長所と短所なら更に長所を伸ばすべき!
短所を見つけて、あれこれと批判したリ修正をさせることは簡単なことです。
しかし、その修正を素直に受け入れるかどうかは分からないのです。
チームの一員として、ある短所を直さないと一緒に働けない、プレーできないなどの条件がある場合には、そのチームに愛着を持っているなら歯を食いしばってでも頑張るでしょう。
しかし、チームプレーと関係なければ、自分の人格まで捨ててみんなに合わせる必要はないと、サッサと離れていくはずです。
しかも、その人間の持つ長所が素晴らしいものであったならば、その長所を削ってまでも短所を伸ばす必要もないのです。
喜んで、辞めていくでしょう。
長所と短所が分かっているならば、さらに長所を伸ばすことが大切なのです。
まずは長所を見つけよう!どうしたらいい?
「あなたの長所は何ですか?」などと不意に聞かれても困ってしまいます。
その問いかけにスラスラと答えられたのは、就活の面接の時ぐらいでしょう。
しかも、面接の前にしっかりと長所・短所を紙に書き出しておいて、それを暗記していたからです。
しかし、その長所・短所も本当に正しいのか、今考えると疑い深いものなのです。
就活の参考書に書いてあった事例から取り上げたものだったような気がします。
自分が考えている長所・短所は、実は周りの人から見ると違っているかも知れないからです。
ある時先輩から、「君はリズム感がいいね」とか「感覚が繊細だね」と言われたことがあります。
リズム感とは、きっとカラオケに行った時に歌った様子を見たからでしょう。
自分ではそんな感覚はなかったのですが、先輩から見るとそう見えたのでしょう。
それも長所なのでしょうか?
感覚が繊細とは、社内の掲示ポスターが歪んで貼っているのが嫌で、よく水平になるように修正していたからでしょう。
これも長所なのでしょうか?
他人ができないようなことをする能力があれば、それは長所と言えるのでしょうか?
暗算が得意だったり、日本語以外の2か国語が話せるとか、PCのキーボードを見ないでも打てる(ブラインドタッチ)とか、これも長所なのでしょうか?
私の友人は、逆立ちして階段を登ることができます。
体操選手かレスキュー隊員になれと言うのですが、こんな特技だけでは無理だと言っています。
これも立派な長所と思うのですが。
こんな事例はともかく、上手く仕事に活かせるような特技や能力は、立派な長所と言えるのです。
PCのブラインドタッチができることは、データ入力や資料の作成に関しては有利になるので、ビジネスの世界で十分長所と自慢できるはずです。
日本語以外の2か国語が話せるのであれば、これも立派な長所なのです。
自分の長所を見つけるには、自分のできることを紙に書き出してみて、自慢できる能力や技術がないか洗い出すことから始めるのです。
能力や資格も無ければ、性格的なもので自慢できるものでもいいのです。
書き出してみてください。
人間観察をする
自分の長所を見つけるには、他の人との違いを見つけることから始めます。
自分は、他の人と比べると、何が違っているのか、何が優れているかを探すのです。
つまり、いろんな人の人間観察をするのです。
そして、相手がどんな人間かを見抜くための人間観察をするのです。
相手の長所や短所を見抜くのです。
それができるようになってくると、他人の長所も見つけることができるようになるのです。
すると、それらを自分に当てはめてみると、自分の長所も見えてくるはずです。