「いい服」というからには、普通の服とは違って高価であることはなんとなく理解できます。
生地(素材)にこだわって、身体にしっかりと合ったオーダーメイドの服のことでしょうか。
ブランドや縫製(生産した国)生地の素材など、人によっていろんな判断基準があるようです。
洋服屋さんに聞くと、生地の良し悪しも大きなポイントのようです。
そんな時には、生地のメーカー(ブランドや国)や手触り、質感、光沢などを比べてしまいます。
既製のスーツの場合には、よく内側にブランドタグがついています。
服に詳しい人ならば、そのタグを見ることによって、服の成り立ちを知ることができるのです。
生地を織っているメーカーや縫製場所、取り扱い商社なども見分けられます。
輸入スーツであれば、有名なブランドタグがついている場合が多いのです。
そのタグを見つけると、これはいい服だと思い込んでいるのです。
いい服とはそんな意味なのでしょうか。
良い服の定義は様々
良い服とはどのような服なのでしょうか?誰が見ても、いい服だなあと思える服のことでしょう。
それなら、素材メーカーのプロに生地を選んでもらい、腕の良い職人さんに縫製してもらうようなお金をかけた服が「良い服」のはずですね。
生地も一流、縫製技術も一流、そして自分にピッタリな服は、価格が高いけれども良い服だと言えそうです。
パシッとした高級な良い服を着て来た人と対面すると、なんだかこちらが固まってしまいそうです。
どんなに偉い人なんだと思ってしまうからです。
高級な良い服は、着ている人を引き立てて周りのみんなを圧倒するようです。
価格が高いのが良い服と解釈する人が多い
一般的には、価格が高いのが良い服だと思っている人が多いようです。
普通に考えると、やはり高価なものはそれなりに材料も高いので、良いものを使っていると思えるからです。
ステーキで考えても、高級店の場合はブランドの和牛のA5ランクの肉を使用すれば、それは美味しいに決まっています。
価格と味は正比例していると思えます。
ということは、信頼できる洋服屋で仕立てた価格が高い洋服は、やはり服としては良い服であるのは間違いはありません。
きっと、見た目は素晴らしいことと思います。
機能性に優れた素材を使っている服
服を評価する時に、もう一つ考えておくことがあります。
それは、生地の質感や触感、見た目の輝きなどの外観的なことと合わせて、着た時の着心地も大事なポイントなのです。
いくら高級な服で、自分の体に合わせて仕立ててもらっても、着心地が悪いと気分も良くなりません。
周りの人から「いい服だね」と褒められても、自分ではしっくりしていない時があります。
何か動きづらい、肩がこる、歩きにくいなど感覚が合わないのです。
逆に、安い服でも身体にピッタリで、着心地が良い服も有ります。
着心地が悪いということは、仕立てが悪いか機能性に優れた素材を使っていないということかも知れません。
生地は、機能性にも優れたものが重要なのです。
見た目がとてもお洒落
それと、いくら自分の体型に合わせた洋服を仕立てて持っても、洋服のセンスというものも大事です。
服だけが目立ってしまうようでは、借り物の洋服を着ているようなものです。
口の悪い人からは、「馬子にも衣装」と言われてしまうのです。
そんな高価な洋服を着るような人間じゃあないだろうと笑われてしまうのです。
高級な服に釣り合うような人間であることなのです。