飼育員になるためには、毎日接する生き物たちとの間に信頼関係を築くことのできる、「人間性」を持ち合わせていることが求められます。

飼育員の仕事は、様々な個性を持つ生き物と毎日“向き合い”、信頼関係を築く仕事です。

あなたの個性と動物の個性が1対1で、“向き合う”ことになります。

また、飼育員の仕事には野生動物の世話をする動物園、お魚の世話をする水族館など色々な分野があります。

いずれの分野にも共通することは、生き物を扱いますので、1年365日、休むことなく健康管理などの世話を続けなければなりません。

仕事の環境は、餌の用意や排泄物の清掃、水の交換など、体力を使う重労働が多いです。

また、夜行性の動物の習性によっては、勤務時間が深夜だったり早朝だったりします。

変則的な勤務時間や重労働の仕事が多いですので、飼育員を続けていくためには、生き物好きであることが大切な前提条件になります。

飼育員の仕事は、多くの生き物の生態や習性に合わせて、勤務時間が不規則になることがあります。

ですから、生き物への愛着と興味を寄せていなければ務まらない仕事と言えます。

また、飼育員は仕事上、扱う生き物の生態や習性に関する知識を、身に付けていなければなりません。

動物園で飼育する動物や水族館で飼育するお魚の多くは、海外から輸入されてくることが多いです。

また一方では、野生動物保護の世界的な動きに合わせて、輸入に頼らずに園内や館内で繁殖・出産させるケースが増えてきています。

このため、出産に立ち会うための専門的な知識も必要になります。

飼育員の仕事は、生き物に関わる様々な知識と体力が求められます。

飼育員の仕事とは?

飼育員の仕事の内容は、扱う生き物の生態や習性によって様々なケースがあります。

動物園では、モルモットなどの小動物から、大きな体をしたゾウなどの世話をします。

また、ライオンやトラなど気を抜けない危険な動物の世話もしますので、ケガをしないための細心の注意が必要になります。

一方、水族館であれば、海水で生息するマグロや、淡水で生息するイワナなど色々なお魚の生態に合わせた水質や水温などの生息環境を維持していかなければなりません。

様々な生き物が生息し易い環境を日々保つためには、重労働の仕事の場面が多いです。

また、水族館のイルカのショーなどのアトラクションに向けた訓練を重ねる仕事もあります。

飼育員がお世話をする生き物たちの多くは、海外から輸入されてくるケースが多いです。

しかし、動物保護の世界の流れのため、輸入が難しくなってきていますので、繁殖させる取り組みが求められています。

ですから、動物が繁殖し易い生活環境や健康管理のための専門的な知識を身に付けなければなりません。

また、動物園には、多くの家族連れなどが来園しますので、お客様に喜んでいただくサービス精神の振る舞いが求められます。

このように、飼育員は生き物の世話ばかりではなく、お客様相手のサービス面のノウハウなど幅広いスキルが求められる仕事と言えます。

飼育員になるには?


