どんな出来事が起き、どのように考え、どう対処して、どんな結果になったのか、理路整然と、かつ引き込まれるような語り口で話せる人が面接で合格します。
就職活動で自分の強みになることも
飲みサーにしたって、それをきっかけにお酒にめちゃくちゃ詳しくなれば酒類メーカーへ就職できるかもしれません。
強みというのは自分の個性の光るところアピールするのではなくて、その会社で活躍できる具体的なイメージを湧かせることが重要です。
ですから、社会人として持っていて当たり前な「責任感」「忍耐」「協調性」なんていうのは全然強みになりません。
でも例文ではめちゃくちゃ出てくるので皆同じようなことを言います。
裏を返せば、その会社にとって利益になる部分を強調すればライバルに勝てるということです。
そこに動機や経緯をサークルでのエピソードから具体的に展開すれば説得力もあります。
4.人間関係の幅が広がる
中高生までの部活は年功序列が厳しい傾向にあり、年齢を超えた「友達」にはなりづらい環境ですが、大学のサークルは違います。
浪人して入ってくる人もいるので、年齢を気にしない人がほとんど。
年上と年下が対等な友達として成立しているケースはとても多くみられます。
特定のクラスも決まっておらず、履修科目ごとに人も入れ替わりますし、同じ授業を学年の違う人が受けていたりもします。
多彩な人々とグループワークや友達付き合いをしていると、それまでの自分にはなかった考え方や価値観を取り入れるきっかけを得ることができるでしょう。
そうして自分がどんどん変わっていく中で、人間関係の幅も広がっていきます。
友達や恋人ができる可能性が上がる
こんな言葉を聞いたことはないでしょうか。
「世の中の2割には好かれ、2割には嫌われ、6割はどちらでもない」というやつです。
経験則からいって、たしかにこのくらいの割合は妥当な気がします。
これを前提として考えると、知り合いが10人しかいなければ2人にしか好かれません。
友達1人、恋人1人になってくれればいいですが、そう上手くもいかないでしょう。
どちらも同性ということだってあり得ますし。
これが100人の知り合いだったらどうでしょうか。
20人には好かれますよね。
これだけいれば、その中から恋人を1人作るくらいは可能性がありそうな気がしないでしょうか。
サークルに入るのと入らないのとを比べると、入った方が出会う人の数が格段に増えます。
まずは知り合いを増やし、その中から付き合いを深める人を厳選すればいいので、人間関係の開拓が楽になりますよ。
5.いろいろな人と触れ合える
大学は全国各地どころか海外からの留学生まで集う場所です。
個々が持つ文化的背景も、言語も、価値観もそれぞれです。
これまでの人生では全く思いつかなかった感覚の持ち主に出会うチャンスに溢れています。
いろいろな種類の人と接することができる
大学の多種多様な人々と接することで、それまで自分の中にはなかったものを少しずつ受け入れられるようになっていきます。
そこで初めて「押し殺していた本当の自分」に気付くことも少なくありません。
たとえば地元がヤンキーの多い地域で、中学校や高校までは「目立つ=悪い奴」といった概念が形成されてしまった人も、大学でさまざまな人と触れ合うことで「本当に輝いている人」の要素が分かってきます。
また、大人になっていくことで親のありがたみが分かったり、逆に一番の理解者であったはずの親が一番自分を苦しめていた相手だと気付いたりもします。
これから社会に出て、自分の責任で人生を切り開いていくことになる学生にとって、多様な価値観を受け入れて考える時間を得られることは大きなメリットになるでしょう。
サークルに入る4個のデメリット
さて、メリットばかりに目を向けているとサークル選びに失敗してしまうこともあります。
デメリットになりやすいサークルの特徴を4つ紹介するので、こちらも参考にしてみてくださいね。