晴れて大学生なったら気になるのがサークル。

何かしらに入ってみたい気もするけど、怖いサークルもあると聞くし、大丈夫かなと心配になる人もいるのではないでしょうか。

あるいは、新歓の時期が過ぎてしまって、今更頑張って入ろうとするほど魅力があるのかな、と思っている人もいるかもしれません。

結論から言うと「学問をしっかりやってアルバイトもこなして、それでも暇があったら入ろう!」です。

サークルは活動頻度がわりとゆるいので、とりあえず入っておいて、単位をあらかた取りきった3年目あたりから本格的に参加していくのもおすすめですよ。

サークル選びのポイントとなるメリット・デメリットを考えながら、自分にぴったりのサークルを探してみましょう。

サークルとは?


まずは「サークルってそもそも何?」から確認しておきましょう。

大学の話をメインに、どんなサークルがあるのかも合わせて紹介します。

サークル活動とは

高校生の中には「大学では部活をサークルと呼ぶ」と思っている人もいるかもしれませんが、それはちょっと違います。

大学には「部活」と「サークル」の2つが同時に存在しているのです。

また、部活とサークルのかけもちもできます。

同好者が集まって団体で活動すること

「部活」は中学校や高校と同じように、学校が認可している団体や活動のこと。

大学からの金銭的な支援があったり、部室が割り当てられたりします。

一方の「サークル」は認可外の同好会です。

認可外なので、大学からの金銭的援助は無く、部室も用意されないのが一般的。

同好者が教室や外部のスタジオ、公園などに集まって活動し、その活動内容を大学側へ申請する必要はありません。

また「部活は大学から支援を受けているため大会で成果を出さなければならない」と言われることもありますが、実際はそうでもありません。

歴史があるというだけで、実際の活動はサークルと何も変わらない部活も存在します。

サークルには入らないといけないの?

高校までは「我が校は入部が必須だ」なんて言われるところもあるようですが、大学ではそのようなことは、まずありません。

あるとすれば、スポーツ推薦など入学条件に特定の部活への入部が明記されている人くらいです。

サークルに限っていえば、入る必要は全くもってない、というのが結論です。

入らないといけない訳ではない

入らないといけない訳ではありませんが、何かしらの部活かサークルに入っておくのはおすすめです。

4年制の総合大学の場合、卒業までに120単位前後を取得することが求められます。

とはいえ、最後の1年は就活をする人がほとんどなので、4年目は必須科目を残すのみにするのが一般的。

つまり、1~3年までは年間で40~50単位の取得すべきということです。

1科目あたり2単位が多いので、20科目くらいは履修することになります。

しかし、この科目の中には、いわゆる「地雷科目」というのがあるんですよ。

履修したが最後、9割が単位を落とすという魔の科目です。

これにあたってしまうと、進級や卒業が怪しくなる恐れがあります。

地雷科目の情報を得るには先輩の話を聞くしかありません。

大学内部の情報に詳しい先輩と出会えることだけでもサークルに入るメリットは存分にあります。

教科書のおさがりを貰えることも多いですよ。

サークルの種類は?

サークルの種類は大学によってさまざまです。

部活まで含めるとものすごい数があって、新歓の時期には決めきれないこともあるでしょう。

そこで、参考までにどんなサークルがあるのかをご紹介します。

部活動並みの活動から飲みサークルまで多種多様

大学が認可していないサークルでも、その規模や活動内容は部活並のものもあります。

代表的なのがボランティアサークルです。

自費で東南アジアの国まで行って井戸を掘ったり、教育支援をしたり、老人ホームに行って介護の手伝いや出し物をしたりなどなど。

月の活動数も多めです。

逆に「テニス」「映像制作」「軽音」などと名打っていても、その実集まってゲームをしたりバーベキューをしたり飲み会をしたりが活動の大半であるサークルも多数存在します。

大学それぞれに多種類のサークル

広い校庭を持つ大学ならスポーツ系は一通りあるはずです。

野球・サッカー・テニス・バスケットボール・バレーボールといったおなじみのものから、ボーリング・ビリヤード・スキー・スノボなど高校までだとなかなか部活には無い分野のサークルもあります。

文化系は、映像制作・演劇・軽音・ダンス・英会話・マンガ・アニメ・写真・お笑い・大道芸・工芸・初動など種類が豊富。

また、大学ならではの「イベサー」や「勉強系サークル」もあります。

イベサーは大学の文化祭を取り仕切ったり、他大学との交流会を開催するといったイベントの企画運営を行うサークルのこと。

勉強系サークルは、法律や民俗学など自分が専門として学んでいる分野をより深く追求したい人が集まります。

こんなサークルもあります!

