毎年着実に延びている平均寿命ですが、男女差は多少あるにしてもだいたい80歳を過ぎたぐらいです。
調べてみると、厚労省の発表によると平成29年では男性が81.09歳で女性が87.26歳となっていました。
女性の方が6年ほど長生きしているということです。
女性の方が体力があるのか、はたまた男性の方がストレスを強く受けているのかは分かりませんが、女性のほうが長生きしていることは間違いありません。
中高年のご夫婦でも、夫の方が早く亡くなっても、妻の方はひとりでも頑張って生きていけるようです。
先に奥さんを亡くした男性は、精神的に参ってしまいすぐに後を追うことも多いようです。
科学的な見地からは、平均寿命が延びている理由は、癌(ガン)の早期発見と治療技術の向上によって、これによる死亡率が下がってきたからです。
さらに、心疾患(狭心症、心筋梗塞、不整脈など)と脳血管疾患(脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血など)の死亡率も下がったからです。
医学的な話はこれぐらいにしておいて、病気にかからないようにする予防医学の進歩や、高度な治療方法が普及したせいで寿命が延びたのでしょう。
現代でも、男性の寿命が約80歳だということは、その中間である40歳の男性は、人生の折り返し点に差し掛かっているとも言えるようです。
もちろん個人差はありますが。
平均的に大学を卒業して20年間勤務すると、40歳過ぎの年齢に達します。
すなわち、この頃が人生の中間点になっているのです。
30歳前半で結婚して子供を作っていれば、もう」よう学生になっているころです。
文字通り、大黒柱になってモリモリ働いているはずです。
しかし、現実の社会では、ITが肌に合わずにPCで戸惑っている上司や、口だけは達者な若者たちの間に挟まって、苦労している姿も見えてくるのです。
経験も豊富だし働き盛りだからというふうに見られるために、やたらと仕事の責任は増えているようなのです。
この40代の男性の立場は、中間管理職というどっちつかずの役職に留まらせて、責任だけ取らせて放置しているようなものです。
40代で既に結婚している男性はいいのですが、最近では結婚していない男性も増えているのです。
結婚していないと言うと、彼女はいるけれども結婚する気がないというのではなくて、結婚できない男性が急増しているようなのです。
ちまたでは、結婚できない40代オジサンとも呼ばれています。
そんな男性は、現実を直視できていないと手厳しい評価をする人もいるようです。
若い女性にモテない、人気がないとも言われている始末です。
女性には避けられるし、仕事でも人間関係や能力で悩みが多い40代の男性ですが、仕事も恋愛も上手く行かないと感じると、いっそのこと今の職場を辞めて、転職してみようと思う男性も多いはずです。
仕事を辞めてしまうのは簡単です。
しかし、その後はどうして生計を立てるのか、さらには将来はどうするのかをしっかりと考えておかなければいけないのです。
いわゆる、人生の半ばに来て仕事を辞めるには、これからの人生設計をしっかりと立てておかなければなりません。
今よりも人間関係も上手くいくところで、給料も労働条件もほとんど変わらない転勤先などあるのでしょうか?
何かの特技や有効なスキルを持っていれば、優遇されるでしょうが、特に何も無ければ勇気がいることなのです。
転職を成功させて、より良いキャリアを伸ばしていくためには、いろいろと意識しておかなければならないものがあります。
それらを考えてみたいと思います。
人生設計とは?仕事を辞めたら人生終わりなの?
40代の男性が、仕事を辞めたい、転職したいと思う理由やそれを決断した理由は何でしょうか?
会社が倒産したとか経営状態が悪くて人員整理の対象になったなどの理由以外について考えてみました。
それは大きく分けると、①仕事の内容が満足できなかった。(自分のスキルを向上させられない)
②労働条件が良くなかった。(給料、休日、残業時間など)
③会社の将来が不安。
④人間関係が上手く行かなかった。
⑤実績を評価してくれなかった。