逆に、面倒だからと「はいはい」と適当な返事でまともに向き合おうとしないと、指摘はどんどん細かくなり、「聞いてるの?」「分かってるの?」としつこさを増していきます。
そうなるともっと面倒ですよね?
ですから、返事はきちんと、不服でも「ありがとう」と笑顔で感謝の姿勢を示すのが得策なのです。
もちろん、示すのは指摘をきちんと聞いている“姿勢”で構いません。
細かい指摘にいちいち付き合っていたら身が持ちませんから、内容は聞き流しておきましょう。
もしかしたらあなたは苦手かもしれませんが、いわゆる「調子のいい返事」が細かく指摘してくる人にはちょうどいいんです。
細かく指摘してくる人には心の中に“満たされない何か”があったりしますが、「ありがとう」と感謝されることは、心が満たされる魔法の言葉にもなり得ます。
人は人に感謝されることで誰もが喜びを感じられるので、「ありがとう」の一言だけで、細かく指摘してくる人も満足できると思います。
ここで気をつけておきたいのは、ありがたくもないのに「ありがとう」なんて言えない!と意固地にならないことです。
上手に人付き合いするための手段として、「ありがとう」も時には必要ですよ!
2.相談をする
細かく指摘してくる人の対処法その2は、『相談をする』ことです。
「ありがとう」の一言で指摘が止むのは、まだまだ序の口かもしれません。
細かい指摘をしてくる人は、至る場所でいろんな人に指摘をしてきていることが多いので、「ありがとう」と言って聞いていない人や、「わかりました」と言ったのにやっていない人を見抜いていたりします。
一筋縄ではいかないのが細かく指摘してくる人なので、「適当に返事しておけばいいんでしょ」と軽く考えていると痛い目を見るかもしれません。
細かく指摘してくる人は、相手が指摘をきちんと聞いていないのを見抜いたり、前回指摘した部分が改善されていなかったりすると、回を追うごとに指摘のしつこさを増していきます。
「分かったと言ったのにできてない!」「ありがとうも言葉だけ!」と、一言でかわすのが難しくなっていくのです。
しつこくなっていくと、もう本当に面倒なのですが…。
それを止める方法もあるんです。
それが、相談をすることです。
しつこく来るのであれば相談を
しつこく指摘してくるのであれば、逆に相談をしてみましょう。
「その指摘なんですけど、私にはどうしても◯◯さんのようにはできないんですがどうしたらいいでしょう?」など、ちょっと下手に出つつ、相手を立てつつ、「できない場合はどうしたらいい?」と相談してみるのです。
細かく指摘してくる人には“親切心”があるので、頼られると親切にせずにはいられません。
手とり足とり、改善する方法を一緒に考えてくれるでしょう。
もちろん、今度はそれが鬱陶しくなる場合も予想されますが、まずは指摘を止めることが先決です。
「こうしてみたら?」と緩やかなアドバイスになるよう相談をして、鬱陶しいなら徹底的に「できない自分」を貫きましょう。
「言われたからやってみようと思ったけど自分にはできない」「努力したけどできそうもない」と、ことごとく手のかかる人物を演じてみてください。
上手くいけば、細かく指摘してくる人のほうが、面倒になって音を上げることになるかもしれません。