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穏やかな暮らしをするための9個の心得(続き2)

帰属より個に意識があるため、自分のスキルアップや給料アップを考えて転職を短期間で繰り返します。

海外の働き方が素晴らしいとも限りませんが、日本の働き方はどうにも、自分たちで自分たちの首を絞めているというか、過剰なほどの相互監視体制の雰囲気が根付いています。

見えないルールによってプライベートの時間が削られ続けていると、穏やかな暮らしとは言い難いでしょう。

家庭事情

家庭事情といっても、両親、子供、義両親、兄弟など色々な関係があって、それぞれに事情は異なります。

その全員が心優しく穏やかで、話し合いによって理解し合えるのであれば何の問題もありませんが、そうそう上手くはいきません。

親子ですら性格の不一致はありますし、金銭問題も絡むとややこしいです。

その上、切ろうと思ったってなかなか切れる関係でもないので、苦労が長続きしやすいといえます。

人間関係

理不尽な人、面倒臭い人、悪口が多い人など、一緒にいると心が荒む人が近しいところにいると、穏やかな気持ちとは遠くなってしまいます。

嫌いな人を周囲から完全に排除できれば穏やかになるのは容易いのでしょうけど、なかなかそうできるものではありませんよね。

生きるためには多少のお金を稼がなければならないし、そのためには働かなければならないわけで、そこに嫌な人が全くいないというのも珍しいです。

せめてプライベートくらい人間関係を整理しておきましょう。

恋愛で苦労をしている

恋愛で苦労するとはどういう状況なのかを考えてみます。

片想いが上手くいかないだけであれば、自分がしたくてしている苦労なので大した問題ではありません。

ダメ人間と付き合って苦労しているというのも、ダメ人間を選んだ自己責任ですし、穏やかに暮らしたいなら別れればいいだけですよね。

どうしようもないのは、世間体に縛られて、恋愛を強いられているような状態です。

「30歳だからそろそろ結婚しなきゃ」「子供が欲しいから逆算したら時間がない」「童貞だと恥ずかしい」など、世間の声に惑わされ、本来の恋愛である「この人が好きだから一緒にいたい」がないがしろになっている人は少なくありません。

焦燥感にかられてする恋愛なんて上手くいくはずもないわけで、その時点で全く穏やかではないでしょう。

常に忙しい日々

常に忙しいなんて、好きなことでもなきゃシンドイだけです。

いや、好きなことだってシンドイかもしれません。

ある程度の休みは必要ですし、たまには立ち止まってみないと自分のことを客観視することができなくなります。

忙しくてもまだ頑張れると思っている内に、あえて休息をとりましょう。

そうしないと気付かぬ内に燃え尽きて悲観的な考えに偏り始めます。

休日がない

休日がないのは大問題です。

昔は「24時間はたらけますか」がバイタリティ溢れる社会人像を象徴していた時期もありましたが、普通に死にます。

オーストラリア国立大学の研究によると、人が健康的に働ける限界は週39時間だそうです。

日本の規定である1日8時間、週40時間まで、という限度ですら超過しているという次第。

それよりもさらに超過して働いているなら健康を害しても当然です。

健康を害すると、穏やかな暮らしとはかけ離れ、病と闘う日々になってしまいます。

生きるために働いているのに死に向かうなんてバカバカしいので、ちゃんと休みましょう。

身体が疲れている

たまには身体が疲れるまで頑張るのも良い経験になりますが、それが常態化しているのは危険です。

寝ても覚めても疲れがとれず、前日の疲労を翌日まで持ち越すようになると身体どころか精神にも異常をきたすようになります。

「頑張ること」が美化されすぎる日本の文化においては、堂々と「今日はダラダラするぞ!」が白い目で見られる風潮がありますが、それはおかしいです。

力強いライオンだって狩りをしていない時間はのんびりしているのに、人間がずっと狩りみたいなことを続けられるわけがありません。

自分の身体や精神力を過信しすぎています。