変わり種のサークルも覗いてみましょう。

こんなサークルがあります。

・美味いラーメンを自分たちで追及して作る
・あちこちを散歩する
・なんとなく集まって遊ぶ(オールラウンドサークルと呼ばれる)
・ボードゲーム
・県人会(出身地が同じ人たちで集まる)
・特定のアイドルを応援する
・キャンプに行く

他にも「これ、ただ言いたかっただけだろ…」としか思えないような謎すぎるサークルが存在する大学もあるのですが、コアすぎるので触れないでおきます。

サークルはそもそも大学の認可外なので、誰かが「立ち上げたぞ!」と言った瞬間にサークルが出来上がります。

メンバーが言いだしっぺの一人だけ、なんてこともあるくらい自由な世界です。

インカレ

複数大学の学生たちが所属するサークルです。

それぞれの大学のコネクションを使って社会人と知り合ったり、イベントを開催してお金儲けをしたりもします。

人数が多くなりやすいため、規模も大きく、スポーツなどの競技においては学生主催の大会を開くこともあります。

各大学の先輩たちが勧誘することもありますが、それに出会えなくてもSNSでつながるという手段が最近は主流。

学内サークルとインカレをかけもちする人もいます。

社会人サークルもある

社会人が入れるサークルもあります。

同じ趣味や業種、友達が欲しい人たちが集まって食事会をしたりイベントを立ち上げたりします。

大学生のように毎日会うことは難しいため、月に1回から数回程度で集まって活動していることが多いです。

サークルに入る5個のメリット


それでは、サークルに入りたくなるメリットを5個紹介します。

1.選択肢の幅が広い

サークルは選択肢の幅がかなり広いです。

スポーツ系や文化系といった括りで分けるより、下記の着眼点で探すといいかもしれません。

・友達を作りたい人の集まり:活動内容はとくに決まっておらず遊ぶのがメイン
・音楽や食べ物など好みが似た人の集まり:活動内容はわりと明確
・意見交換がしたい人の集まり:テーマを決めて話し合うゼミに近い形
・スキルアップしたい人の集まり:英会話など
・恋人が欲しい人の集まり:「ザ・大学生」イベント多数
・就活にいかせる話題が欲しい人の集まり:ボランティア系が多い

