穏やかな暮らしって良いですよね。

都会でもみくちゃにされながら通勤していると憧れがつのるばかりです。

とはいえ、ただ田舎に引っ越しても、穏やかに暮らせるのかは疑問があります。

不便さを感じてしまうのではないかと思ってしまいます。

穏やかな暮らしをするにはまず、考え方から変える必要がありそうです。

そのための心得を掘り下げてみました。

穏やかな暮らしをしたいと思いませんか?

学生時代あたりは都会的な暮らしに憧れやすいものですが、いざ社会に出て一通りのことをやってみると「都会シンドイ!」と逃れたくなってきますね。

やたらと忙しいというか、常に何かに急かされているような焦燥感があるし、通勤電車はぎゅうぎゅうだし、イライラしてばかり。

「もっと穏やかに暮らしたい」と思う人が多いからか、テレビは田舎や海外で暮らす人を特集する番組が増え、インテリアは木のぬくもりが感じられる北欧風が流行ったりしてるのだと思います。

しかし、田舎に住んで古民家カフェを開き、北欧の家具に囲まれても、穏やかな暮らしができるとは限りません。

それは見せかけだけであって、穏やかな暮らしができるかどうかは生活の仕方と心の持ちよう次第です。

人生は楽もあれば苦もある

人生80年…長いですね。

長いからこそ楽もあれば苦もあるのは当たり前で、80年間ずっと幸せという人は少数でしょう。

苦の状況下にある時は穏やかな暮らしへの憧れが加速します。

そして、再び楽の状況が訪れるとそんなことは忘れて日々を過ごし、また苦が訪れると「田舎でカフェを開こう…」「ハワイに引っ越そう」と貯金の計画を始めたりするわけです。

宝くじが当たる妄想をすることもあるでしょう。

苦が多いという人も

自分ばっかり苦が多いと感じている人は結構います。

とはいえ、能天気で何の悩みもなさそうな人でも、後からめちゃくちゃ苦労人だとわかったりしますから、自分ばっかりというわけではありません。

苦が多いと感じる人は、物事の暗い面に目がいきがちで「とりあえず金を稼げる状態にある」「やろうと思えば勉強ができる」「病気を抱えていない」などの、実は当たり前ではない幸福を無視しています。

この幸福に目が向かない内は、いつまでも穏やかな暮らしをすることはできません。

穏やかに暮らせない人が多い?

国連が発表した2018年世界幸福度ランキングで、日本は156カ国中54位でした。

この幸福度は人口あたりGDP、社会的支援、健康寿命、人生選択の自由度、寛容さ、社会の非腐敗度についてデータとアンケート調査にもとづいて算出されています。

日本は人口あたりGDPと健康寿命がかなり上位であるにも関わらず、「寛容さ」と「社会の非腐敗度」が低い値を叩き出しているため、54位という順位になっているわけです。

ちなみに、この寛容さは「過去1か月の間にチャリティ等に寄付をしたことがあるか」で、社会の非腐敗度は「不満・悲しみ・怒りの少なさ、社会・政府に腐敗が蔓延していないか」をアンケートで算出したものです。