飼育員になるためには、勤める動物園や水族館、サファリパークなどの運営環境によって、色々な職場環境があります。

採用条件も、高校卒、専門学校卒、大学卒などいくつかあります。

動物園や水族館の中には、地方の自治体が運営するケースがあります。

この場合は、公務員採用試験を受けなければなりません。

資格面では、飼育員になるために求められる必須の資格はありません。

しかし、獣医師の免許を取得していると採用面で優遇されることが多いです。

飼育員を目指した就職活動を有利に進めるためには、動物関係の専門学校で知識や技術を修得する方法があります。

飼育員の仕事の分野は、動物園や水族館など様々ですが、共通することは、“生き物好き”であることです。

生き物を相手にしますので、毎日のエサの用意や排せつ物の清掃など、重労働の面が多いです。

また、季節の変わり目などには、動物の予期しない行動により、危険を感じることもあります。

このように飼育員の仕事には厳しい面がありますので、“生き物好き”の気持ちを大切にして、乗り越えていかねばなりません。

動物は、人間のような裏切り行為はしません。

ですから、動物に愛情を込めてお世話することで、信頼関係が築かれて、“裏切らない”行為で応えてくれるようになります。

動物との心の通い合いを感じる瞬間が、飼育員の仕事にヤリガイを感じるひと時です。

飼育員に向いている人の特徴まとめ

飼育員に向いている人は、一言で言えば“動物好き”であることです。

毎日接する動物とコミュニケーションをとる手段は、“愛情をかける”ことに尽きます。

お世話をする動物とは、言葉でコミュニケーションをとることができません。

動物は言葉が通じませんが、お世話する人の心を感じ取る、鋭い感受性を持っています。

動物のお世話をするためには、動物から信頼される人にならなければ受け入れてもらえません。

つまり、毎日接する動物との間に信頼関係が築かれていなければ、飼育員がお世話する行為を受け入れてくれないのです。

ですから、日々接する動物との信頼関係を築くためには、愛情を込めたコミュニケーションを心掛けることです。

飼育員に向いている人とは、動物に真心を込めて、“愛情を注ぐ”ことの出来る人です。

また、動物のお世話で毎日接している中で、予期しない行動をすることがあります。

例えば、春の季節を迎えて、動物たちが発情する時期になると、突然興奮した行動に走り、危険を感じることがあります。

動物たちのお世話を毎日、取り組んでいる中で、思い通りには応えてくれない場面が多々あります。

ですから、飼育員には忍耐力が求められます。

飼育員に向いている人の特徴は、生き物好きで体力があり、愛情深い心と忍耐力を持ち合わせていることです。

1.生き物が好き


飼育員の仕事の多くは、動物たちに餌を用意し、排せつ物の清掃、寝床用のワラを取り換えるなどで体力を使います。

排せつ物の清掃では、強い匂いに包まれることもあります。

また、ライオンやヒョウなどの世話をしている時に、予期しない行動の変化のため危険を感じることもあります。

また一方では、水族館のイルカのショーなどの催し物に向けた芸を仕込む仕事もあります。

生き物に芸を仕込むためには、何度も練習を繰り返す忍耐強さが求められます。

このように、飼育員の仕事は幅広く、何れも体力と忍耐力が必要となります。

しかし、動物たちは、人間のような裏切り行為はしません。

ですから、“生き物が好き”な人にとっては、遣り甲斐のある仕事と言えます。

2.生き物の事を第一に考えられる

飼育員が毎日お世話をしている動物たちやお魚とのコミュニケーション手段は、コトバが通じないため、意思疎通を図ることに難しい面があります。

生き物たちも人間と同じように、喜んだり怒ったり感情の変化も様々ですので、感情の変化を読み取り、刺激をしない心遣いが必要になります。

また、身体の大きな動物に不意に蹴飛ばされたり、水族館でイルカから水を浴びせられたり、飼育員の思い通りにはなりません。

動物たちからの予期しない行動のために危険を感じることもあります。

このため、飼育員の仕事では忍耐が要求されますので、生き物の事を第一に考えられる責任感を常に抱いていなければなりません。

3.生き物に関する知識への探求心がある