たとえば同じ「軽音サークル」でもサークルAは毎月ライブを行って練習も多い一方、サークルBはライブに出かけるのが多く、おしゃべり中心、といった違いが出てきます。

正直、筆者は大学時代に映像制作のサークルに入っていましたが4年間でやったことといえば、合宿という名のただの旅行・バーベキュー・飲み会・スマブラで終わりました。

映像はただの一度も撮っていません…が、楽しかったです。

名前に釣られるのではなく、まずは覗いてみて「どんな人がいるのかな」も確認してみましょう。

自分の趣味に合うものがある

先述の軽音サークルの例ように、同じジャンルの中でいくつものサークルが存在することは多いです。

どこかしら自分の趣味や人付き合いの仕方に合うサークルがあります。

また、目的別にかけもちをしている人も少なくありません。

冬はスノボサークル、普段は英会話サークルでスキルアップ、バーベキューなどの季節イベントは遊びがメインのサークルといった組み合わせです。

2.周りに馴染みやすい

大学は学問の場なので、友達の存在は必須ではありませんが、一人で完結できることはそう多くありません。

大学の授業は講義ばかりではなく、グループワークやディベートなど人と協力しないとできないこともたくさんあります。

社会人になると、普段は仲が良くない相手でも目的さえ合致すれば協力し合う、というのが当たり前になってきますが、大学生はまだ精神的には子供な人が多いです。

そのため、学ぶという目的よりも友人との馴れ合いが先行しがちです。

友達が一人もいない状況でグループワークをすれば、何かと面倒事を押しつけられるハメになりかねません。

ゼミや活動内で一人にならない

サークルに入っていれば、所属する人たちと同じ科目を履修することも増えてボッチ回避できます。

協力し合うことで単位もサクサク取れて計画的に進められるでしょう。

また、風邪などをひいて休んでしまったときにもノートを借りられるし、単位取得に大きく関わる宿題の連絡も回してもらえます。

「そんなの教授や講師に尋ねにいけばいいじゃないか」と思うかもしれませんが、それは甘いです。

教授や講師は自分の研究のためにアッチコッチ出かけていってしまい、教授室にあまりいません。

その上、やっと教授を捕まえて宿題の話を聞き出せた頃には「だめだ、提出期限に間に合う課題じゃない」という事態に陥ったりもします。

友だちがいるとここらへんの不都合が解消できるので、手っ取り早くサークルに入って知り合いを増やしましょう。

3.就職活動に有利な場合がある

まず勘違いしないで欲しいのですが、会社の採用側は「どんなサークル・部活に入っていたか」は全く見ていません。

ボランティアサークルに入っていたからといって「偉いなぁ」とは思わないし、飲みサーに入っていたとしても「どうせチャラチャラしてんだろ?」とは思いません。

また、部長を務めたとしても「リーダーシップがあるんだな」という評価はしてくれないものだと覚えておきましょう。

これを勘違いした就活生たちは、なぜだか皆「部長でした」と言います。

世の中こんなに部長だらけなもんかなぁと採用側は疑問。

むしろ「どうせ嘘なんだろうな」とか「目立ちたがり屋なのかな」とマイナスにとらえることすらあるかもしれません。

就職に有利な場合があるというのは、そのサークルでの出来事をエピソードトークとして展開できるかどうかにかかっています。

どんな出来事が起き、どのように考え、どう対処して、どんな結果になったのか、理路整然と、かつ引き込まれるような語り口で話せる人が面接で合格します。

就職活動で自分の強みになることも

飲みサーにしたって、それをきっかけにお酒にめちゃくちゃ詳しくなれば酒類メーカーへ就職できるかもしれません。

強みというのは自分の個性の光るところアピールするのではなくて、その会社で活躍できる具体的なイメージを湧かせることが重要です。

ですから、社会人として持っていて当たり前な「責任感」「忍耐」「協調性」なんていうのは全然強みになりません。

でも例文ではめちゃくちゃ出てくるので皆同じようなことを言います。

裏を返せば、その会社にとって利益になる部分を強調すればライバルに勝てるということです。

そこに動機や経緯をサークルでのエピソードから具体的に展開すれば説得力もあります。

4.人間関係の幅が広がる

中高生までの部活は年功序列が厳しい傾向にあり、年齢を超えた「友達」にはなりづらい環境ですが、大学のサークルは違います。

浪人して入ってくる人もいるので、年齢を気にしない人がほとんど。

年上と年下が対等な友達として成立しているケースはとても多くみられます。

特定のクラスも決まっておらず、履修科目ごとに人も入れ替わりますし、同じ授業を学年の違う人が受けていたりもします。

多彩な人々とグループワークや友達付き合いをしていると、それまでの自分にはなかった考え方や価値観を取り入れるきっかけを得ることができるでしょう。

そうして自分がどんどん変わっていく中で、人間関係の幅も広がっていきます。

友達や恋人ができる可能性が上がる

こんな言葉を聞いたことはないでしょうか。

「世の中の2割には好かれ、2割には嫌われ、6割はどちらでもない」というやつです。

経験則からいって、たしかにこのくらいの割合は妥当な気がします。

これを前提として考えると、知り合いが10人しかいなければ2人にしか好かれません。

友達1人、恋人1人になってくれればいいですが、そう上手くもいかないでしょう。

どちらも同性ということだってあり得ますし。

これが100人の知り合いだったらどうでしょうか。

20人には好かれますよね。

これだけいれば、その中から恋人を1人作るくらいは可能性がありそうな気がしないでしょうか。

サークルに入るのと入らないのとを比べると、入った方が出会う人の数が格段に増えます。

まずは知り合いを増やし、その中から付き合いを深める人を厳選すればいいので、人間関係の開拓が楽になりますよ。