1.選択肢の幅が広い
サークルは選択肢の幅がかなり広いです。
スポーツ系や文化系といった括りで分けるより、下記の着眼点で探すといいかもしれません。
・友達を作りたい人の集まり:活動内容はとくに決まっておらず遊ぶのがメイン
・音楽や食べ物など好みが似た人の集まり:活動内容はわりと明確
・意見交換がしたい人の集まり:テーマを決めて話し合うゼミに近い形
・スキルアップしたい人の集まり:英会話など
・恋人が欲しい人の集まり:「ザ・大学生」イベント多数
・就活にいかせる話題が欲しい人の集まり:ボランティア系が多い
たとえば同じ「軽音サークル」でもサークルAは毎月ライブを行って練習も多い一方、サークルBはライブに出かけるのが多く、おしゃべり中心、といった違いが出てきます。
正直、筆者は大学時代に映像制作のサークルに入っていましたが4年間でやったことといえば、合宿という名のただの旅行・バーベキュー・飲み会・スマブラで終わりました。
映像はただの一度も撮っていません…が、楽しかったです。
名前に釣られるのではなく、まずは覗いてみて「どんな人がいるのかな」も確認してみましょう。
自分の趣味に合うものがある
先述の軽音サークルの例ように、同じジャンルの中でいくつものサークルが存在することは多いです。
どこかしら自分の趣味や人付き合いの仕方に合うサークルがあります。
また、目的別にかけもちをしている人も少なくありません。
冬はスノボサークル、普段は英会話サークルでスキルアップ、バーベキューなどの季節イベントは遊びがメインのサークルといった組み合わせです。
2.周りに馴染みやすい
大学は学問の場なので、友達の存在は必須ではありませんが、一人で完結できることはそう多くありません。
大学の授業は講義ばかりではなく、グループワークやディベートなど人と協力しないとできないこともたくさんあります。
社会人になると、普段は仲が良くない相手でも目的さえ合致すれば協力し合う、というのが当たり前になってきますが、大学生はまだ精神的には子供な人が多いです。
そのため、学ぶという目的よりも友人との馴れ合いが先行しがちです。
友達が一人もいない状況でグループワークをすれば、何かと面倒事を押しつけられるハメになりかねません。
ゼミや活動内で一人にならない
サークルに入っていれば、所属する人たちと同じ科目を履修することも増えてボッチ回避できます。
協力し合うことで単位もサクサク取れて計画的に進められるでしょう。
また、風邪などをひいて休んでしまったときにもノートを借りられるし、単位取得に大きく関わる宿題の連絡も回してもらえます。
「そんなの教授や講師に尋ねにいけばいいじゃないか」と思うかもしれませんが、それは甘いです。
教授や講師は自分の研究のためにアッチコッチ出かけていってしまい、教授室にあまりいません。
その上、やっと教授を捕まえて宿題の話を聞き出せた頃には「だめだ、提出期限に間に合う課題じゃない」という事態に陥ったりもします。
友だちがいるとここらへんの不都合が解消できるので、手っ取り早くサークルに入って知り合いを増やしましょう。
3.就職活動に有利な場合がある
まず勘違いしないで欲しいのですが、会社の採用側は「どんなサークル・部活に入っていたか」は全く見ていません。
ボランティアサークルに入っていたからといって「偉いなぁ」とは思わないし、飲みサーに入っていたとしても「どうせチャラチャラしてんだろ?」とは思いません。
また、部長を務めたとしても「リーダーシップがあるんだな」という評価はしてくれないものだと覚えておきましょう。
これを勘違いした就活生たちは、なぜだか皆「部長でした」と言います。
世の中こんなに部長だらけなもんかなぁと採用側は疑問。
むしろ「どうせ嘘なんだろうな」とか「目立ちたがり屋なのかな」とマイナスにとらえることすらあるかもしれません。
就職に有利な場合があるというのは、そのサークルでの出来事をエピソードトークとして展開できるかどうかにかかっています。