寄付に関しては、キリスト教の文化を持つ地域が高い数値になるのは文化的に見て納得ですが、不満や悲しみ、怒りを日本が感じやすいというのは不思議ですね。

なぜお金もあって健康なのに穏やかな暮らしを実感できないのでしょうか。

仕事の関係

日本では「仕事」に対する考え方が、他の先進国と比べると独自性を極めています。

今はもう廃れてきましたが、日本ではかつて終身雇用と年功序列という制度が主流でした。

これによって会社への帰属意識が強く問われる文化になっています。

自分だけ残業せずに帰れば「協調性の欠如」として査定に響いてしまったり、権利であるはずの有給休暇も取得しづらいこともあるでしょう。

限界がきて転職しようとしても「お前が抜けたら周りが困るだろう」と引き留められることもしばしば。

冷静に考えればハチャメチャですが、文化として根付いてしまった節があります。

一方、海外では成果主義が主流であり、会社のためというよりは「自分が何をするか」に目が向いています。

会社で他の人が残業していても「こっちは終わったから帰るぜ」でOKだし、誰も咎めたりしません。

帰属より個に意識があるため、自分のスキルアップや給料アップを考えて転職を短期間で繰り返します。

海外の働き方が素晴らしいとも限りませんが、日本の働き方はどうにも、自分たちで自分たちの首を絞めているというか、過剰なほどの相互監視体制の雰囲気が根付いています。

見えないルールによってプライベートの時間が削られ続けていると、穏やかな暮らしとは言い難いでしょう。

家庭事情

家庭事情といっても、両親、子供、義両親、兄弟など色々な関係があって、それぞれに事情は異なります。

その全員が心優しく穏やかで、話し合いによって理解し合えるのであれば何の問題もありませんが、そうそう上手くはいきません。

親子ですら性格の不一致はありますし、金銭問題も絡むとややこしいです。

その上、切ろうと思ったってなかなか切れる関係でもないので、苦労が長続きしやすいといえます。

人間関係

理不尽な人、面倒臭い人、悪口が多い人など、一緒にいると心が荒む人が近しいところにいると、穏やかな気持ちとは遠くなってしまいます。

嫌いな人を周囲から完全に排除できれば穏やかになるのは容易いのでしょうけど、なかなかそうできるものではありませんよね。

生きるためには多少のお金を稼がなければならないし、そのためには働かなければならないわけで、そこに嫌な人が全くいないというのも珍しいです。

せめてプライベートくらい人間関係を整理しておきましょう。

恋愛で苦労をしている

恋愛で苦労するとはどういう状況なのかを考えてみます。

片想いが上手くいかないだけであれば、自分がしたくてしている苦労なので大した問題ではありません。

ダメ人間と付き合って苦労しているというのも、ダメ人間を選んだ自己責任ですし、穏やかに暮らしたいなら別れればいいだけですよね。

どうしようもないのは、世間体に縛られて、恋愛を強いられているような状態です。

「30歳だからそろそろ結婚しなきゃ」「子供が欲しいから逆算したら時間がない」「童貞だと恥ずかしい」など、世間の声に惑わされ、本来の恋愛である「この人が好きだから一緒にいたい」がないがしろになっている人は少なくありません。