毎日繰り返される飼育員の仕事は、生き物たちの餌の用意や排せつ物の清掃、寝床用ワラの取り換え、健康管理ばかりではありません。

動物たちの毎日の行動を観察して、習性や生態研究のために観察して記録をとる大切な仕事があります。

生態研究のためには、生き物への好奇心ばかりではなく、行動記録を基にした知識や探求心が必要となります。

今の時代、動物保護の考えが世界的に強く求められているため、海外から輸入することが難しい状況です。

このため、動物園や水族館で飼育する生き物を繁殖させて増やすことが求められています。

生き物を繁殖させるためには、習性や生態を研究する知識や探求心を持つことが飼育員にとって大切な役割となります。

4.努力を続けられる

動物園や水族館では、家族連れなどの多くのお客さんに楽しんでもらうために、色々なアトラクションを用意します。

アトラクションでは、ゾウなどの動物たちによる芸、イルカやペンギンのショーを多くのお客様に楽しんでもらいます。

色々なアトラクションを催すために、多くの時間を掛けて練習を繰り返し、動物たちに芸を仕込みます。

動物たちに芸を覚えてもらうためには、意思疎通が難しいこともあり、多くの月日が掛かります。

飼育員にとっては、気長に努力を続けられる根気強さが必要となります。

生き物が相手ですので、飼育員の思い通りには進まないことが沢山あります。

思い通りに進まないことがあっても、あきらめずに努力を続けられる、前向きな取り組みが求められるのです。

5.好奇心旺盛

動物園や水族館で飼育されている野生の動物やお魚の習性や生態には、書籍に書かれている理論的な知識だけでは対処できない行動を見せることがあります。

また、出産や産卵の場面に立ち会う際には、動物やお魚の体調を見守るために24時間体制で付き添うことがあります。

生き物たちの世話をしていく中で、予期しない行動や出来事に対応するために、勤務時間が不規則で長時間になることがあります。

生き物たちの飼育では、思い通りにいかないことが多々あります。

しかし、生き物好きで、好奇心が旺盛であることで乗り越えることができます。

6.計画性がある

生き物をお世話する中で、とても大切なことは日々の健康管理です。

生き物たちが、健康で元気に過ごせる環境を保つことを常に心掛けなければなりません。

エサの配合や排せつ物の清掃、水槽の水の取り換えなど、生き物たちにストレスを感じさせない生活環境を提供し、健康管理を維持していくためには、計画性のある取り組みが大切です。

また、生き物たちが繁殖し易い環境づくりのために、生き物の習性や生態に合わせて、計画性を持った取り組みを進めることで、住みやすい環境が整い、園内での繁殖や出産を増やすことができます。

7.観察力が鋭い

動物園や水族館では、野生の生き物の健康管理は重要な仕事です。

生き物たちとの意思疎通には難しい面がありますので、健康を損ねていることを見逃さないために、鋭い観察力が必要となります。

日々の健康管理のためには、生き物たちの行動やエサの食べ具合、排せつ物の状態など、きめ細かく観察しなければなりません。

また、繁殖に向けた母体の変化を見逃さずに、出産や産卵の時期を見極める観察力も必要となります。

生き物たちの些細な行動の変化を見逃さない鋭い観察力を持つことで、効果的な健康管理ができます。

健康管理の質を上げることで、繁殖の向上に繋がっていきますので、生き物を増やしていく効果が期待できます。

生き物たちのわずかな体調変化に気づく必要がある

生き物たちの健康管理のためには、些細な変化も見逃さない、きめ細かい観察力が必要となります。

エサの食べ具合や排せつ物の量、行動の変化などを見て、日常の健康状態とは異なる、わずかな体調変化にも気づくための観察力が求められます。

生き物たちが体調不良に陥っても、人間が分かるような意思表示をしてくれません。

ですから、飼育員が生き物たちの体調不良に、“気づいてあげる”ことが大切です。

日々の世話の中で、生き物たちの体調をキメ細かく観察し記録することで、わずかな体調変化にも気づくことが出来るようになります。

8.責任感が強い

動物園や水族館に飼われている生き物には、生態に応じた寿命があります。

毎日繰り返される、生き物へのエサの用意や寝床のワラの取り換え、水槽の水の取り換え作業の良し悪しによっては、生き物たちへの健康状態に大きな影響を与えることがあります。

