つまり、細かく指摘してくる人には客観性がないのです。
全体を見ているようで、全体を見てない。
ひとつが気になるとそのことだけに集中してしまう不器用なところがあるのが細かく指摘してくる人で、やはりあなたは、その人の「どうしても気になること」に付き合わされているだけなのです。
4.あなたのことが苦手だから
もしあなたに対して細かく指摘してくる人が、他の人には指摘をせずあなたにだけ指摘をしてくるなら、その裏にはネガティブな感情が隠されているかもしれません。
たとえば、あなたのことが苦手だったり、嫌いだったりする感情です。
苦手な人や嫌いな人に対しては、徹底的に関わらないようにする人と、突っかかっていく人がいますよね。
苦手なのに細かい指摘をしてくる場合は、突っかかっていくタイプの人ということです。
不思議なモノで、人はなぜか、嫌いな人や苦手な人のことが気になって仕方ありません。
行動や言動など、気にしなければいいのに気になるのです。
そのため、細かいところまで目について指摘したくなるんですよね。
もちろん、その奥には苦手や嫌いという感情があり、指摘することで相手をやり込めたいという気持ちもあるでしょう。
5.こき使おうとしている
細かく指摘してくる人の中には、人をこき使おうとしている人もいます。
その理由は、その人の中にある“支配欲”。
指摘するのは、ある種の洗脳です。
まず、指摘することで「指摘する人の立場が上、指摘される人の立場が下」という図式が成り立ちますよね。
指摘する人のほうができる人で、指摘される人はできない人という認識があるからです。
そのため、指摘することで上下関係を明確にすることができます。
これが、細かく指摘してくる人のひとつの目的ということです。
上下関係を明確にし、自分の立場が上であることを示せれば、その人の支配欲が満たされます。
また、相手には徹底的に自分の言うことを聞いて欲しいので、相手に自信を無くさせる必要があります。
これが、細かく指摘してくる人のもうひとつの目的なのです。
細かく指摘されれば、誰だって自分に自信を無くしますよね。
本当はできないわけじゃなくても、事細かに指摘され続ければ、「自分ってなんてできない人間なんだろう」なんて誰もが思ってしまいます。
しかし、これが洗脳ということです。
細かく指摘してくる人は、上下関係を明確にし、相手に自信を無くさせることで相手を自分の自由にしようとしているわけです。
相手が自分の自由になれば、こき使うのも簡単。
細かい指摘の裏には、こんなネガティブな欲望が渦巻いている場合もあるのです。