会社では多くの場合プレゼンを行うかと思いますが、プレゼンについて褒める場合にはあなたならどう褒めますか?
「今日のプレゼン良かったよ」なんて褒めますか?
この褒め方を思い浮かべた人は…部下のことを上手に育成はできませんよ。
自分が言われてどう思うのかを考えてみて下さい。
この褒め方だと何が良かったのか分からないですよね。
単純に部下自身が手ごたえあったと思っている場合には、この褒め方でも良い場合はありますが、ほとんどの場合は社交辞令として受け取って褒められているとは思いません。
何が良かったのか具体的にして明確に、ここが良かったと褒めてあげる事が重要なのです。
一例として、「プレゼンの方法を前と変えたんだね、先に結論を持ってきた事で何でそうなったの?とみんな食い入るように聞いていたよね。すごく良かったよ」
「プレゼン内容によって今までの方法と使い分けが出来るようになるともっと良くなるね」
「次のプレゼンも楽しみにしているよ」
と言った感じで、良かった内容を具体的に褒めてあげてさらに良くするためのアドバイスを入れることで、上司として信頼と尊敬を得ることができます。
最後に次も期待していると伝えることで、次は今回よりももっと良いものにしようとモチベーションをアップさせることができます。
この様な褒め方が出来るようになると、部下からの信頼を得る事が出来て分からないことや自分の実力ではできないことがある場合には素直に頼ってくれるようになります。
フォローへとつなげていく事ができますね。
部下の育成はその本質があっていないと非常に難しい業務内容となりますが、部下への信頼を得る事が出来れば面白いように業務が円滑になり良好な関係性を構築する事が出来ます。
自分自身は元より部下もお仕事が楽しくてしょうがない環境を作る事が出来るのもチーフなのです。
楽しくお仕事したいと思う人は人材育成の本質を認識して必要なスキルを身につけて下さい。
毎日が楽しくなりますよ。
悩みに気付いてあげる
チーフの監視と監督管理の仕事として、部下の悩みに気が付くスキルも場合によっては必要となります。
基本的には簡単な方法でOKです。
「最近元気がないけど何かあった?」
この一言をいうだけでOKです。
この一言からどういった悩みなのか打ち明けてくれるのか判断したら良いのです。
私生活(プライベート)な悩みの場合も多いのですが、その悩みに気が付いて一言声をかけてあげるだけで良いです。
当然仕事の悩みの場合は親身になってサポートをしてあげましょう。
お仕事の悩みであれば、チーフであるあなたが解決をしてあげて業務を円滑にする必要があります。
親身になって寄り添うことで、絶大な信頼を得ることができます。
また、一言声をかけた際に相手から「大丈夫です、何でもありません」と返事がきた場合には、それ以上深く追及はしない方がいいでしょう。
根掘り葉掘り聞こうとすると、部下からの信頼を得る事はできません。
親切ではなくお節介となってしまいます。
この返事が来た場合は、「そうか、最近元気なかったから心配していたんだよ」、「もし何かあったなら力になれるかもしれないから遠慮なく相談してね」と言って逃げ道があることを伝えてあげると良いでしょう。
たったこれだけで十分です。
しかし、これだけで解決しないで部署内の空気が悪くなってしまう場合は、このように言うと良いです。
「元気ないみたいだけどお仕事している時ぐらいは気持ちを切り替えよう」
「悩み事なんて忘れて考えないで仕事に集中すると気持ちも楽になるよ」
「力になれることがあったら言ってくれればいつでも力になるよ」
知持ちの切り替え、スイッチの「ON」「OFF」のキッカケを作ってあげると尚良いです。
成功までの試行錯誤の手伝う
成功までの試行錯誤の手伝いをしてあげると思ってフォローやサポートをするのもチーフの仕事です。
失敗と思ってカバーするとどうしても私が最初からやっていれば…等と言った邪念が生まれてしまいます。
それが失敗ではなくて成功するための試行錯誤だと思えば、そのお手伝いやフォロー、サポートと思うことができます。
どうしてこう考えて行ったのかなと自分に置き換えて考えることができます。
そうする事で、褒めるところと間違えてしまってこうした方が良いというアドバイスの両方が的確に出来るようになります。
また、自分自身のスキルアップにもつながります。
自分の中の常識的な成功よりも、失敗と思った試行錯誤の良かったところを取り込んで改良を重ねることで、さらに良いものにする事が出来ると気付く事も出来るのです。
チーフになるために必要な仕事のスキルとは?
ここからはチーフに必要なスキルをご紹介していきます。
前向きな気持ち
チーフ自身が必要になるスキルは前向きな気持ちです。