あの人なら、あんな良い服を着ることは当然だ、と思われないといけないのです。
しかも、そのように思われるような人は、ただ高級だというだけでなく、見た目もとてもお洒落な服なのです。
そんなお洒落な高級な服を見事に着こなすことができることも、良い服を持つ人の条件なのです。
身体にピッタリと合った、お洒落でしかも生地も光沢があってしなやかな服というのが、良い服の条件であると思います。
高いからと言って必ずしもいい服とは限らない
腕の良い職人さんに、自分に合わせて縫って貰うという場合を除けば、既製の服でもいい服も有ります。
そんな既製服の場合を考えると、値段が高い服と安い服の違いはどこにあるかを考えてみましょう。
すると、既製服の場合の値段の差は、①生地の良し悪し、②デザイン性、③ジップやボタンなどの部品の値段、④縫製の質や工程数、などによって決まってくるようです。
安い既製服なら、生地やジップなどが安いものを使って、縫製の工程数も減らしているはずです。
その代わり、高級感を出すためにデザインとブランドで補っているのです。
若い人の場合は、①価格、②デザイン、③ブランド名、を見て判断してから購入するようです。
つまり、生地や縫製はあまり気にしていないとも言えます。
また、それらを総合的に判断できるだけの知識もないのです。
だから、安く作り上げた既製服を、デザインやブランドで高めに価格を設定しても、高価格だから良いものだと思い込んで購入する場合もあるようです。
高いからと言っても、必ずしもいい服とは限らないようです。
服で人は変わる?!
まだ小学校に通っていた時に、卒業していよいよ中学校に入学することになったのです。
家族も親戚の人たちも、「もう中学校か!大きくなったなあ」と感心していたことを覚えています。
自分としては、中学生になるだけなのに、そんなに大げさに騒がなくてもと心の中では思っていたのです。
しかし、いざ中学校に入ると、制服というものを着ていくことになったのです。
今までは自由な服装で通っていたのですが、今度は制服を着て行くのです。
そして、いよいよ制服を着ていくことになったら、驚いたことに何か今までの自分とは違った感情を持つようになったのです。
制服を着ていると、通学の途中でも自分は見られているという気持ちになったのです。
制服のお蔭で周りの人たちを気にするようになったのです。
自分を意識するようにもなったのです。
こんな感覚は、やはり制服のせいだと思います。
制服を着ることで自分も変わったというか、成長したと自覚したのです。
いわゆる、服で人は変わるのです。
もっと大げさに言うと、大きくなったら服装ひとつで人生も変わっていくということもあるのです。
自分の服装を意識するようになれば、自分の生活パターンも変わっているとも言えます。
成長していって、上のステップに上がろうという意欲や目標を持ち始めると、自分の服装も変化してくるのです。
服を変えれば、また自分に自信も持てるようになるようです。
どこにでも堂々と出入り上位の自信がついて、もっと優れた上位の集団にも交わることができるのです。
自分の能力を高めたり、仕事の成績も良くなってくるので、みんなから信頼されるような立場にもなっていくのです。
服装で仕事への取組み姿勢も変わってくるようです。
いい服を着ることの4個のメリット
服装のことについて考える時に気が付いたことは、戦後に企業を起ち上げて成功を収めた大企業の社長さん達は、ほとんどが立派な良い服を着ているということです。
ましてや、みんなの前で挨拶したり会社の将来の話をするときなど、一流ブランドと思われる良いスーツを着て対応しています。
白いワイシャツに洒落たネクタイという姿ですね。
皮靴も綺麗に磨いています。