今の自分をある意味否定するような気分にもなります。
愚痴を言う余裕もない
どんな会社に入ったとしても、愚痴というのはどんどん出てきますよね。
社員たちは会社に対する愚痴をいいながら、自分たちの職場をどのように良い環境にしていきたいかを考えているわけです。
でも、「社畜」と呼ばれる人たちに、そんな愚痴を言っている暇さえありません。
愚痴を言っている暇があったら仕事をするのです。
仕事は、いつまでたってもなくならないし、追われるだけで終わりなんてないように思います。
いくら夜中の1時だって、残業は当たり前。
帰ろうとしても呼び止められればそこからまた1時間は当たり前。
この”当たり前”という感覚を作ってしまうのが、「社畜」を製造するプロのブラック企業なのでしょう。
会社を信頼し過ぎている
どんなに激務を押し付けて来るとしても、会社を信頼し、会社を愛している人はそれを受け入れるでしょう。
だって、いくら社畜だとしても、そこに会社への情熱や希望というものを持っているなら、ある程度の満足を感じられているのです。
だから、会社を信頼している人は頑張れるわけですが、信頼しすぎていると今度は自分が会社に喰われてしまうかもしれません。
会社は、その人の会社への信頼を利用して、どんどんと時間もエネルギーも吸い取ろうとしているかもしれません。
冷静になったり、あるいは体調を崩して一度そこから離れたときに、会社の本質をちゃんと見抜け、やっと会社にそれほどのものを捧げる価値があったのか気づくこともあるようでうす。
ルールに縛られる
ルールは絶対。
この感覚を持っている人も、全部会社のいう通りにするタイプといえるでしょう。
そのルールが、よく考えてみるとふに落ちないものだったり、本当の目的はどこにあるのか
わからなくても、いくら理不尽だと思えても、「それがここでのルールだ」と言われたら、もう言い返すことができないんです。
そうなると、会社のやり方に従うしかないと思うので、結局は会社の言いなりとなって働く羽目になります。
そのルールというのは、何か規則というものに限りません。
というか、どちらかというと暗黙の了解とか、会社の空気管というものが多いでしょう。
例えば、ほかの人がサービス残業をしているときに、帰宅しようとする人に向かって「おい、空気読めよ」というような反応などです。
定時に自分の仕事を終わらせ帰ることに何の問題もないはずなのに、そのようなことをゆすせなかったりするのです。
プライベートを優先させるなんて言語道断。
ありえません。
さらに、何かちゃんとした理由があって休みを申請したときに「このくらいで休みを取るなよ」というような空気感など。
会社という神様に奉仕しているのですから、会社の空気に逆らうことなど絶対に許されないというような感覚を持っています。
頭が硬い
「上司からこう言われたから絶対にそうしなければいけない」という思いがあったり、もし上司から「そんなことをいうのは君くらいだ。
もっと社会を知りなさい」というようなことを言われたら、どんなに自分が正論を言っていたとしても、会社のいうままになる人もいます。
というか、そうしないことのほうが難しいですよね。
でも、頭が固くて「会社がこうと言ったらこう」というように、自主性がない人は社畜になりやすいといえるでしょう。
さらに、頭が固い人は新しい考え方や、新しいやり方を取り入れるのを嫌がります。
今という現状を変えることに抵抗があるし、自分が「こうだ」と思ったことに対して、人から別の意見を言われてもそれを受け入れられません。
それで、自分とは異なる価値観を否定したがります。
例えば、その社畜の価値観が今のブラック企業に作り上げられたものなら、それ以外の考えや価値観は受け入れられないのです。
というより、”罪”と捉えるようなところがあるのかも。