焦燥感にかられてする恋愛なんて上手くいくはずもないわけで、その時点で全く穏やかではないでしょう。

常に忙しい日々

常に忙しいなんて、好きなことでもなきゃシンドイだけです。

いや、好きなことだってシンドイかもしれません。

ある程度の休みは必要ですし、たまには立ち止まってみないと自分のことを客観視することができなくなります。

忙しくてもまだ頑張れると思っている内に、あえて休息をとりましょう。

そうしないと気付かぬ内に燃え尽きて悲観的な考えに偏り始めます。

休日がない

休日がないのは大問題です。

昔は「24時間はたらけますか」がバイタリティ溢れる社会人像を象徴していた時期もありましたが、普通に死にます。

オーストラリア国立大学の研究によると、人が健康的に働ける限界は週39時間だそうです。

日本の規定である1日8時間、週40時間まで、という限度ですら超過しているという次第。

それよりもさらに超過して働いているなら健康を害しても当然です。

健康を害すると、穏やかな暮らしとはかけ離れ、病と闘う日々になってしまいます。

生きるために働いているのに死に向かうなんてバカバカしいので、ちゃんと休みましょう。

身体が疲れている

たまには身体が疲れるまで頑張るのも良い経験になりますが、それが常態化しているのは危険です。

寝ても覚めても疲れがとれず、前日の疲労を翌日まで持ち越すようになると身体どころか精神にも異常をきたすようになります。

「頑張ること」が美化されすぎる日本の文化においては、堂々と「今日はダラダラするぞ!」が白い目で見られる風潮がありますが、それはおかしいです。

力強いライオンだって狩りをしていない時間はのんびりしているのに、人間がずっと狩りみたいなことを続けられるわけがありません。

自分の身体や精神力を過信しすぎています。

ストレスを溜め込んでいる

ストレスは全くないのも問題だそうです。

ストレス自体は害ではなく、むしろ「ストレスは身体に悪い」という意識が強い人ほど死亡率が高いのだとか。

ストレスを感じると脳内ではアドレナリンやオキシトシンというホルモンが出ます。

アドレナリンは心拍数をあげるなどのはたらきがあり、オキシトシンは愛情ホルモンなんて呼ばれて、人間関係を円滑にしようとしてくれます。

心臓強化もできるそうです。

つまり、ストレスはある程度あった方が良い存在。

しかし、何事も過ぎたるは及ばざるが如しで、ストレスも溜まりすぎれば体も心も健康ではなくなってしまいます。

いるストレスといらないストレスがあるので、不快極まるストレスはある程度取り除くようにしましょう。

嫌なことはとっとと忘れて寝るのが一番です。

予定が詰まっている

何かを忘れたいときにあえて予定を詰め込むことは意味がありますが、毎日予定を詰め込んでいると、覚えておかなきゃいけないことも忘れるようになります。

そうすればミスを連発するようになり、ただでさえ忙しいのにやらなきゃいけないことが増えるでしょう。

ストレスが溜まる一方です。

人には個体差があるので「Aさんが頑張れているから自分も頑張れる」と思うのは間違っています。

親や先生が「みんなやってるのに、どうしてあなたはできないの」と言ってくることがありますが、そんな言葉は無視でOKです。

予定を詰め込んでしゃかりきに稼働することばかりが成功への道ではありません。

やるべきことは「私の人生を幸せにするためにコレは必要だろうか」と考えることです。

いらないことまでやっている内に年をとってしまいますよ。

穏やかな暮らしをするための9個の心得!ゆっくりとした時間を過ごそう

穏やかな暮らしは明日からでも始められます。

なぜなら、気の持ちようだからです。

穏やかな暮らしを望む人の多くは、その実、自ら忙しい毎日を送る自分を求めている節があります。

「自分で自分を追い詰めていたんだな」と気づいて、これからの考え方や行動を見直してみましょう。

1.休日を確保する


休日を確保するのは必須です。

たとえ仕事が趣味の延長であったとしても、仕事である以上は責任やストレスが伴うので、休まなくちゃダメです。

それに、仕事なんていうのは嫌でもそのうちできない時が来ます。

その時になって「私には仕事しかなかった。

これからどうしよう」なんて考えても遅いです。

自分が好きなこと、嫌いなこと、何がしたくて、何はやりたくないか、自分と向き合う時間を確保するためにも休日は絶対に必要。

ではどうやって休日を確保するかを考えます。

オンとオフをしっかり

「完全週休2日制で、土日祝日は休める会社にいるから大丈夫」という人も、休日を確保できていない恐れがあります。

休日ですら仕事のことを考えていないでしょうか。

もしそうなら、それは休めているとはいえません。

先述のように、休日は自分と向き合うための大切な時間です。

それは“社会にいる自分”ではなく“自分が思う自分”のこと。

誰だって“営業マンの田中さん”とか“技術者の渡辺さん”という名前で生きているわけではありません。

“外食が好きな田中さん”もいるし“ゴロゴロしてるのが好きな渡部さん”だって同時に存在します。

オンとオフをしっかりわけることで、やりたいことを自由にやる、ありのままの自分に戻りましょう。

働き方を見直す

休日も仕事のことを考えなくちゃいけないくらいなら、その会社はあなたに合っていません。

それを乗り越えれば技術が身に付くとかそういう精神論は捨てましょう。

そもそも、会社は休日を設けなくちゃならないと決まっているのに、社員がしっかり休めない環境にしている時点でアウトです。