生き物たちのお世話をする仕事には、一日でも長く健康で長生きしてもらうために取り組む真摯さが大切です。

飼育員の仕事は、生き物の命を預かっていますので、責任感の強さが必要です。

エサの用意や排せつ物の掃除は、重労働の面があると同時に、生き物の命を預かる大切な仕事なのです。

9.緊急時でも落ち着いて臨機応変に対応できる

飼育員の仕事は、生き物の命を預かるため、細やかな気遣いが必要な仕事です。

生き物たちは、気候の変動などで、予期しない体調の変化を起こすことがあります。

また、予想していたタイミングとは異なるときに、出産や産卵を迎えることがあります。

生き物の体調に関わる変化が予期しない緊急時に発生しても、落ち着いて臨機応変に対応できる判断力と知識が求められます。

緊急時の際に飼育員が冷静さを失い動揺すると、動物たちは飼育員の動揺を感じ取り、落ち着きを失い予期しない行動の変化を起こすことがあります。

動物たちが落ち着きを失うと、急に暴走したり暴れたりして、飼育員が危険を感じる場面に追い込まれることがあります。

飼育員は緊急時でも、落ち着いて臨機応変に対応できる冷静さを保つことで、動物たちも動揺することなく騒がずに居ることができます。

生き物たちは、毎日接する飼育員の感情の変化を、敏感に感じ取る繊細さを持っています。

ですから、飼育員は緊急時でも落ち着いて臨機応変に対応できる経験知を持つことで、動物たちに動揺を与えずに済みます。

10.体力がある

動物たちにエサを与える作業の中で、大型の肉食動物に与えるエサの重量は相当あります。

動物園では、多くの動物たちが居住するオリが、それぞれ離れた場所にあります。

このため、離れた場所にある多くのオリ毎に、大量のエサを運ばなければなりません。

また、寝床用のワラの取り換えや排せつ物の掃除でも相当な重さがあります。

時には、大型の動物を運び、オリを移動させる作業もあります。

飼育員の仕事は、重労働の作業が多くを占めています。

生き物の世話は、1年365日、一日も休まずにエサを与えたり、排せつ物を清掃したり、健康管理をしなければなりません。

飼育員の仕事に携わるためには、健康な体力が備わっていることが必須条件となります。

11.コミュニケーション能力が高い

動物園や水族館には、親子連れのお客さんが沢山来ます。

お目当ては、動物たちやお魚の珍しい習性に加えて、動物たちの可愛らしいアトラクションを楽しむために来ます。

ゾウの芸やイルカの迫力あるショーやペンギンの可愛い芸などは、親子連れにとって最高の楽しみです。

親子連れのお客様に喜んでもらうために、飼育員は時には、お客様とコミュニケーションをとる場面もあります。

親子連れなどのお客様に、多くの動物の習性や生態を分かり易く説明する場面も少なくありません。

特に子供たちは、大好きな動物やお魚の特徴を詳しく知りたがりますので、分かり易く説明してあげることで、たいへん喜びます。

動物やお魚のことが益々好きになっていきます。

飼育員には、親子連れのお客様に優しく対応できるコミュニケーション能力が求められます。

また、子どもたちにも喜ばれる優しさを持った心遣いができる、会話能力の高さが必要です。

飼育員が親子連れなど多くのお客様に喜ばれる、高いコミュニケーション能力を発揮できることで、リピーターのお客さんを増やすことができます。

12.相手の立場に立って考えられる

生き物のお世話にトラブルがなく、毎日スムーズに取り組むためには、動物たちとの間に信頼関係を築くことが大切になります。

動物たちやお魚とコミュニケーションをとる手段として、言葉を交わすことは出来ませんが、動物たちも人間と同じように、喜びや怒りの感情を持っています。

動物たちの動作や表情を観察しながら、喜んでいるのか怒っているのかを、動物の立場になって感情を読み解くことをしなければなりません。

飼育員の仕事には、動物たちの立場に立って考えることのできる、きめ細かな感受性が必要です。

13.柔軟な発想ができる

動物やお魚には、それぞれの種類ごとに多様な習性を持っています。

夜行性の動物や、絶えず動き回る動作を繰り返す動物、一日中殆んど動かない動物など様々です。

色々な習性を持つ動物たちやお魚と毎日顔を会わせます。

動物たちの健康管理のためには、それぞれの習性に応じた観察眼と柔軟な発想力が必要になります。

柔軟な発想力を持つことで、動物やお魚の習性に合わせた効果的な健康管理が出来るようになります。

