それならば、正直に本音を言ったほうがよほどマシなはず。
正直であればひとりに嫌われることはあっても、それ以上に多くの人から信頼されます。
正直でいることの3個のデメリット
さて、正直でいることには5つのメリットがありました。
正直者には神のご加護もあり、正直でいれば幸運を引き寄せることもできるので、やはり「正直者でいるべきだ」と思った人も多いのではないでしょうか。
しかし、正直でいることにはデメリットも少なからずあります。
正直でいることの素晴らしさを説いたことわざや名言は数多く存在しますが、実は同じくらい、正直者が損をするという意味のことわざもあります。
たとえば、「正直者が馬鹿を見る」とは、誰もが一度は聞いた言葉なのではないでしょうか。
そのほかにも「偽りの頭に宿る神あり」や「正直は阿呆の異名」など、正直者を揶揄することわざがあるのも事実です。
正直でいることは人として正しい精神のはずなのに、なぜ正直者が馬鹿を見ることになるのでしょうか。
ここからは、正直でいることのデメリットをご紹介します。
1.無意識に人を傷つけてしまう
正直でいることのデメリット1つ目は、『無意識に人を傷つけてしまう』ことです。
正直でいることのメリットとして、「本音をすぐに言える」ことをご紹介しましたが、本音を言うということは、少なからずリスクもあります。
それが相手にとって良いこと、嬉しいことなら問題はありませんが、嫌なことだった場合は相手を傷つけてしまう恐れがあるのです。
たとえ本音であろうと、誰だって嫌なことを言われれば傷つきますよね。
しかも本音だからと堂々と言われれば…腹立たしく思う人もいるでしょう。
その結果、正直な人を避ける人もでてきます。
正直でいることで無意識に人を傷つけ、嫌われてしまうことは大きなデメリットとなるのです。
言ってはいけないこともある
正直でいることは素晴らしく、悪いことではありません。
でも、人を傷つけて良いのかと言えば、それは良いとは言えませんよね。
人には言ってはいけないこともあるもので、本音だからと何でも正直に言ってしまうのは、思いやりに欠けています。
正直な人が「馬鹿正直」と言われるのは、相手の気持ちや状況を考えず、ただただ馬鹿みたいに、自分の気持ちだけに正直になってしまうところがあるからです。
正直な人にとって、本音で人と向き合うことは、とても大切にしていることだと思います。
でも、そこに相手への思いやりがなければ、ただ相手を傷つけるだけの言葉になってしまいますよね。
嘘偽りでお世辞を言う必要はありませんが、正直に本音を言って相手を傷つける必要もありません。
それは単に、自分がスッキリするだけの自己満足でしかないのです。
ですから、正直な人は「言ってはいけないこともある」ことを理解しておく必要があります。
それは、相手を思いやる気持ちがあれば分かるはず。
無駄に相手を傷つけず、正直でいる方法は、「言ってはいけないことを言わないようにする」ただそれだけです。
正直な人は、正直すぎるがゆえに無意識に人を傷つけてしまうことがありますが、思いやりの意識さえ持てば回避できるデメリットと言えます。
2.損をすることもある
正直でいることのデメリット2つ目は、『損をすることもある』ことです。
「正直者が馬鹿をみる」という言葉があるように、正直でいることで損をすることもあります。
正直者というと、みなさんはきっと…「真面目でいい人」をイメージするはずです。
そんな馬鹿正直で真面目でいい人って、やっぱり損をしているイメージがありませんか?
得をするのはずる賢い人で、正直で真面目な人ほど損をしているシーンも多々あります。
そう、ずるい人は“賢い”と評価され、正直者は“馬鹿”と悪評されるのです。
そして、そんなずる賢い人に騙されてしまうのは、やっぱり正直者だったりします。