「勝手に休日でも考えていたんでしょ」と言われてしまうに決まっていますが、だったら辞めてしまえばいい。

選択肢は他にもたくさんあります。

中には仕事一筋で生きていける人もいます。

しかし、それは仕事が趣味の人に限った話です。

その人と自分とを同列に考えてはいけません。

もっと大切にしたいことに時間を使いましょう。

そのために、働き方を見直すのは今すぐやるべきです。

2.無理な生活をしない


無理な生活とは何でしょうか。

仕事をバリバリやることだけではありません。

分不相応な生活を望むことです。

人様から借金をしてでも贅沢をする、給料に見合わないおしゃれを楽しむ、体力を過信して徹夜でゲームをする、など挙げればたくさんあります。

そのどれもが、今のあなたに合っていないものです。

どこかで無理をすると、そのツケは数年後に回ってきます。

借金をしてでも贅沢な暮らしをすれば、利子が積み重なって数年後は貧乏人です。

給料に見合わないおしゃれを楽しんでも、それでお金がなくなれば見切り品を買い漁る毎日。

体力を過信してゲームをし続ければ病気になってゲームなんてできない薬漬けの日々になるでしょう。

無理は無理なので、乗り越えられるものではないし、今後勝手に改善していくものでもありません。

焦ったり忙しい生活をしてはいけない

今の自分に合った生活をするようになると、焦りや忙しさを感じなくなります。

たとえば給料が手取りで15万円だった場合、手取り30万円の生活を望めば「もっと頑張らなきゃ」と自分を追い詰めるでしょう。

そこで「15万円で楽しく生活するにはどうしたらいいか」と考え方を変えてみます。

家賃が安い家に引っ越して、安い食材でも十分に美味しくできる料理の腕を身に着けて、ちゃんと値段と物の質を天秤にかけられるようになると、十分恵まれた生活ができます。

それで満足ができれば給料を増やそうと考えなくて済み、本当にやりたいことに時間を使えるようになるわけです。

そして、そういう生活に慣れた上で仕事で出世して給料が上がれば、たんまり貯金ができます。

その貯金を活用してマイホームを購入したり、自分の生活が楽になる物や事へ投資すればいいのです。

目先の欲望に飛びついて、それを手に入れて当たり前というような刹那的な生き方をしていると、焦りや忙しさが一生付きまとうので気を付けましょう。

無理だと思ったら一休み

多くの人は自分の身体や心が発している「無理っす」を無視して頑張り続けようとしています。

お腹が痛いのに頑張って出社、肌が荒れているのに頑張って子育て、誰とも話したくないのに頑張って飲み会…それは幸せなのでしょうか。

たしかに、やらなきゃいけないことはあります。

責任というのもあるでしょう。

今頑張ることが未来の自分を助けると思うかもしれません。

でもちょっと立ち止まって、冷静に考えてみてほしいのです。

「本当に“今”必要か」ということを。

今日一日仕事を休んだからといって何かが大きく変わるでしょうか。

インフルエンザにかかれば「出社しちゃダメだよ」と言われて休めますよね。

お腹が痛くて休むのとインフルエンザで休むのとで大きな違いはありません。

子育ても、親として責任があると考え過ぎてしまいがちですが、誰かに1日お願いすることはできないのでしょうか。

飲み会も、接待など必要に迫られているかもしれませんが、今飲みに行かなきゃ破綻するような関係の人たちと今後も上手くやっていけるのでしょうか。

冷静に考えると、一休みしてもいいことばかりのはずです。

自分を大切にできないと、将来的に何もかも手放すハメになるので、ちゃんと休んでください。

3.好きなことをする

筆者は以前、私服で出社OKの会社で働いていました。

とはいえ、営業に出かけることが多かったこともあり“ちゃんとした服”がクローゼットに増えていったんですね。

だんだんと“ちゃんとした服”が“好きな服”の収納スペースを圧迫し始め、やむなく“好きな服”を捨てるに至りました。

そして今、めちゃくちゃ後悔しています。

会社員をやめたので、今となっては好きな服を毎日でも着れるわけです。

捨ててしまったので取り戻せませんが…。

服ならまた似たようなものを買い直せばいいかもしれません。

しかし、好きなことではなく“そうあるべきこと”に注力すると、取り返しがつかないタイミングもやってくるでしょう。

好きなこともちゃんと大事にした方が良いです。

好きなことができる時間を作る

やらなきゃいけないことに溢れていても、少しだけでもいいので好きなことをする時間を作りましょう。

好きなことをして楽しいと感じることはとても大切です。

イライラしがちなときも、その楽しみによって癒されれば穏やかさを取り戻せます。

「好きなことって、とくにないんだけど…」という人は、好きなことを忘れてしまっているだけです。

それほど忙しかったということですから、以前好きだったことに再び手を出してみたり、新たな趣味を発掘するなりしましょう。

あるいは、好きな食べ物をひたすら食べてみるのでも構いません。

4.時間を有効活用する

「時間を有効活用する」というのは予定を詰め込んだり、頭や手を動かし続けることではありません。

物事に集中するということです。

穏やかな暮らしができない人は、やっていることとは違うことを考えながら手を動かしたりします。

料理をしながら明日の予定を考えたり、エクセルの入力作業をしながらお客さんに連絡しなきゃと焦ったりするわけです。

これでは1つ1つのを片づけるのが遅くなる上、ミスが出ることもあるでしょう。

時間の使い方が雑な人は穏やかに過ごせない?

