だから、他人から見たら「社畜」になっていて心配の意味で本人にアドバイスなどをしたとしても、それを聞き入れたり、そのことを真摯に受け止めて、一歩下がり冷静に自分を見つめることができなかったりします。
そうすると、社畜という現実から逃れるどころか、頑固に自らを会社の奴隷として縛りつけ続けるかもしれませんね。
視野が狭い
頭が固いということにも関係してくる点ですが、周りの自分たちとは違った価値観とか意見に耳を貸すことができず、違った感覚を受け止めることのできない人は、視野が狭くなってしまいます。
自分たちの今いる世界がすべてで正しい、という感覚になってしまうかもしれません。
そうなると、いくら自分が社畜になっていても、そのことに対する危機感はないので、そのまま現状を”当たり前”として受け入れています。
さらに、社畜は会社の空気とかルールというものにとても敏感で、それに自分を溶け込ませます。
そこに同一化するのです。
そうなると、自分の意見や自分個人としての考えというものを持たなくなることがあるかもしれません。
結局、独創的で自由な視点を持てなくなるので、仕事上でも独創的な発想はなく、上司の顔色をうかがいながらのだれもが考えられそうなことしか生み出すことができなくなるかもしれませんね。
休まない
社畜は、休むことを罪のように考えているところがあります。
休むことは会社への服従に反するのです。
ということで、絶対に休みません。
ずっと、どんな時も仕事をしています。
ゆっくりドリンクタイムで、リフレッシュなんて時間はないのかも。
とにかく仕事をして、仕事をして、仕事をして、自宅で仮眠をとって、また仕事です。
趣味がない
仕事が自分の人生の中ですべてになってしまうので、趣味がありません。
というか、趣味を持つ余裕さえないという人が多いのかもしれません。
逆に、自ら社畜になることを望んでいる人は、仕事が趣味のようになっています。
でももちろんその仕事は、”趣味”の範囲を超えて、奴隷になってしまっている、というのが社畜ですが。
自分のプライベートの時間もしっかりと楽しめるような働き方が多くの人にとって理想ですが、現実問題プライベートを充実させたくても、仕事にすべての時間とエネルギーを奪われてしまっている、という人は多いのではないでしょうか。
会社にプライベートも支配されてしまっているようでは「社畜」になっているのかもしれませんね。
上司の言いなり
社畜はとにかく、上司の言いなりになっています。
上司が言うから、上司が期待するから、上司が絶対的な存在なのです。
いつも上司の機嫌をうかがいながら仕事をしているので、自分の意思とかは関係なく、自分の意思や良心で仕事をコントロールすることなどできない状態です。
そうなると、どんなに自分にとって不都合だったり、嫌なことも、文句も言えず、ただただ会社の歯車となって働くしかないんですよね。
「辛い・・・」なんて文句を言えるような関係ではないんですね。
まさに、奴隷と奴隷管理者というような関係になってしまっています。
評価を異常に気にする
会社からの評価を以上に気にしている人も、社畜になりやすいでしょう。
評価を下げるような言動は絶対にしないので、会社や上司に逆らうことなどできません。
それに、会社の空気の中に自分をいかに溶け込ませて上司たちから気に入られるかを考えている人も、言いなりになってしまいますね。
もし、会社の風潮と少しでもずれたことをしたり、会社に対して文句などを言って、自分の評価を下げてしまうくらいなら、死に物狂いで働くことを選ぶのです。
人の目を気にしている、ということと似ていますが、もっと会社の中で自分の居場所を確定したいという気持ちが強い人は、なおさら社畜となりやすいでしょう。
残業する自分が好き
自分の残業ぶりを自慢するタイプも社畜です。
口では、友達などに残業時間や休日出勤についてや、「この前も3時まで帰れなくてさ~」と嘆いているのですが、心の中ではそんな風に会社で活躍している自分が好きで、自慢しているという具合です。