また、それぞれの動物やお魚の習性に合わせたコミュニケーションを心掛けるためには、過去の経験に縛られない柔軟な発想が必要です。

14.忍耐力がある

飼育員は、色々な習性を持つ動物たちと毎日接する仕事です。

動物たちの中には習性により、一日中激しい行動を繰り返す種類や、一日中殆んど行動しない動物など様々です。

いずれも、動物たちとは言葉が通じませんので、コミュニケーションをとることが難しい場面があります。

このため、飼育の作業に取り組んでいる中で思い通りに進まないことが多々あります。

エサを与えるときに飛びついてきたり、排せつ物の掃除の際に騒ぎ出したりすることがあり、作業が思い通りに進まないことが日常茶飯事です。

ですから、動物たちとの信頼関係を損なわないためには、安易に腹を立てない忍耐力が必要になります。

動物たちの健康管理をスムーズに進めていくためには、動物たちとの信頼関係が築かれていることが大切です。

動物たちとの信頼関係を築くためには、それぞれの動物の持つ習性に合わせたコミュニケーションのとり方が必要です。

このためには、動物たちの習性を細目に観察して、毎日の生態記録、行動記録を録ることが欠かせません。

毎日の生態記録や行動記録を続けていくためには、地道な忍耐力が必要です。

15.新しいことにどんどんチャレンジできる

動物園や水族館には数多くの種類の動物やお魚が居ます。

それぞれの動物やお魚の生態には解明されていない面が沢山あります。

動物園や水族館の飼育の仕事には、動物やお魚の生態に適した生活環境を整えるために、日々の行動や習性の記録が欠かせません。

毎日の餌の食べ具合や排せつ物の様子などを観察して、行動記録をとります。

行動記録をとっていることで、今までにない行動の新発見に直面することもあります。

毎日、動物やお魚の様子を観察している中で、書籍には書かれていない珍しい場面を目の当たりにすることがあります。

動物たちは、その日の健康状態や感情、発情の状況により、予期しない行動を見せることが少なくありません。

日々、生き物を世話する中で、新たな発見に驚くことが少なくありません。

ですから、飼育員にとっては、新しい事にどんどんチャレンジできる可能性を多く持つ仕事と言えます。

16.固定概念に縛られない

飼育員は毎日、様々な動物やお魚の世話をしている際に、予期しない健康不良や出産に直面することがあります。

動物たちの健康不良が過去の事例に無い未経験のケースもあります。

また、出産に立ち会う際にも、今までに経験したことのない母体の状態の変化に直面することもあります。

このように初めて直面する状況の中で適切に対処していくためには、今までの固定概念に拘らない新たな発想力が求められます。

動物たちの予期しない健康状態の変化や出産など想定外の状況に直面した際に、適切に対応していくためには、過去の固定観念に縛られない新たな考えや発想が役立つのです。

17.広い視野を持っている

動物たちの飼育方法は、学校で学んできた通りには当てはまらないことが多々あります。

動物たちの持つ習性は一括りにはできない面があります。

それぞれの動物の持つ個性により違いがあります。

このため、教科書通りの飼育方法を当てはめても通用せず、思い通りにはいかない事があります。

動物の生態に固執した飼育方法に拘ることで、動物に大きなストレスを負わせることもあります。

ですから、職場の先輩の経験知に学ぶなどして、広い視野を持っていることが求められます。

固定観念に囚われない広い視野を持って動物たちと接することで、それぞれの動物が持つ個性に合わせた柔軟な健康管理が出来るようになります。

動物の持つ個性に合わせた飼育ができることで、日常接している動物との間に信頼関係が築かれていきます。

18.大勢の人の前に立つことが苦ではない

動物園や水族館の飼育員の仕事には、家族連れなど沢山のお客様に向けた様々なアトラクションを催すことも大切です。

ゾウさんの芸やペンギン、イルカのショーなどのイベントを開催することで、リピーターなどの多くの来客を迎えることが出来ます。

動物たちのショーを担当する飼育員は、大勢の人の前に立つことに慣れていなければなりません。

大勢のお客様の前で動物たちのショーを楽しんでもらうためには、接客業と同じ心構えで芸を披露しなければなりません。