マルチタスクをこなせる人というのは、実際には素早く脳を切り替えているにすぎません。

本当に全てのことを同時にこなしているわけではないのです。

しかし、その切り替えの速度が尋常ではないので、他者から見ると同時に見えます。

それを真似しようとして、切り替えもできないのに同時にこなそうとする人が「時間の使い方が雑な人」になります。

先述のように、同時に物事を片づけようとすると遅延やミスが生じやすいです。

同時にやって速く終わらせるつもりが、後で発覚したミスの修正などの余計な処理に時間を使うことになってしまいます。

わかりやすいイメージとしては、夕飯の食材を買いに行ったのに考え事をしながら買ってしまって、家に帰っていざ調理を開始してから買い忘れに気付く、といったものです。

また買いに行くと夕飯の時間が遅くなるし、かといって食材不足では味がしまりません。

こういうことを毎日少しずつやっていると、常に満たされない気持ちを抱えることになるでしょう。

穏やかに暮らしているとはいえません。

余裕を持った行動を心掛ける

脳の切り替えの速度は一朝一夕で身に付くようなものではありません。

才能といってもいいほど個人差があります。

自分の脳の切り替え速度を冷静に考えて、それに合わせた時間を確保してやることで穏やかな暮らしに近づけます。

考え事が多い人は脳の切り替えが下手なので、十分に考えられたと納得できるように、何もしない時間をとりましょう。

なんでも安請け合いしがちな人は、断る勇気を持つことをおすすめします。

「できなくはないが、これをやるとプライベートの時間が削られるな」と思えば断って構いません。

少しずつでも余裕を持とうとすることで、冷静な自分を取り戻せるはずです。

5.自分を見つめ直す

自分を見つめ直すことはとても大切。

「自分のことは自分が一番わかっている」と多くの人が思っていますが、一番わかっていないのも自分です。

自分では気づかない内に自分を騙して生きている人は多く見られます。

自分自身が騙されているので、今考えていることは本心であるかのように思っているのです。

たとえば、いつもSNSで愚痴を言っている女性。

旦那の実家に帰るのが苦痛だとか、姑の連絡がシンドイとか、旦那は何も家事や育児を手伝わないとか、色々書いてあります。

ところが、いざその女性と会ってみると「なんだかんだ言って幸せなの」と言い、笑顔を見せます。

不思議な話です。

はたして、この女性は本当に幸せなのでしょうか。

SNSに書かれていたことは全て真実でしょう。

その他のことで幸せを感じているのかもしれませんが、抱えている不満とは別問題です。

それを「幸せ」という言葉で塗り固めます。

相手にそう告げることで自分にも「幸せなんだから多少のことは我慢しなさい」と説得しているかのようです。

こうして自分を騙し続けていると、塗り重ねてきた言葉の方が本心であるかのように思えてきます。

そして、いつかはその塗装が剥がれ落ちる瞬間がきます。

そうなっては遅いです。

本心はどこにあるのか、手遅れになる前に見つめ直さなければなりません。

自分日記をつけてみる

SNSを日記代わりにつけている人もいますが、少なからず誰かに見られることを想定して書いているため、偽りが出やすいです。

自分以外が見ることのできない紙のノートに記録してみましょう。

誰に見られることもない言葉こそが本心です。

想いのままに書き綴り、それを後日見返すことで自分の中に転がっている不満や悩みが分かるようになります。

そこには嘘で塗り固めた自分がいないのですから、グサッとくるものがあるでしょう。

子供の頃の自分を思い出す

人の性質は年をとっても大して変わりません。

子供の頃は図書館で大人しく本を読んでいたタイプの人が大学デビューでパーティピーポーになっても、本質は大人しく本を読むタイプです。

ところがパリピでいることの楽しさもあるので「本当はパリピだったんだ!」と思うようになります。

