長所を伸ばすために必要な最新の情報も入らなくなるのです。
長所も停滞しているだけで、いずれみんなに抜かれてしまうのです。
長所も色あせてしまうのです。
理想の姿を追い過ぎない
理想を追い求める人というのは、現在の自分に満足していない人なのです。
あのような人間になりたいという夢があって、なりたい自分をしっかりとイメージしているのです。
例えば、ある俳優が好きになって、自分もあのようなスターになりたいと夢を持つのです。
いろんなオーディションにも参加したけれども、なかなか認めてもらえない状況です。
それでも理想の姿を諦めずに夢に向かってまっしぐらに突き進んでいくか、現実の自分を見つめ直して自分の身の丈に合った生活を送ることを決心するかは人それぞれなのです。
しかし、夢を追いかけなければ成長はありません。
理想を追い求めることは大事ですが、長所を伸ばそうと追い求め過ぎないことも大事なのです。
ネガティブに考えない
せっかくの優れた長所があるのに、それを活用しないで何でもネガティブに考えて行動を起こさない人は問題です。
「これは今の自分の能力ではきっと無理だ」とか「途中で失敗してしまいそうだ」などと、始める前からネガティブな結論を出してしまうからです。
長い人生ですので、ひとつひとつネガティブに考えてしまうと、ものすごく保守的な人間になってしまいます。
今の自分に納得しようと自己暗示にかけてしまうのです。
周りの人の意見もアドバイスも受け付けなくなるのです。
これではせっかくの長所を伸ばすどころか、良いところを引きずり降ろしているようなものです。
ネガティブに考え過ぎると、長所は決して伸びるとはないのです。
長所を伸ばすとどんなメリットがあるの?
人は生まれながらにして何かしらの良いところ、つまりその人の長所を持って生まれてきているのです。
勉強はできなくても体力は人並以上であるとか、速く走れるとか、記憶に優れているとか、いろいろあるはずです。
そして、その長所をますます伸ばすことに興味を持つことができたら、みんなが驚くような人になっているのです。
その道の天才とまで言われることもあるようです。
小さい時からお魚が大好きで、魚の名前や生態も知り尽くした結果、大学の准教授・博士になった「さかなクン」も有名です。
魚類学者でタレントやイラストレーターとして活躍しています。
これも、長所を伸ばしたことによるメリットだと思われます。
短所を補える
長所を伸ばしていくと、それが目立って活躍の機会が増えるので、もともとの短所もかすんでしまいます。
「そんな短所や弱みもあったのか」と、全く気が付かなかったことも起こるのです。
もちろん、誰にでも短所はあります。
でも、長所を伸ばして短所を隠すことも、カバーすることもできるのです。
野球のホームランバッターは、だいたい足が遅いのが定番になっています。
身体ががっしりとしていて体力があるので、強くボールを叩くことができるからです。
しかし、体重も重いので走塁は苦手ですが、ここというチャンスには期待されるのです。
足が遅くても、ホームランを打てばゆっくりと走ればよいからです。
長所を伸ばせば、短所を補うことができるのです。
自信がつく
長所が優れていて目立つようになれば、みんなはその長所に憧れて褒め称えるようになります。
歌が上手い人は、みんなから要望されていろんな機会で歌を披露するようになります。