飼育員の仕事には、日常のエサの用意や排せつ物の掃除だけではなく、ショーを運営する際には、大勢の人の前に立つことが苦にならない接客業の心構えも必要なのです。

19.他の人の意見を素直に聞くことができる

動物園や水族館では毎日、動物やお魚たちの健康を維持管理することが大切な仕事になります。

動物やお魚たちの健康管理の仕事は、学校で学んだ教科書どおりの状況が当てはまらない出来事が少なくありません。

ですから、上司や先輩の経験知から学ぶべきことが沢山あるのです。

生き物を世話していくためには、他の人の意見を素直に聞くことができる謙虚さが大切です。

上司や先輩の経験知から学ぶ謙虚な姿勢を心掛けることで、動物やお魚の健康管理に関わる知識が豊富になってきます。

他の人の意見を素直に聞くことができる心構えを大切にすることで、飼育員としての経験知を広げることができます。

20.常に物事を改善できないか考えている

日常の仕事に取り組む心構えが、“毎日同じことの繰り返し”という消極的な考えで取り組む限り進歩はありません。

職種を問わず、どんな仕事でも、日々工夫をする前向きな発想が自分自身に進歩をもたらします。

毎日の仕事を惰性的な心境で取り組むなら、自分自身の進歩は望めません。

日々の仕事に携わりながら、常に物事を「改善できないか」と考えることで、より優れた仕事の進め方を発見できるものです。

飼育員の仕事では毎日、生き物を相手にする健康管理が重要です。

生き物たちの健康状態は、気候などで日々変化することがあります。

また、生き物たちが体調不良の状態に陥ったとき、従来の対処方法では、体調を改善させることが出来ないこともあります。

ですから、過去の事例に固執せずに、常に物事を改善できないかを考える、前向きな発想が必要なのです。

常に前向きな考え方で取り組むことで、生き物たちが一日でも長生きできる健康管理に貢献できるようになります。

21.思いやりがある

動物園や水族館で飼われている生き物たちは、野生の生き物を捕獲して連れてくることが一般的です。

しかし近年の動物保護の考えが高まる中で、野生動物を捕獲することが難しくなっています。

このため、近年では野生動物の捕獲に頼らずに、動物園や水族館で、自ら繁殖させる方法が強く求められています。

動物園や水族館で繁殖させるためには、生き物たちにストレスを負わせずに、安心できる生活環境づくりが大切です。

生き物たちにストレスを負わせないためには、飼育員の思いやりのある接し方が重要です。

飼育員の思いやりのある姿勢で生き物たちと接することで、生き物たちを安心させて、繁殖し易い環境を整えることができます。

生き物たちがストレスを感じない安心できる環境で生活することで、多くの繁殖、出産へと結びついていきます。

飼育員の思いやりにより、生き物たちの出産や産卵を24時間体勢で見守ることで、動物保護に貢献できることになります。

22.気配り上手

動物園や水族館で飼われている生き物たちは、習性という一括りの考えは通用しません。

生き物も人間と同じように、それぞれが個性を持っています。

ですから、日々の飼育方法にも、それぞれの生き物たちの個性に合わせるため、寝床用ワラの敷き方など、少しずつ異なる部分があります。

生き物たちの個性に合わせた飼育方法が健康維持につながっていきます。

飼育員は、生き物たちの個性に寄り添う気配り上手でなければなりません。

飼育員が気配り上手になることで、生き物たちにストレスを感じさせない快適な生活環境を保つことができるのです。

23.企画やイベントなどを提案するのが得意

動物園や水族館にとっては、多くのお客様に来ていただいて楽しんでもらうために、動物たちやお魚たちの特徴を活かしたショーを催すことが大切な取り組みになります。

多くの家族連れなどのお客様に来ていただくことで、施設の運営や経営面に貢献できます。

ですから、飼育員は、動物たちやお魚たちの生態や習性に関する知識ばかりではなく、企画やイベントなどを提案・運営する発想力が大切です。

日々の飼育作業の中で、動物やお魚の生態や習性、行動を観察しながら、イベントに結びつくアイディアを考える必要があります。

飼育員には、動物特有の行動の特徴を芸として活かしていくヒントを発見する観察力と発想力が必要です。

動物特有の習性や行動の特徴を活かした数々のイベントやショーを提案することで、動物園や水族館へ来るお客様が増える効果が期待できます。