それで呼ばれれば飲みにでかけたり、毎日忙しく過ごすようになるのですが、少しずつ違和感が蓄積して、その内疲れるようになるでしょう。

自分が楽しいのと、他人が楽しんでいる中にいるときに感じることは似ているので区別がつきにくいです。

しかし、そうやって他人の感情に呑まれ続けると自分を見失います。

少し一人になって、子供の頃を思い出しながら「自分はどんな奴だっけ」というのを考えてみましょう。

6.健康でいること

穏やかな暮らしの基本は健康でいることです。

病に冒されてから穏やかな気持ちになる人もいますが、それは自己と向き合う時間をようやくとれただけのこと。

その次元に行くまでには不健康な状態からくる不安感に悩まされます。

頭痛や腹痛を抱えながらでは、明るいことを考えようという方が無理な話です。

病気になってしまっては意味がない

病気になってから本当にやりたいことが見えても、それに向かう力がありません。

穏やかな暮らしにも苦痛が伴い、都度襲ってくる不安と闘う日々になってしまいます。

健康であるからこそ、本当に穏やかな時を過ごせることを心得ましょう。

食生活を整える

バランスの良い食事をすることは健康状態をキープするには欠かせません。

人体には必要な栄養素がとんでもない数あり、何かが欠落するだけでマトモな思考ができなくなったりもします。

「なんでこんなに不安なんだろう」「どうしてイライラするのだろう」という場合、その多くは栄養不足または睡眠不足です。

精神状態や身体の不調を医師に相談すると「○○不足かもしれませんね」と言われて栄養剤を処方されることはよくあります。

栄養と心の状態は関係が深いので、切り離して考えないようにしましょう。

7.リラックスタイムを作る

自分を見つめ直したり、休息をとろうと思っても上手くいかない場合はスイッチとなるものを外に持つと良いです。

コーヒーを淹れる、アロマを焚く、長風呂をする、など「これをやるときはリラックスタイム」と決めてやることで入りやすくなります。

8.睡眠環境を整える

「なんだか上手く眠れない」「昨日の疲れがまだ残っている」というのは睡眠環境が悪い恐れがあります。

良い眠りをする条件は結構多いです。

まず入眠時に体温が上がっていないこと。

睡眠は内臓を休める意味もあるので、体温は下がっている必要があります。

しかし、食事や飲酒、運動をした直後は体温が上がっているのでなかなか休むことができません。

寝る前の数時間はのんびり過ごす必要があります。

次に寝室の環境です。

光を浴びると脳は起きてしまうので、明かりをつけたままの就寝なんてもってのほか。

できるだけ寝る直前も強い光を浴びてはいけません。

ベッドに入りながらのスマホもNG。

音がうるさいのもダメですが、かといって無音すぎるのも微妙です。

自然環境に近しい状態が最も良いので、微々たる音に対して神経質にならないようにしましょう。

あとは自分に合った寝具を揃えることです。

寝返りがうちやすい枕、硬すぎず柔らかすぎずの姿勢が悪くならないマットレス、室温に応じた重すぎない布団といった具合です。

9.何事にも感謝する

当たり前に思える日常も、誰かが何かをやってくれているから成り立っていることを改めて自覚しましょう。

昔で考えれば蛇口をひねるだけで都度水が得られるという状況ではなかったわけですし、夜中にコンビニで働いてくれる人にも感謝すべきです。

当たり前のことが当たり前ではないことに気付けば、自然と感謝できるようになります。

与えられたことだけに目を向けないことです。

穏やかな生活を送ろう!

日本にいる以上、生命の危機にさらされるような事案は少ないですし、意志さえあれば逃げ出せる環境です。

そのため、穏やかな生活は心の持ちよう次第で、今からでも始めることができます。

今持っているものやことに目を向けて、それを大切にしましょう。

その上で、自分のことを見つめ直したり、生活の一部を改善すれば穏やかな生活がすぐ隣にあったことに気付くことができるはずです。