いの行為に笑顔は付き物です。
それは「譲り合い」という行為自体が「接客」という行為と似通っている部分があるからでしょう。
接客に笑顔は欠かせないものである事は皆さんもご人事でしょう。
ブスッとした顔で接客されたら逆に物凄く不愉快になってしまいますからね。
何かの行為を受ける側の人間は、相手の表情に非常に敏感になっています。
それはその時に自分が受け身の人間になっているからでしょう。
つまり相手の動きを観察して、もし暴力でも振るわれようものなら身を隠してでも逃げなければならないからです。
そう、相手から何かをされている時、人間は無防備になるのです。
だからその警戒心を解くためにも「笑顔」は欠かせない手段になるのです。
まあ、そんな解釈を考えなくとも譲り合う気持ちで行動していれば人は自然と笑顔になるものですけれどもね。