飼育員は動物やお魚の習性を活かしたショーを、多くのお客様に楽しんでもらうための企画・運営に関わる能力も求められているのです。

生き物の魅力をたくさんの人に知ってもらう

飼育員は毎日、生き物の世話をしている中で、動物やお魚の行動に思いがけない発見をすることがあります。

動物たちには色々な個性がありますので、行動習性も多様です。

色々な興味深い行動習性について、家族連れなど多くのお客様に知ってもらうことで、動物園や水族館の魅力が高まっていきます。

生き物の魅力を沢山の人に知ってもらうことで、動物園や水族館の楽しさをアピールすることにつながります。

動物たちやお魚のショーを多くの人に楽しんでもらうことで、生き物たちが持つ習性の意外な面も知ってもらうキッカケになります。

子供たちにとっても、動物たちの習性を沢山知ることで、動物たちの生態の知識が増えることにつながります。

24.1人で抱え込まない

動物園や水族館で飼育されている生き物たちは、野生の本能を失わずに持ち続けています。

このため、動物たちを驚かせたりすることで行動が急変し、飼育員が危険を感じることがあります。

動物たちの危険な行動は、時にはお客様へ危険を及ぼす事もあります。

ですから、危険を感じた時は、自分1人で抱え込まずに、他の職員にも知らせて情報を共有することが大切です。

情報共有することが大切

動物園や水族館での毎日の飼育作業の中では、動物たちのエサの食べ具合や排せつ物の変化などを記録しながら動物たちの健康状態をチェックしています。

記録している中で、日頃と違った変化が観られた場合は、動物たちの健康状態を注視します。

もし、健康状態に異常などの変化が見られた場合は、他の職員や獣医と情報共有することで、適切な対応が出来るようになります。

また、動物やお魚の出産や産卵のタイミングが予定通りに起きないこともあります。

予想の時期とは異なり、急に生じた場合などには、獣医や職員同士が情報共有することで、タイミングを逸しない適切な対応ができます。

生き物の健康管理を適切に進めていくためには、関係者が日頃から情報共有することが大切です。

25.自分の体調管理がしっかりできている

生き物の飼育は、1年365日、1日も休むことが許されない仕事です。

勿論、職員同士が交替で休日をとる勤務形態になっています。

日常のエサの用意や排せつ物の掃除にあたり、大型の動物の場合は、体力が必要になります。

大量で重いエサ運びが必要です。

また、大量の排せつ物の掃除が必要です。

生き物たちの習性に合わせて、早朝からの勤務や夜行性の動物の世話のため、深夜の作業が起きることもあります。

時には、飼育している生き物たちの健康状態が急変した時や、出産や産卵を迎える際には、24時間体制で対応することもあります。

このように、飼育員の仕事では体力を使う場面が多くて重労働になります。

ですから、飼育員の仕事に就くためには、自分の体調管理がシッカリ出来ていることが必須条件となります。

飼育員になるために行動を見直してみよう

飼育員の仕事に就くためには、第一に動物やお魚などの生き物が大好きでなければなりません。

飼育仕事の内容は体力を要する作業が中心になりますので、「生き物が大好き」という考えだけでは、仕事を続けていくことは難しいです。

また、生き物たちの行動には、生態や習性で一括りにはできない多様な面を持っています。

季節の変わり目や発情期などに起きる、予期しない行動の変化や野生の本能をむき出しにして、危険を感じることがあります。

一方、沢山のお客様に楽しんでもらうためのショーやアトラクションを催します。

ゾウの芸やイルカのショー、ペンギンのアトラクションを催すためには、ショーの企画、運営力が求められます。

多くのお客様に楽しんでもらうためには、お客様と快いコミュニケーションを交わせる能力が必要となります。

このように、飼育員の仕事は、「動物が大好き」だけでは、乗り越えることが難しい仕事が沢山あります。

動物への知識だけでなく、幅広い実践能力を持ち合わせていなければなりません。

また、動物たちとの間に信頼関係を築いていくためには、結果を急がない柔軟な考え方と忍耐力を持ち合わせた人柄が求められます。

飼育員の仕事は、様々な個性を持つ生き物と毎日“向き合い”、信頼関係を築く仕事です。

あなたの個性と動物の個性が1対1で、“向き合う”ことになります。

飼育員を目指す、あなた自身の「人間性」が問われる仕事です。